ドワーフの商人前編
勉強、アニメ、小説、うっ頭が、説明が長くて多すぎる。
数分後、デトナがドワーフの商人を連れて来た。商人は周りをきょろきょろと見渡していた。デトナがアクロームの前まで商人を連れて来た。
「この度は、私の命を救っていただきありがとうございます。私の名前は、ディアン・ロックランと申します。ドワーフの国、ガイアドラグーンでドワーフ王の御用達、ロックラン商会の会長をしております」
ディアンはアクロームを見るとすぐに頭を下げお礼を言う。見た目はどこにでもいるような好青年が御用達の地位についていることにアクロームは少し目を見開いた。
「命を救ったのは俺じゃなくてデトナだ」
「おぉ、そちらの方はデトナ様というのですね!助けていただいてありがとうございます」
ディアンがデトナに頭を下げる。
「別に気にしになくていい」
デトナが素っ気なく返す。
「とりあえず座ろう」
椅子に座るとディアンが頭を深々と下げる。
「さて、私はあなたたちに命を助けられました。ですので、何か私に出来る事があれば何でもいたしましょう」
アクロームはそれに対し即答した。
「それじゃ。地図はあるか」
「地図でしたらここに」
ディアンは背負っていた鞄から地図を取り出し、机に広げた。
「今俺たちがいる場所は、分かるか」
「はい。いま私たちがいるのはここ、この世界で最も大きい土地。へルグラン大森林です」
「へルグラン大森林か」
世界で一番大きい大森林。地図を見る限り、どの大国よりも大きい場所で地図の四分の一ほどをヘルグラン大森林が占めている。
「他の所も詳しく教えてくれるか」
ディアンは話を続け、北にはドワーフの国、ガイアドラグーンと言う国があること。ガイアドラグーンは三千年の間一度も負けたことのない大国で、中立国にして多種族国家。一番多い種族は勿論ドワーフ。他にも、エルフ、人間等がいること。
そして特産品。特産品はドワーフといえば定番の武器や防具などである。ドワーフの武具はとても質が良く他の国からドワーフの武具を求めてわざわざ買いに来る者もいるとのこと。
ドワーフの国は貿易も盛んで、この世界で貿易出来るルートは陸を通るしかなく、陸のルートで一番安全なのがこのガイアドラグーンと隣国のアルファルト王国を通るルートらしい。
「何故、ガイアドラグーンとアルファルト王国を通るルートが一番安全なんだ」
なぜこの二つの国が一番安全かというと、ガイアドラグーンの北側の海は酷い嵐が一年中起こり、止むことはなく、途轍もなく寒い。逆に南側は、このへルグラン大森林。別名、魔物の楽園と呼ばれ、ここを通ることは商人とって死を意味する。
「と、こんな感じです。まぁ、私は興味本位で来て死にかけましたけどね!ハハハハハ!」
アクロームの目がジトっとした目でディアン見る。
「ま、まぁ、それはとりあえず置いといて続きを、ここを通るのが死を意味するのなら空を飛んで、と思いますが、空は陸より危険です。空には、スカイドラゴン、アーマーバード、ブレイブバード、サクロンボルトイーグルなどがいて万が一助かっても落下して死。落下して助かってもへルグラン大森林の魔物に食われて死。まぁ、空飛んで貿易なんて出来ないんですけどね」
「何だ、出来ないのか」
「まぁ、空を飛ぶ乗り物自体はあるんですけどね」
話を戻すと、南側は北側の海と違って気候も穏やかで一年の大体が晴れだが、酷い嵐で海にいる魔物が少ない北側と違って南側は、異常なまでにいる。
酷い嵐から逃げてきたように南側は、滅茶苦茶、沢山いる。ここを通ろうとした者は、船底に穴が開き、そこから浸水して沈没。船が切断、叩き折られるなんてまだ優しい方、丸々一隻の飲み込まれる事だってある。
「とまぁ、こんな感じにガイアドラグーンとアルファルト王国を通るルート以外安全じゃないんです」
「なるほど。なら、この島を経由すればいいんじゃないか?」
アクロームはへルグラン大森林から少し離れた島に指をさした。
「確かにこの島を経由すれば良いという案はありましたが、この島に着く前に魔物にやられて辿り着けないんです」
「ふむ」
アクロームはすこし思案した後、ディアンに話の続きをさせる。
「そうか。じゃあ、他の国も教えてくれ」
「分かりました」
ディアンは話の続きをする。ガイアドラグーンの隣国、アルファルト王国は貿易と農業が盛んな大国ということ。
次にこのへルグラン大森林の東の国、セブライト帝国はほぼ鎖国状態で、あまり情報がない。唯一の分かっているのは、この世界で、最も強い国の一つだという事。
「セブライト帝国については分かっているのはこれだけです。すいません」
「別に構わない。早く話の続きを」
「わかりました。次は、西の国々を紹介します」
次はアルニウス小国連邦。この国はその名の通り小国が集まって出来た国で、主に農業で資金を得ている。その隣にある小国、ニルラット王国。ここは唯一小国連邦に統合されなかった国です。何故かと言うと、小国連邦が出来た時。小国連邦が出来る前の国々がニルラット王国に半場脅して、我々の国の一部になれと圧力をかけたが。
ニルラット王国お得意の情報収集で圧力をかけていた国の機密情報や汚職や不正の証拠などを突き付け、統合するなら世界にこれをばらすと逆に脅しを掛けて統合されなかった。
だがこれは大分昔の話なので、今は良好な関係を築いている。それに、この国にはとても大きな宝石鉱山があり。この宝石鉱山から採れる原石を加工し、他国に売り出すことで、この国は成り立っている。
「次は」
「――待て」
ディアンが次の国について紹介しようとした時、アクロームが待ったをかけた。
「少し、頭を整理してもいいか?」
「わかりました。少ししたら、再開しましょう」
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