第四章のあとがき
【カタカナ語について】
突然ですが、本作では作中の会話で出来るだけカタカナ語を使わないようにしています。
使うと現代的な印象が強まって、作者にとって非現実感が損なわれファンタジーらしくないと感じてしまうからです。
地の文でも出来るだけ避けていますが、近代的な帝国側では多少使います。
『ホテル』『カフェテラス』『ベッド』とかですね。
東方圏では宿屋、旅籠、飯店、喫茶店、寝台とかで済ませるようにしています。
この辺は趣味と感覚の世界のこだわりです。
西方圏は英語系の単語が多く、帝国はいろんな地域がごちゃまぜです。
【死霊魔術実験について】
さて、第四章を書くにあたり悩んだ事があり『シャフナザロフの実験』についてどこまで書くかということです。
死霊魔術の実験(実験体生産の為にひたすら産ませて殺して疑問を持たせないように従順にする)は詳細に書いたら悪趣味過ぎるかなと思い、表現を和らげて大まかな説明だけにしました。探せばいくらでも悪趣味なフィクションもリアルカルト団体の事件もあるでしょうから、別に書く必要ないかな、経緯だけ分かれば十分かなと割り切りました。
【目下の悩み】
これまで長編を3作品書いてきて、どれも約100万字ほどですが今回もそれくらいの分量で完結を目指しています。ただ、今回は予定よりも既に三倍くらい膨らんでしまいました。(既に50万字オーバー、長すぎるので中盤以降の軌道修正検討中)
次の第五章も下書きを書いたのは一年前でただいま推敲中ですがかなり書き足し中です。推敲中に設定と見比べて「あ、これ説明するの忘れてた」と追記したりしてあれこれ時間がかかってしまっている状態です。
あちこちの地域と年代で起きている状況の整合性を合わせるのが難儀しています。。
某ギャラクターの生まれた年を単純に10年間違えてて慌てふためいたりとか・・・。
目下というかずっと悩んでいる事はいくら更新してもPVが10話くらいで止まってしまう事。九分九厘エドヴァルドが登場する辺りでギブアップされてしまうのではないかと考えています。
編集作業やら第五章の推敲でしばらく更新間隔が空くかもしれません。
お待ちいただく事になって済みませんが、今後とも応援よろしくお願い致しますm(__)m
第五章はいよいよボーイミーツガールというかボーイミーツレディ編です。