第五章 前編 なかがき
はい、どうも作者です。
1430年はかなり長くなりそうですので6月で一旦区切りたいと思います。
恐らく前編、中編、後編(?)になると思います。
180話もかかってようやく出会いの時が来ました。
いやー、長かった。最初の予定では30話~50話くらいの筈だったのにいまだスタートラインにも立っていないとは想定よりも大分伸びちゃいましたね。
歳の差もあるし出会いが出会いなので完全に子ども扱いだし、この先もまだまだ長くなりますが、どうぞお付き合いくださいませ。
さて、今後ですがエドヴァルドを襲った暴漢は何者か?(しらじらしい・・・)
再び病院送りになったエドヴァルドはまともに学院生活を送れるのだろうか、主人公達をよそに起こる政変はどのような影響を与えるか、の辺りが中編になり後編は全然別のキャラクター達による帝都のドラマが描かれる予定です。
前編の終盤ではイルハンは既に通学を始めているので一年生に何人か知り合いが出来ていますが、そちらを書くとまた登場人物が一気に増えてしまうし、どうしても今すぐ語る必要もないかなと思いましていったん削りました。エドヴァルドが通学し始めれば学院のキャラも出てくるかと思います。
度々触れられているコンスタンツィアの並列魔術処理用の仮想脳ですが、とうとう人格が出てきました。コンスタンツィアは心の中で脳内会議をする際にそれぞれに母の名前をつけて役割を振っています。
「・・・」を多用するのが疑り深い性格のエウフェミア
やたらとハイテンションな時があるのが引き籠りの天才児メルセデス
ぶっちゃけ色情狂で色事に興味津々なのがシュヴェリーン
母性的で素朴なのが大コンスタンツィア
コメディ的な脳内会議の模様も書いたりしましたが、やっぱりそういうのは得意じゃないし雰囲気壊すかなーと思ってお蔵入りです。
家庭教師のアーティンボルト先生のモデルになっていた時に表に出ていたのはエウフェミアで、ソフィーに誘われて港近くの盛り場に遊びに行ってはしゃいでたのが庶民好きなメルセデスです。
性格があまりにも尖った感じのキャラクターってどうも書くのが苦手で話し方も似通ってしまい、書き分けが難しい今日この頃、不自然な文章をどうしたものかと悩んでおります。
キャラクターも多すぎるし、台詞だけだと誰がなにしゃべってるかわからないのもあり、一人称でわかるよう整理してみました。
【私】大半の人。
【わたし】ちょっと緩めのキャラ。
ナリン、ノエム、マーシャ、イルンスール
【わたくし】固めの性格の貴婦人やお嬢様キャラ
コンスタンツィア、エイレーネ、プリシラ
【あたし】はすっぱな姉御キャラ
レベッカ、アン
【妾】身分の高い女性(高級娼婦含む)
同盟市民連合にいた生神様。アイラ
【拙者】古風キャラ。帝国内での翻訳上の都合なので帝国人にはいない。
シュリ、フランデアン騎士エルマン・ザルツァ(故人)
【儂】老人キャラ。
イザスネストアス、オットー・ビクトル・クリストホフ・ダルムント、マヤ(例外)
【余】身分の高い男性
皇帝
【ボク】中性的なキャラ
イルハン
【僕】やや子供っぽい男キャラ
エドヴァルド、ファスティオン、シュテファン
【俺】大半の男性キャラ
エドヴァルド
※注釈
エドヴァルドの場合は『私、僕、俺』と状況に応じて使い分けている感じです。
少しお休みを頂いてから中編開始予定です。
それではまた!




