240今こそ左近、お主が必要なのだ(カケルのターン)
カケルの居眠りで、織田家の家老、柴田勝家と明智光秀の行軍を見送った嶋左近と魂の入れ替わった現代の高校生 時生カケルは、山県昌景の娘お虎と、武田信玄の西上作戦の結果、武田家に従うことになった奥三河三方衆の田峯城城主 菅沼定忠の嫡男でカケルの相棒になった菅沼大膳と、行く宛てを探している。
武田信玄の遺言を守る山県昌景に付き従って、近江国瀬田に武田家の御旗を掲げる旅路であったが、羽柴家で世話になっている間に、カケルを見込んだ、いや、嶋左近を見込んだ筒井順慶の必死の頼みで三人は、筒井家に厄介になることになっている。
「そこに居るのは、嶋左近ではあるまいか?」
織田家の行軍を見送るカケルにそう声をかけたのは、いかにも人の良さそうな三十歳を少し過ぎたであろう男だ。
カケルは、嶋左近の肉体を持っては居るが、魂は現代の高校生で、左近の記憶までは引き継いでいない。親しく声をかけるこの人の良さそうな男の声と名は知らない。
「あ~、確か、どこぞででお会いしましたっけ?」
人の良い男は、これまた人のよい笑顔を見せて、
「ワシだよ、筒井家でお主の同僚だった森好之だよ。しかし、お前と同僚だった頃と違って、今は家老を務めて居るがな」
森好之は、大和国を二分する筒井家と、松永久秀との緊張関係にあって、久秀の度重なる信長への裏切りの機会を見逃さず、織田家との外交で松永久秀を出し抜いて、信長の臣従をまとめた実務家だ。
「それは、そうと左近よ。お前、筒井家へ戻ってくるのであろうな?」
「いや~、まだ、山県のおじさんに教えてもらわなきゃなこと多いし……」
と、言葉を濁らすと、
森好之は、ズズンと左近に顔を寄せ、
「左近よ、此度ばかりは、筒井家にはお前の力が必要なのだ」
と、すごい剣幕で手を握った。
左近は、勢いに飲まれつつ、
「此度ばかりはって、一体どうしたのです」
「実はな、左近よ。この度、筒井家は大殿(織田信長のこと)に出陣を命じられた。敵は石山本願寺だ」
石山本願寺とは、先の伊勢長島の戦いで織田家を苦しめた一向一揆の総元締めだ。
本願寺は、大坂石山寺に本拠地を置き、伊勢国や三河国、越前国や加賀国、全国各地の領主に不満を持つ農民たちを、念仏を唱えるだけで極楽浄土に行けるとの教えで、貧しい農民たちを糾合している。
「石山本願寺ですか、あまり詳しくわかんないな」
「石山本願寺は、河内国の高屋城に立て籠もる守護代の遊佐信教と大将の三好康長を要しておる。それだけなら、赤子の手を捻るように簡単な話なのじゃが、本願寺顕如めが援軍を送りよった」
「本願寺顕如?」
「そうだ一向宗の頂点に立つ座主本願寺顕如だ。こいつが動けば、機内全域に支配を広げる織田家を領国に足止めするように発起する一向門徒が動き出す」
「それは、困ったね」
「まあ、筒井家にとっては、それはよいのだが、問題は殿のお心よ」
「殿って、筒井順慶さん?」
「そうだ、殿だ。筒井の殿は、以前、お主を甲斐の武田の元へ医者の北庵法印殿とお前を送ったように、これまでは、親足利将軍家であった。しかし、天下の趨勢は移り変わり、天下はもはや織田信長の上にある」
「うん、そうだね間違いない」
「だがな、ここに来て殿は、心が揺れて居るのだ」
「どういうことさ?」
「正月に、一端は織田家を裏切った松永久秀が、性懲りも無く、再び、織田家へ下った。その時の信長公の仕打ちに、殿は肝を冷やしたのじゃ」
「なにがあったの?」
「姉川の戦いで打ち破った朝倉義景と、浅井長政・久政親子の髑髏を金箔で塗り固め杯にして、織田家に臣従した大名、国人衆に振る舞った事だ」
「ああ、聞いたことある。織田信長の金箔のドクロ酒の話」
「殿も、信長公から、浅井長政の髑髏の杯を渡されてな、殿は信長公に酒を注がれ、顔の引きつる思い出なんとか飲み干したそうだが、始終このように試されては生きた心地がしないとおっしゃって居る」
「織田信長さんって悪趣味なのね」
「まあ、戦国の覇者、本願寺顕如などは、信長公のことを、大六天魔王などと称して、地獄の支配者などと、一向門徒に吹聴して恐れさして居る。殿をなんとか、ワシや松倉右近が、お心を強く持つように踏みとどまっておるが、今にも傾きそうで困って居る」
「それは、困るね。織田信長さんは日本全国を統一しそうな勢いなんでしょ。それを裏切っても勝ち目は無いって」
「そう、勝ち目は無いが、殿は、それ以上に織田信長公を恐れて居るのだ」
「どうしたもんかね」
「左近、何を他人事のように申して居る。今こそ、筒井家一の武勇を誇るお前が必要なのだ」
「俺?」
「そうだ、先に戻られた、北庵法印殿から聞いたぞ。お前、武田家四天王、あの赤備えの山県昌景殿に付き従って、あの徳川を散々に打ちのめしたんだって?」
「いや~、あれは、偶然って言うか、山県のおじさんの指導がよかったって言うか……、その辺の話しは、山県のおじさんの娘のお虎さんの方が詳しいと思うよ」
森好之、お虎の方を見て、
「そなたは、あの天下に名高い山県昌景公の娘御か?」
つづく
皆さん、こんばんは星川です。
突然ですが、皆さん、どんな健康管理をしていますか?
私は、以前、無理をしすぎて身体を壊し、精神まで病んでしまったことがあるので、睡眠、運動、食事には人一倍気を遣っております。
睡眠は、スマートウォッチで深い睡眠、浅い睡眠、それぞれ三時間を目安にしております。
運動は、週に一度のスポーツと、毎日、8000歩を歩くようにしています。
で、今日の本題は食事!
皆さん、毎日、何気なく食べている食事、どんな栄養素の数値になってるかご存じですか?
私は、年に二、三回血液検査をして、身体の不安要素を調べていましたが、それより具体的な方法を見つけました。
”あすけん”アプリご存じですか?
食べたものをカメラで撮ったらカロリーや栄養素を分析してくれるアプリです。
これ、めっちゃいいんです。
私は、血圧がいつも高めにでるので疑問に思ってました。
「普段、塩分高めの食事はしてないのになんでだろう?」
あすけんで分かりました。
私は、一日の摂取量を少し超えるくらいの塩分はとってましたが、塩分を排出するカリウムがほとんどとれていなかったのです。
それに、以前から記憶力の低下がひどくて原因が分かりませんでしたが、記憶力に関わる栄養、鉄分が全く足りなかった。
それに気づいて、サプリで必要量とるようにしたら、失いかけていた青春の記憶がよみがえってきましたわ♡
さらに、最近、通じが悪い。これもあすけんで分かりました。食物繊維が全然足りない。
改善しようと、食物繊維を食べるように計算したら、私の場合は、ほうれん草200g(鉄分)、切り干し大根200gぐらい毎日たべて、その日の必要量ギリギリなんです。
あすけんで調べたデータを元に食事するようになったら、数値を狂わす菓子パンや外食が一切出来なくなりました。
ちなみにあすけんで私が記録した80点以上の食事をご紹介して前書きの終わりにします。
朝食
・ホエイプロテイン
・低脂肪乳
・マルチビタミン
・キレート鉄
昼
・ホエイプロテイン
・低脂肪乳
・切り干し大根100g
・ほうれん草100g
夜
・鯖の塩焼き
・玄米200g
・味噌汁
・切り干し大根100g
・ほうれん草100g
間食
・キウイ
・梨
・ヨーグルト200g
・三温糖 スプーン二杯
これぐらいの食事だと翌日からめっちゃ体調いいです。早朝からフルスピードで活動できます。
皆さんも、睡眠をしっかりとって、あすけん などのアプリで計算して食事すると身体のだるさシンドサって消えますよ。
では、今日はこんなところで。
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それでは、また、来週に。