第三章のあとがき
はい、どうも作者です!
第三章は如何でしたでしょうか。
あらすじにも書いていますがとある事情で人の成長が若干早めです。
時代的なものではありません。
そのせいで読者の方にはちょっとキャラクター像がつかみにくいかもと懸念しています。
そんなわけで今回は本文ではちょっと書きづらい設定まわりの注釈をいれておきましょう。
エドヴァルドが生まれたバルアレス王国は東方圏南部にあたります。
大陸は全て陸続きですがeの左右が反転して中央を下へ引き延ばしたような形状です。真ん中の部分が帝国本土ですがインドみたいな形ででっぱっていて東西の内海はまんま地中海のようなイメージですね。
国の数はだいたい200ほどですが、半分くらいは東方圏に属しています。
南方圏の人の肌は色黒、北方圏の人は色白、中央の帝国は混血が進んで色々な感じです。
髪の色は東方圏は緑、茶色、南方圏は赤、西方圏は白金、北方圏は黒、銀、帝国は金髪が主ですが染めている人も多いです。
基本的に五行思想の五色の配色ですね。
この世界の水神は境界線の守護者でもあるので北方圏以外でも信仰している民族が点在しています。その為、黒髪の人はそこそこ世界各地にいます。
この世界の歴史では最初に帝国を統一したスクリーヴァが東方圏への侵攻に失敗していますが、木剋土で相性が悪かったせいです。この世界の神話で世界樹が金剛神に断ち切られてしまったのも金剋木の成り行きでした。
帝国が北方圏を最初に制圧したのも相克関係から土剋水で勝ちやすかったから。まあこんな感じで第一章に載せた歴史年表には意味があったりします。
なまじ舞台を大きくしてしまい細かい説明に本編を割くといつまで経っても終わらないのでざっとした感じにまとめましたが、舞台となる土地、思想、人種の大まかなイメージは掴めたでしょうか。




