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281歴史を変えるべきか悩む時空を渡る 左近は、武田家の存続をかけて戦うことができるのか?(左近のターン)

――千代女の屋敷にて――


 奥平定能に引っ立てられた奥山休賀斎と入れ違いに、渡辺勘兵衛こと嶋左近は、唐沢玄播に引っ立てられながら、千代女の屋敷に連れてこられた。彼は、武田勝頼を操る長坂釣閉斎の陰謀を阻止するため、千代女と会うために来たのだ。


「千代女、望月千代女はおるか?」と唐沢玄播は問いかけた。


 千代女は、玄播を冷たい目で見つめながら、答えた。


「あなたが求めている千代女は、この屋敷にはいないわ。」


 嶋左近は落胆したが、千代女に話を聞くことができて一安心した。しかし、彼がここに来た理由を話すと、千代女は驚きを隠せなかった。


「実はな、ワシは、ここにおる嶋左近殿と、若殿武田勝頼公の身を案じておるのだ」


「玄播さまとそちらの渡辺殿は、織田・徳川と武田の対立を避けるため、武田と徳川の裏同盟を画策するつもりなの?」


「そうだ。長坂釣閉斎によって操られる武田勝頼が、織田・徳川の戦いに巻き込まれる前に、私たちは彼を救わなければならない。」




「お頭はご存じなの?」


 唐沢玄播は、それは、


「秋山十郎兵衛か、それとも加藤段蔵様か?」


「それは、もちろん加藤段蔵様よ。私は、秋山十郎兵衛は信用できない」


「そうであろうな、ワシも加藤段蔵のお頭に世話になったものゆへ、千代女お前の力を借りに来たのだ」


「それで、どんな計画なのでございますか?」


「うむ、それはここにいる渡辺勘兵衛殿に詳しく聞いてくれ」


 と唐沢玄播は左近の縄を解いて、千代女に計画を話した。


――奥平定能の策略――

 左近たちは、武田勝頼や山県昌景ら四天王を救うため、果ては武田家滅亡を防ぐため、奥平定能のもとへと向かった。しかし、途中で奥平定能に捕らわれたては居たが許されて縄を解かれ自由の身になった奥山急賀斎と出会った。


「渡辺殿、不味いことになった。定能の叔父上は、徳川への鞍替えにはどうしても納得いかぬようじゃ。」



 これはいい。左近が現代にいる間学校の歴史の教科書では、長篠の戦において奥平氏が徳川へ靡き、長篠城を奪ったことによりその地で決戦となる。奥平定能が徳川へ組する気持ちがなければ、長篠の戦いは起こりはしない。左近はほっと胸をなでおろした。


「それは、それで、ようございました。武田家も奥平殿の裏切りがなければ、大戦とはなり兼ねましょう。後は、外交戦で参れましょうな」


 すると、奥山休賀斎難しい顔をして、


「それが、あの策士、奥平定能叔父は、昨夜のうちに、息子の奥平信昌に命じて、長篠城の菅沼を急襲して、菅沼一族を追い出して城を落としてしまわれた」


「それは、どういうことでございますか奥平定能は、武田に組し続けるのでございましょう。それが、同じ武田方の長篠城の菅沼を攻めたとなれば、武田への裏切りに受け取られても仕方ありませぬぞ」


「そう、それがあの策士 奥平定能の小ずるいところよ。戦国の世なればよくあることよ。親兄弟が、敵味方に分かれて、どちらかが勝つ。勝った方は、負けた一族の助命を願ってお家の存続をはかる」


 これでは、左近の計画も破綻である。


 奥平定能は、徳川と武田の間に立ち両天秤にかけ、奥平家に有利な条件を引き出したいのだ。


 一応、これで奥山休賀斎の奥平の徳川への調略は成った。稲葉の娘たちを曽根城に返し、代わりに与えられた奥平氏の調略もなった。


 休賀斎との約束は果たせたが、長篠城を奥平信昌が押さえたとあっては、正当な歴史の流れになって、織田・徳川連合対武田家の長篠の戦いが発生してしまう。


(うむ、困った)


「どうしたのだ渡辺殿、ワシとの約束はこれで果たせたではないか、約束通り稲葉の娘たちは、ワシが責任をもって曽根へ送り返してやる。それとも、なにか不都合でもあるのか?」


「いや、そのようなことはありませぬが……」


 左近は、返事に窮した。唐沢玄播に助けられ武田の実情を知るまではそれでもよかったが、現在の武田家は金の力で長坂釣閉斎に操られている。このまま、長篠の戦いに突入すれば、左近の師、山県昌景や四天王はじめ多くの侍大将が討ち死にしてしまう。それは、何としても避けたい。


「おっと、話し込みすぎた。ワシは奥平調略の成功を徳川の殿へ報告へ上がるためこれで失礼いたすぞ。渡辺殿ありがとう」


 と、奥山休賀斎は、左近の手を握って浜松へ向かって去っていった。





「左近殿雲行きが怪しくなってきましたな、どう動かれますな?」


 と、唐沢玄播と望月千代女が尋ねた。


 問題は三つだ、武田家の癌、長坂釣閉斎とその配下死んだ人間を木偶人形の秘術で道具に使う秋山十郎兵衛をなんとかしないといけない。それに、背後で暗躍する”Z”なる組織の存在も気になる。



 もしかすると、奥平定能も長坂釣閉斎によって操られているのかもしれない。


「これは、長坂釣閉斎に会って直接その人物にも合わねばなるまい。そして、もう一つ、師である山県昌景に会って知恵も借りたい。しかし、もう一人、鳶加藤、加藤段蔵の話も聞いておきたいが……」


「左近殿、それならば加藤段蔵のお頭とはつながりがあります。お頭は、秋山十郎兵衛に追われたとは言え、現在は山県昌景殿に匿われております。ここは、甲斐へと直接には向かわず、このまま、東海道へ出て、山県殿が新城主と成られた駿河国江尻城へ向かいましょう」


左近は、望月千代女と別れを告げ、陸路、山県昌景と加藤段蔵がいる駿河国江尻城を目指すこととなった。




つづく

皆さん、こんばんは星川です。


うすうす皆さんお気づきだと思いますが、私、健康意識高いです。


メンタルの病気があって、体調をある程度安定させるためには、睡眠、食事、運動を心がけています。


で、現在、今回は睡眠についての取り組みについてご報告申し上げます。


私は、メンタルの病気だけではなく、自律神経が乱れ不定愁訴の症状もあります。夜、睡眠導入剤がなかったら眠れなかったり、トイレの回数が以上に多いこと。


そこで、ユーチューブなどを情報を集めますと、どうやらカフェイン依存症じゃないかと辿り着きました。カフェイン依存症というよな病名はたぶんありません。過度に、カフェインの入ったコーヒーや紅茶、お茶などのカフェインを摂取している状態だと思ってください。


そこで、私は、月曜から、大好きなカフェにも行かず、スーパーでアイスコーヒーも買わず、昼の一杯もすべて水に変えました。初日は良かったのです。


火曜日から体調に変化がありました。私は、片頭痛持ちで、夕方になると頭痛が起こることが多いのですが、最近は、食事を見直したのが良かったのか、片頭痛は消えていました。

ですが、再発したのです。

「ああ、またはじまったか……」


と、ロキソニンを飲んでやり過ごしました。


が、大体は、一晩寝て朝には回復するのが常なのですが、朝も頭痛が残っている。

その日は、梅雨時の雨で気圧の関係もあり、また、ロキソニンでだましてすごしましたが、翌々日には、頭痛のみならず、過眠10時間も眠ってしまう。起きれないぐらい眠い症状が出ました。


何かおかしい。ここ数年来こんな不調のパターンはありません。睡眠、食事、運動を心がけるようになってからはほぼ皆無な症状です。


こんどは、AIに尋ねました。


「コーヒーを水に変えてから、頭痛と過眠がひどいのですがなにか病気でしょうか?」


カフェインの離脱症状ではないでしょうか?

(医師の診断を仰いでくださいとの断りのもと)


調べると、カフェインの離脱症状そのものでした。


土曜の朝は、朝の7時からこの原稿を書くのですが、今朝は、頭に鈍痛があり、もやがかかったようでプロットが閃かない。頭を使えない状態でした。


午前中は、思い切って寝ていることにしました。12時を回って目を覚ますと治っていない。せっかく、一週間近くカフェイン断ちを頑張ってきましたが、仕事にならないでは話になりません。断腸の思いでコーヒーをコップ一杯飲んでから14時まで寝ました。


すると、どうでしょう。あんなに私を苦しめた頭痛がすっきり、頭のモヤがきれいに晴れ渡っているじゃあ~りませんか」

(古いか、現代のひとは、チャーリー浜師匠のこのギャグ知らんか、ごめんくさい)


そう、このくらいウィットにあふれたギャグを飛ばせるくらい回復したのです。


あれですね、私たち現代人は無意識の間に依存気味でカフェインの奴隷になっているのですね。


止めれなかった。涙


まあ、今回は離脱症状で止めれなかったけど、研究を重ねてカフェインを減らして、もう一つの依存食品、砂糖を減らしたいです。


こんかいは、カフェインの離脱症状のおはなしでした。




では、ブックマーク、ポイント高評価、感想、いいね よろしくお願いいたします。



それでは、また、来週に。

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