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閑話休題 雄介のジレンマ
…なんだろう…。
この釈然としない気持ちは…。
突っ込みたい…。
凄く突っ込みたい…。
ものすごく、ツッコミを入れたい…。
でも、どこからツッコミを入れればいいのかわからない…。
下手にシルビィの名前を出したら、また怒られかねない…。
多分…おそらく、ツッコミを入れても、華麗にスルーされるだろう。
とりあえず、口に出しとこう…。
「ぜ~ったい、シルビィの方がまともな装備してる!」
「なんで、毒針を6本も買う?」
「なんで、ドレスを2着にするか!!」
「そもそも、本来の使命忘れるなよ!!」
「いい加減、先に進めろ!!!」
「もう、魔王じれてるぞ!!!」
「村や街の人たち待たせて、迷惑かけるな!!!」
「そもそも、この日記の初めに『大好き』と入れるのは、何のルールだ!!」
「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ…。」
「…。」
「…。」
「…。」
「…日記書こっ…。」




