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荒くれ騎士の嘆き歌  作者: OWL
第五章 蛍火乱飛~後編~(1430年)
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番外編 蠢くものたち②

 帝都の北にある山中の館で二人の男女が慌ただしく動く軍団兵が闊歩する帝都の街並みを見下ろしていた。


「困った事をしてくれたものだ。僕は大火を起こすなと言ったはずだよ」

「儂は何もしとらん。勘違いはよしてもらたいのう。どんな屈辱にも黙って耐えてやっていたというに」

「へえ、あれで?」


紳士は嫌味たっぷりと少女に言い放った。


「・・・お主は人間にしては随分と賢いらしいな」

「何だい急に?あてつけかい?僕の成績を随分抜いたみたいだね。君は神童とか呼ばれているそうじゃないか」

「ああ、時々そう呼ばれる事もある。お主もそう呼ばれておるじゃろ?」

「・・・」


嫌味の返しに紳士は苛立ちを口にしようとし、それから押し黙った。


「ふ、他にも悪だくみをしている連中がいるとは思わん所が珠に傷じゃな」

「誰かが僕らの計画を利用していると?」

「さて・・・或いはお主の身内やも」


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2022/2/1
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