プロローグ 新たな世界へ
これから末永くよろしくお願いします。
西暦一五〇〇〇年。世界は、滅亡した。
神、竜、精霊、妖精、エルフ、人間が絶滅し、3000年にも及ぶ終末戦争、別名、絶滅戦争が終わり、残ったのは、天使・悪魔だけだった。
残った2種族は世界を再生することが不可能と判断し、異世界に逃れることを決定した。
〇×□△
西暦一五〇〇〇年三月二四日。東京。渋谷スクランブル交差点。午前7時。
瓦礫の山をメイド服を着た女性が登り、上にいる男に近づいていく。
そして、登り切ると。
「全員集め終わったか?」
と上にいた男が話しかけてきた。
「はい、全員集め終わりました」
<大規模異世界転移>を発動する。お前も魔法陣の中に入れ」
「かしこまりました」
「それじゃ始めるぞ」
瓦礫の山からメイドと一緒に下り、スクランブル交差点に描かれている魔法陣の中心に向かった。男が魔法陣の中心に来ると、右手を前に出し、転移魔法を発動した。
魔法陣が眩しく光だし、一瞬のうちに魔法陣の上にいた者たちが消えた。
〇×□△
<告。この世界に転移してくる者たちを確認しました。天使、悪魔の存在を確認。この者たちを世界に定着化させます。・・・失敗しました。再度実行。・・・失敗しました。・・・解。この者たちの、能力、存在核を二段階下げ、定着化させます。・・・成功しました。・・・これにて全工程を終了します>
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