第六章のあとがき
はい、どうも作者です。
次章でとりあえずの一区切りです。
この作品は【残酷描写有り】【暴力描写有り】【性描写有り】にチェックをつけたダークファンタジーです。
どのような結末でも受け入れる覚悟のある方だけに読んで頂ければと思います。読者様のリアクションは有難いのですが、数少ないリアクションでこんなの期待したのと違うとか文句言われるのが辛いので勘弁して頂きたいのです
(別作品でそんな事もあり、ついに感想がついた、と喜んでたらただの文句だったので心折れます。。。)
本作は圧倒的な力をもつ主人公が敵を薙ぎ倒していくような爽快感ある明るいファンタジーではないです。300話以上ここまで読んで下さった方はよくご承知かと思いますが、改めての注意書きとなります。
■各話のタイトルについて
長いおはなしなので後から読み返す時にぱっと内容がわかるようにつけているのであまり深い意味はありません。
ですが、次の2話については少し思い入れのあるタイトルをつけました。
前編・第31話『もう少し時がゆっくり流れてくれたら』
後編・第5話『もっと早く時が流れてくれたら』
昔にあった時代劇の白虎隊の主題歌『愛しき日々』を思い出しながらつけたタイトルです。歌詞の引用はいろいろ面倒なので割愛しますが、彼らの不器用さ、頑なさ、真面目さ、生き急いだ事を笑うだろうか。もう少し時の流れがやさしく、ゆっくりだったならば、という歌です。
作者はがきんちょの頃、あの顛末、落城誤認説を本で読んで正直笑うというか、馬鹿馬鹿しいと思いましたが、時間が経ち、たまたまあの歌を聞いて何とも優しく哀しい曲だと思ったものです。落城誤認説を信じたままからの想いなので尚更です。
自分の作品のキャラクターの心情を作者が本文の外でこうだ!と書くのは少しイヤなので避けたいですが、エドヴァルドとコンスタンツィアそれぞれの焦る心をタイトルにしてみました。
【その他】
いろんな国の民話などをもとにしたエピソードを書いていますが、レクサンデリとカトリネルの件は最上の駒姫を参考にしています。他にもちょろちょろと国内外の歴史上の事件などをもとにしたエピソードがあります。
もともと300話、100万字くらいを目標にしてきましたが推敲しているうちに少々付け足し過ぎてオーバー気味になり、そろそろ締め括りに入ります。では、あともう少しだけお付き合い下さい。




