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異世界について

生きてるぞー。また説明回だよ~


 アクローム達が乗る車が拠点を出発してから、二時間が経過していた。森は以外にもクーガーHEが通れる位には幅がある。途中ディアンが乗っていた馬車の残骸を発見し、その残骸から無事だった荷物をクーガーHEに載せ、ドワーフの国に向かっていく。

 道中魔物などが襲って来ようとしていたがアクローム達の絶大な覇気を出すことによって襲われることはなかった。


「あの~。少し聞きたいことがあるのですがいいでしょうか?」

「何だ?」


ディアンは後ろの席から運転席にいるアクロームに声を掛ける。


「アクローム様達は、異世界から来たと仰っていましたが、アクローム様は異世界召喚されたのでしょうか?それとも、異世界転移してきたのですか?」

「――何故そんなことを聞く?」


 アクロームは当然の疑問を返す。


「何故って、この世界は時々ではありますが異世界の人物を召喚したり、異世界から転移してくることが稀にあるんですよ。私達はそれを異世界人と呼んでいます。と言ってもまぁ、異世界人がこの世界に来るのなんて本当に稀なんですがね」


 ディアンの長い説明が終わり、ディアンはぐいぐい攻め、早くアクロームの答えを聞きたそうだ。


「それよりどうなんですか。召喚されて来たんですか、それとも転移して来たんですか。私、異世界人に会うの初めてなんです。一体どちらなんですか!」


アクロームは少し言い淀むが。


「――転移の方だ」

「おぉ、転移ですか!」


 アクロームは正直に答える。クーガーHEの運転を電脳メアノーズで自動運転モードにしてアクロームは思考を高速に回転させながら考えていた。


(異世界召喚による異世界人の召喚。ディアンは異世界人が来るのは稀と言っていた。だがディアン程の商人が異世界人がいることを知っているとなると、ドワーフの国王は勿論。大国の国王も知っている可能性大だな)


 あらゆる可能性に更に思考を巡らせて、考えてゆく。一秒が一分に一時間と感じるほどに思考を巡らせていく。


(それこそ異世界ラノベ定番の異世界の国から召喚された人物が国に強制的に隷属させられている可能性もあるが。兵器として使われている可能性は低いはずだ)


 何故アクロームは異世界人が兵器として扱われていない可能性が低いと考えるのは何故か、それはとても単純な事だからだ。

 まず、異世界の定番と言えばチート能力と呼ばれるものだ。あらゆる異世界転生・転移・召喚物においてチート能力はもはや伝統と言ってもいいだろう。特に召喚物に関しては大体の作品において、能力は様々なれど強大な力を持って召喚されることが多いからだ。

 もし仮に悪の国が異世界から召喚した人物を隷属しようとし、失敗してその強大な力でもって返り討ちにあったら目も当てられないからだ。

 だが、必ずしも召喚された人物がチート能力を持っているわけでは無い。力がない者をわざわざ兵器として重宝することはないからだ。

 それによくSF系アニメやゲーム・漫画・ラノベに出てくる言葉がある。それは❝兵器に心もしくは感情は必要ない❞である。この言葉通りよく人型兵器が出てくる作品には心を持った兵器は実は悪の存在が造って、悪役が人型兵器の心を消そうとして逆に反発を喰らいやられる。そういう展開をよく観るだろう。

 実際にアクロームもそういった場面に出くわしてるし、何なら心を持った兵器なら自分たちの所にもいる。

 この通り心がある限り、兵器として利用するにはリスクが高すぎるのである。ただし、あくまで“可能性が低い”ということで完全なゼロということではない。

 この世界にチート能力を持った人物を越える。まさに規格外と言えるような存在がいないとも限らないからだ。勇者や魔王、神、そして億を超える平行世界、異世界に行き数多の怪物や英雄・勇者・魔王・神・異世界人・世界すらも征服し滅ぼしてきた❝自分(アクローム)❞たち。だからこそ可能性をゼロではなく低いと評した。


(この考察があっている事を切に願おう)


 アクロームは考え事やめ、前を向きドワーフの国までまだまだかかりそうだと思う。


(あとどれぐらいで着くかわからないが長旅になりそうだ。とりあえずゼノやボル達にこの考察と情報を共有しておくか)


 そんなことを思いつつもきっちり情報共有するために電脳(メアノーズ)を使いディアンの話の録音と自分の考察を送信する。


『シースクカイス、データ化したこれをゼノやボル達に送ってくれ』

『了解しました。データを送信・・・送信完了しました。何かまだご用はおありでしょうか?』

『特にはない。待機しててくれ』

『了解しました』


 アクロームは車の速度を上げ、その後をゼノバルトの車両が後に続き、ドワーフの国に向かう。



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