レベルアップと一次進化
ブクマ100突破していたので感謝の前倒し。
ノワールの目指す戦闘スタイルは某デビルハンターみたいな感じです
10/29後書きに本文中の無双の真相を追加しました。
6.レベルアップと一次進化
夕食後にお風呂入ったりしてあとは寝るだけにしてから再ログイン。…いつものように夕食に青羽が乱入してきたけど。聞きたいこともあったし丁度良かったと思うべきかな?
聞きたかった事とは人外種のスタート地点のこと。町ひとつとかなり広いのにプレイヤーがひとりとして居なかったから気になったんだよね。
答えから言うとあの場所は私専用エリアということ。マップ的には種族毎に同じ場所にあるけどその種族は個人用エリアに飛ばされる仕様らしい。
一応PT組むことで同じ場所に行けるらしいけどそこまでして行くメリットは無いんだとか。
ちなみに人間種のスタート地点である通称始まりの町の東西南北それぞれにあり、東の崖近くの墓地に不死種、南寄りの西の廃墟に吸血種、南の森に亜人種、北の遺跡に機人種のスタート地点があるらしい。
あとはゲーム内での掲示板の使い方を教えて貰った。早速掲示板を覗いて情報を集める。ふむふむ。ステータスの関係上基本的に種族レベルよりスキルレベルの方を優先して上げる方が強くなりやすい。ただ人外種で純魔法使いタイプでないならば先に進化を狙った方が動きが良くなって結果早く強化できると。
未確定だけど間違いないだろうと思われる経験値アップのボーナスも3つ書いてあった。それによると、
1.ノーダメージで敵を倒し続けるコンボキルボーナス
2.同時に複数倒すマルチキルボーナス
3.PTで複数が連携して殴る連携ボーナス
この3つがあるのだという。1つ目は自傷系スキルはノーカウントだとか。3つ目はともかく他は頑張ってできないかな?範囲技無いから工夫は必要だけど。
こちら現場のノワールです。今は廃墟の町に来ています。見てください、この人?の数!
…何してるかって?敵の間隔が離れててコンボが繋がらなかったから釣って集めようかと思って。最初はちょっとずつ集めてたけどだんだん楽しくなってきて気付けばご覧のありさまだよ!その数100くらい。…そろそろ殺りますか。
Lv10まではデスペナ無いらしいから最悪ゾンビアタックするつもりで気楽に逝きましょう。
まずは先頭の顔面めがけて『ブラッドアンカー』からの『ブラッドリール』!顔面パンチで吹き飛ばしつつ横薙ぎ『スマッシュ』!着地後即【脚力強化】の初期アーツ『ステップ』で硬直キャンセルさせつつ退避。
うーん……思ったよりダメージの入りが弱い?今までの体感的にもう少し減ってるはずだけど…。どちらにせよ消費が多すぎて途中で息切れするのは間違いないかな……。だったらもう1つ思い付いた方法で!
『ブラッドアンカー』から『ブラッドリール』はそのままで今度はそいつを踏み台に上へジャンプ!そしてまた使って屋根に登りそこにあった瓦礫を敵に向かって『スマッシュ』!
おおっ!手が痺れたけどごっそり削れた!経験値もコンボも入ってる。これならいけるかも?下の大通りの方でやろう。屋根の上だとあまり瓦礫ないし何より私が強くなれない。
時々瓦礫毎吹き飛ばしつつ体感で2時間くらい戦い続けて遂に敵を全滅させることができた。思ったより【HP自動回復】が厄介で泥沼化してしちゃったなぁ。
<種族レベルが15になりました>
<進化可能になりました>
<【長柄】がレベル15になりました>
<【長柄】アーツ『チャージ』が使えるようになりました>
<【長柄】アーツ『ペネトレート』が使えるようになりました>
<【血液操作】がレベル20になりました>
<【血液操作】アーツ『ブラッドスパイク』が使えるようになりました>
<【血液操作】アーツ『ブラッドバレット』が使えるようになりました>
<【血液操作】アーツ『ブラッドウェポン』が使えるようになりました>
<【脚力強化】がレベル10になりました>
<移動アーツ『ダッシュ』が使えるようになりました>
<移動アーツ『空中ジャンプ』が使えるようになりました>
<【吸血】がレベル5になりました>
<【吸血】の効果が強化されました>
<スキル:【格闘】が解放されました>
<スキル:【攻撃予測】が解放されました>
<称号:『百人斬り』を手に入れました>
<称号:『殺戮者』を手に入れました>
一息ついてログの確認をしているとどこからか拍手の音が聞こえてきた。一体どこから…?あっ!?いつの間にあんなところに……?
少し離れた屋根の上に誰かが腰掛けて手を叩いていた。遠くてよく見えないけど体つきから女性っぽい。
「見ていましたわ、新顔さん?なかなか面白いことしてますのね。でも雑魚相手に少し時間を掛けすぎかしら?」
…この人?なかなか辛辣である。とりあえず反応はしときますか。
「一体何者だ?」
「あら、私のことが気になりますの?でもそれはいずれ分かることですわ。そう、いずれ………ね?」
どうやら教えるつもりはないようだ。
「また会いましょう?それまでごきげんよう。」
不意に耳元で声が聞こえ、意識がそちらに向いた隙に人影は消えていた。一体なんだったんだろう?また会おうとか言ってたし今考えても答えなんて出ないんだから一旦忘れよう。
そんなことより進化ですよ進化!とは言っても初めはヴァンパイアしか無いらしいですけど。一応最初の安全地帯まで戻っときましょうか。
戻ってきました。横になれる所は棺の中しかないので入ります。何故か妙に落ち着くんですよね棺。準備が出来たので早速進化しましょう。進化を選んだ瞬間身体から力が抜けて目が閉じられる。
<進化を開始します>
<種族レベルをリセットしました>
<種族スキル【アンデット】が【闇魔族】に変化します>
<新しい種族スキルが解放されました>
<ヴァンパイアへの進化を完了しました>
進化完了です。さて、違いは…?あれ?足元が見えない?って胸が復活してました。リアルと違って貧乳な状態は新鮮ではあったけど慣れてないからか微妙な動きにくさがあったんだよね。
あとは…肌の色が青白くなったかな?今までが『死体。』って感じなら今は『死にかけ』ぐらい。それと髪も生えている。顔は…“メニュー”で見れば早いかな。ええと……。瞳の色以外はキャラクリで設定した通りに戻ったみたい。
これは……。進化して見た目人間に近付いたせいかかなり服装がヤバいことになってしまった。ちみどろでボロボロな服だからゲームの美人補正もあって狂気的で危ない人にしか見えない。あと穴が絶妙な位置に空いてて『かろうじて』見えてない状態なのは凄く恥ずかしい……。
かといって装備はずしてインナーなるのは変態でしかないし………。
とりあえずもう遅いし眠くなってきたので明日ログインしたときに考えよう。おやすみなさい。Zzz。
Tips:アーツの硬直時間について
攻撃アーツには使用後に行動不能になる時間がそれぞれ決まっており、それをアーツの硬直時間と呼びます。アーツの硬直時間は特定の方法で軽減することができます。ぜひ探してみましょう。
~裏話~
各種族のスタート地点はとあるゲームのマップを参考にしてます。吸血種がちょっと無理矢理感ありますが。だってあのゲーム吸血鬼墓地に住んでるし。
スキルのレベルが随分早く上がったように思えますが、初期取得スキルは一定レベルまでブーストがかかる仕様です。アーツを交えた高速戦闘が売りのひとつなので、それなりに揃うまでは楽させようという運営の配慮のひとつですね。
今回のTipsを分かりやすく某ゲームで解説すると通常リロードだと時間かかるけどタクティカルリロードですぐ撃てるようになるでしょ?って話。
真面目な話するとβ時代に攻撃アーツからそれより強い攻撃アーツか移動アーツへと繋げることで前の分の硬直時間を無視できる事が判明しています。ただし3つ目のアーツからキャンセルした分の硬直が上乗せされるため、失敗すると盛大な自爆技になります。
今回の無双状態の真相としては吸血種初期エリアの時間=夜固定・スキル【夜の住人】によるバフ効果・吸血種の種族的ステータス補正(4141命中極獅子とか言えば伝わる人は伝わると思う。)・PCと初期の雑魚敵NPCのステータス差などの条件が重なった結果です。
メインキャラの胸の現実での大きさを比較すると
希乃<青羽<朱音<白<百々
となります。
ちなみに身長は
希乃=百々<青羽<白<朱音
の順です。