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怪物対怪物

ウルトラ、エンジェルーーー!!



ボルマスと奴の戦いの余波は拠点にいる者達にも伝わっていた。爆発音と魔法による極光により誰の目にも止まっていた。


「この感じは、ボルマス様!」


エレンシアは何者かとボルマスが戦っている事に気づく。だがあの洞窟に連れていったレオノート達が居なかったがその問題もすぐ解決する。


「エレンシア!ボルマス様はどうだ!」

「レオノート様!」


後ろからレオノートが声を掛ける。後ろにはマリア達も居る。あの大迷宮の穴から出てきたのだ。

レオノートはこの様になった経緯を話していく。


「なるほど。あの原始人みたいな恰好をした人は、相当な秘密がありそうですね」

「いや別に原始人ではないと思うが」

「原始人のことはどうでもいいです。先ずはボルマス様の援護をしますよ」

「そんなことって。君が振ったんじゃないか」


エレンシアの天然ボケにレオノートはツッコミを入れるが無視され、エレンシアとレオノートはボルマスの援護に向かう前に。


「マリア様。ご主人様が帰ってこられた際の説明役として残って貰えますか?」

「えぇ。我らが主の御耳に必ず入れましょう」

「ありがとう御座います。行きますよ、レオノート様」

「何故俺だけ、毎回雑なんだ」


エレンシアとレオノートがボルマスの援護に向かう。

ボルマスは奴と空中で戦っている。奴の連撃を捌きながら、ダメージを与えていく。蹴り、拳、魔法とその一発一発の威力は途轍もなく。地上で戦っている時は地面が砕け、木々が倒れクレーターが出来るほどである。

そんな中にエレンシアとレオノートは魔法を放つ。


「<黒炎圧縮球(ブレズリード)>!」


レオノートの黒炎球が奴に命中する時、エレンシアが魔法を発動する。


「<獄炎封殺結界(ガルノバング)>!」

「お前達、来たか!」

「少しながら、加勢させていただきます」


奴と黒炎球が結界で閉じ込められ、黒炎球が爆発する。本来は黒炎球の爆発により発生する衝撃波を結界で閉じ込めた為、奴は摂氏一万度の炎と衝撃波をもろに食らう。だが戦核魔法にまで耐えられた存在がこの程度でやられるはずもない。

奴は結界を破壊し、ボルマスに接近する。


「何故、彼奴はあそこまでボルマス様に執着する」

「アレじゃないですか。好きな人にそっくり。とか」

「そんなわけあるか」


レオノートはエレンシアにツッコミつつボルマスの接近を阻止する。


「ふん!」


エクスカリバーで奴の右腕を切り落とそうとするが、エクスカリバーは弾かれてしまう。だがそれだけで終わる訳はなく、二撃、三撃と連撃を入れていく。


「硬い。聖剣じゃダメか。ならこれでどうだ」


レオノートは魔法陣を展開し放つ。


「<霊子収束崩(アストラグレイサス)>!」


レオノートの戦核魔法が放たれ、奴の上半身が吹き飛ぶ。レオノートは上半身が吹き飛んだ為、流石に死んだだろうと思ったが。


「なに!」


奴はまだ死んでいなく、高速で上半身の再生を始めた。其処へエレンシアがレオノートが放った戦核魔法を放つが避けられる。


「これでもダメか」


レオノートがそう言っている間にも奴はボルマスに近付く。奴は大量の火球をボルマスに放つ。ボルマスはそれを容易く避けるが、一つの球が軌道を変えてボルマスの顔に当たりそうになるがそれを反射的に掴み、投げ返す。

投げ返した球は避けられ地にあたる。地に当った火球は爆発を起こし直径六メートルのクレーターを作る。


「あんな危険な物打ってくるんじゃ、ねぇ!」


ボルマスは近付いてくる奴に魔法を放つ。が今度は学習したのか魔法障壁を張り魔法攻撃を防ぐ。


「ならこれでどうだ」


ボルマスが至近距離まで近付き、回し蹴りをする。奴はそれを簡単に避け、無防備な背中を殴ろうとするが、気配を消し近付いてきたエレンシアに逆に背後を取られる。


エレンシアはその手に超大型の銃を持っていた。その名は、セミオート式四十ミリ怪物用カノン、デグラス・ツェンロ。装弾数は弾倉に五発、薬室に一発の合計六発。長い砲身が特徴の武器だ。


「僭越ながら。さっさと死んでくださいませ」


エレンシアの冷たい笑顔で零距離からの射撃。あらゆる怪物を屠ってきた武器は此処でもその威力は健在。爆裂徹甲魔弾を使っている為、簡単に奴の身体を貫き爆発する。すべて撃ち尽くすとデグラス・ツェンロを魔法収納にしまう。次は魔法で奴を氷漬けにする。


「<氷結大牢獄(エブラチェンゴレル)>!」


奴は全身を氷漬けされたことで地面に落下する。一時的に動きを止める事が出来たがそれも長くは持たないだろう。


「どうしますか。このままではまた暴れだしますよ」

「わかっている。だからあれを使う」

「アレとは?」

「天魔祭に使う、大結界次元領域(ジネイブス・エストリード)だ」


エレンシアが目を見開くがすぐ納得する。


(あの結界ならば、ボルマス様達が全力で戦っても問題ありませんね。それに彼奴はそこから死ぬまで出られない)


エレンシアは拠点に戻り皆に大結界次元領域を使うことを伝える。皆驚いていたがその中なら全力で戦えると喜んでいた。


「ですので皆様、早急に準備に取り掛かってください」


大結界領域、それは天魔祭で使われる結界。星を破壊する一撃でも壊れない彼らの誇る大結界。これを使用するには何十人者の結界師やスキルを使わなければならず、造るにも時間がかかる。

その中心となっているのがミュウラーだ。


高身長に黒のロングヘアの女性。白の縦のセーターにジーパンといったラフな格好にサングラスを掛けている。

ミュウラーは優秀な結界師で大結界の核となる人物であるが勿論彼女一人だけにやらせる事はない。何人もの結界師がサポートする。

ミュウラーは拠点に落ちた奴を中心に大結界領域を造っていく。


「もう直ぐで、出来上がるぞ」


黒の幕が奴を覆い隠す。幕は一切の光を遮断し中は四次元空間になっている。


「出来たぞ!全員中に入れ!」


ミュウラーの合図でボルマス達が中に入っていく。

中は前居た世界の日本の首都、東京渋谷スクランブル交差点だった。




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