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265秋山十郎兵衛の秘術の驚異と、武田勝頼と四天王の分裂(佐近のターン)

 武田忍衆・ミツ者の頭、秋山十郎兵衛の襲撃にあった渡辺勘兵衛こと嶋左近と、徳川家の密命を帯びた剣客・奥山休賀斉は、何らかの方法で、現代を知る佐近たちの宿敵”Z”と繋がりを持った秋山十郎兵衛の死人を何らかの方法で生きた屍とする秘術・木偶人形に追い込まれるが、なんとか光の下・街道筋へ脱出する。


 街道筋で、疾風と合流した佐近と奥山休賀斉は、疾風が捕らえたミツ者の狙撃手の娘を尋問する。


「娘よ、おとなしく話せる範囲で我等に、あの神仏の理を無視する木偶人形の秘密だけでも教えてはくれぬか?」


 と、奥山休賀斉が丁寧に訊ねた。


 娘は、木偶人形の秘術には引っかかる思いがあるのか断的に呟いた。


「あれは生きてる間に、Zの渡した飲み薬を飲んだ人間が、死んでもああして不死の兵になるんだ」


「不死の兵だと?」


「ああ、死兵はすべて武田勝頼配下の秋山十郎兵衛の木偶人形になってしまう」


「娘よ、どうして死兵は秋山十郎兵衛の木偶人間になるのじゃ?」


「娘、娘って、気安く呼ぶんじゃない! 訳あってこの度は秋山十郎兵衛に協力したが、私は望月千代女様の配下、美里みさと、誰が好き好んであんな胡散臭い秋山十郎兵衛なんぞの配下になるか!」


 すると、佐近が、


「美里とやら、お主は、望月千代女殿の配下なのか、ならば頭は透波衆の加藤段蔵殿であるのだな」


「あんた、よく武田の忍衆について精しいようだね。そうだよ、私は本来なら、加藤段蔵様の忍び。それが若殿が、近江瀬田から帰国された山県昌景と意見の対立があって、山県様に親しい加藤段蔵は頭領の立場を追われ今は浪人しているよ」


「なんだと、鳶加藤が浪人だと!」


「そうだよ、若殿は側近の跡部勝資と長坂釣閑斉の言いなりになって、山県昌景様だけで無く宿老の内藤昌秀様、馬場信春様、高坂昌信様を遠ざけておる」


「なんだと! そんな織田・徳川連合軍と対峙せねばならぬ時に、身内で、そればかりか家中の柱石とも言える四天王を遠ざけるとはどういうおつもりか!」


「偉い人の考えることは知らないよ。ただ一つ分かることは、武田はバラバラだってことさ」


「う~む」


 佐近は、関ヶ原の戦いで徳川の銃弾に倒れる前世で、魂と躰が入れ替わったカケルが佐近の前半生を追体験したように、かつては、山県昌景の配下として三方ケ原の戦いにおいて、徳川の兵を、徳川の部将を、徳川家康本人を散々に追い詰めた。


 佐近にとっては山県昌景は戦采配のイロハを教えてもらった恩師に近い。その山県昌景が心酔していた御館、武田信玄は佐近にとっても神にも等しい。佐近の礎を作った若き日の修行場武田家には一方ならぬ思いがある。


 出来うることならば、現代で学んだ、この先にある長篠の戦いにおいて討ち死にする、恩師・山県昌景を救いたい思いもある。


 佐近にとっては、武田家の混乱は人ごとではないのだ。


「おい、渡辺殿、お主随分と武田家に肩入れして居るようだが?」


 身を乗り出して美里に矢継ぎ早に武田家の動向について訊ねる佐近に、奥山休賀斉が訝しがって言葉を挟んだ。


「いや、某は、敵とは申せ武田家の山県昌景には部将として心酔するものがありましてな。人ごとならぬ思い出入れ込みすぎました。この後は、奥山殿にお任せいたします」



 ――やがて、日が暮れてきた。


 日の当たる岡崎街道にも夕闇が迫り木立の影が伸びてきた。


 尋問御口を閉ざしていた囚われの美里が口を開いた。


「あんたたち、まさか、ここで野宿でもしようっていうんじゃないでしょうね」


 奥山休賀斉がのんびりと、


「ならぬか?」


 と、応じた。


 美里は目を剥いて、


「馬鹿かあんたは昼間、薄暗い林で秋山十郎兵衛の襲撃に遭っただろう。あいつの使う木偶人形の秘術をもう忘れたのかい!」


「忘れてはおらぬが、もう、追っては来ぬのではないか」


「馬鹿かあんたは、秋山十郎兵衛の蛇の目を見ただろう。あいつはそのまま蛇のように狙った獲物を丸呑みにするまでどこまでも追いかけてくる男さ。ぼやぼやしてないで、早く、徳川領へ逃げるんだよ」


 すると、奥山休賀斉腕は組んで、


「う~ん、それもならんのだ」


「ならんもなにも、あんた、あの死兵をみただろう。あんなのが相手じゃ命はいくつあっても足りない逃げるしかないよ」


「いや、ならん。我等は殿より奥三河三方衆の籠絡の密命を帯びて居る。その任務がならぬ間は簡単に帰ることはまかり成りならん」


「そんなこと言ってたら、明日はここで私たちが木偶人形だよ」


「う~む、困った」


 腕組みした奥山休賀斉は、佐近を見た。


「渡辺殿、名案はござりませぬか?」


「うむ、逆転の発想ですがこんなのはどうでしょう」


「それは、名案だ! それでいこう!」


「奥山休賀斉殿まだ何も申しておりませんが……」


「いや、言わずともワシにはわかる知恵者の渡辺殿が申すことには間違いがござらぬそれでいこう。それで、我等はどうすれば良いのだ?」


「我等は、これから奥三河三方衆の城で一番近い菅沼正貞が治める長篠城に参り、秋山十郎兵衛の秘術・木偶人形の驚異を伝え協力を求めます。そして……」



 つづく


皆さん、こんばんは星川です。

皆さん、水は買って飲みますか?

また、健康志向の人が水が買って飲むようになったか知ってますか?


突然ですが私最近、東京大学名誉教授の石浦章一先生の分子遺伝学にはまっています。

で、突然ですが水のお話。


理由は、体の構成要素からきている。体の構成は、

水65-66%

たんぱく質16%

脂質12%

鉄・亜鉛(無機塩類)7%


そう、体の多くは水だから、そこに着目した人が、良い水を飲みましょうと広めた。


ここで第2の疑問。

さて、よい水とはなに?


皆さん、知ってて買ってる?

一般的に水は、

・ナトリウム

・カリウム

・カルシウム

・マグネシウム

など(他にもある)、ミネラルが混じったものを指す。


さて、ここで意地悪な質問。

水道水の成分は?


A 水道水の成分は、

・ナトリウム

・カルシウム

・マグネシウム、、、ミネラル……。


おやおや、おかしいぞ?

買った水と、水道水はほとんど変わらないじゃないか。


しかし、健康志向の人は、こう聞いたことがあるはず。

浄水所で、カルキと塩素を使っているよ。


発がん性物質のトリハロメタンが発生するそうじゃないか!


そうですトリハロメタンが発生します。

このトリハロメタンは、次の4つからなります。

・クロロホルム

・ブロモジクロロメタン

・ジブロモクロロメタン

・ブロモホルム

まあ、多くはクロロホルムなんだわ。

で、このクロロホルムが発癌性。



発がん性物質のトリハロメタンが発生するそうじゃないか!


そうですトリハロメタンが発生します。

このトリハロメタンは、次の4つからなります。

・クロロホルム

・ブロモジクロロメタン

・ジブロモクロロメタン

・ブロモホルム

まあ、多くはクロロホルムなんだわ。

で、このクロロホルムが発癌性。


ほんでもね、日本の水道水の基準は厳しくて、WHOの基準より遥かに低い。

それに、飲んでも薬物代謝酵素によって代謝され、二酸化炭素として呼気中に排出されるの。

それでも、微量は残るんだけど、それ言い出したら、世界で外食や食材買えなくなる。

まあ、問題ないんだわ。


で、ここまでは前フリ。

では、皆さん、世界の王室で人気の水をご存知?


答えは、フェリコジュエリウォーターって、720mlで1万〜2万円近くする高級天然水。


さて、質問、普通の水となにが違うのでしょうか?


答えは、

・シリカ

・サルフェート

が入ってること。


シリカは、爪とか肌、皮膚に良い成分。

サルフェートは、利尿作用やデトックス効果。


でも、シリカやサルフェートってその高級天然水にしか含まれてないんでしょ?


フィリコジュエリウォーターの含有量。

・シリカ3.20mg

・サルフェート0.08mg


はて、これは多いの少ないの?

意地悪な僕は、他の食材にないか調べた。

シリカ

・ビール2.07mg

・玄米7mg

サルフェート

これのデータはないが、

・アーモンド

・ブロッコリー

に含まれてる。


なーんだ、水道水もしくは買った水で玄米炊いて、ブロッコリー食べれば同じじゃん。


結論、高級な天然のものは確かに良いが、頭を使えば同じ効果は得ることは可能。

勉強しないと、な~んとなく、体によさそうなものということで天然の高いものを買うことになる。中身をわかると賢くお買い物できるね。


今週は、そんなことをお勉強しました。






では、ブックマーク、ポイント高評価、感想、いいね よろしくお願いいたします。



それでは、また、来週に。

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