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229 なんでそ~なるの(佐近のターン)

「なんじゃと! この武田と対峙いたして居る時期に、我等、西美濃三人衆には、武田にではなく、越前の柴田勝家殿の援軍として、越前に主向けだと‼」


 左近と稲葉一鉄が、安藤守就の謀反の疑いを知り得た翌日、近江、安土の織田信長から早文が飛び、稲葉一鉄、安藤守就、氏家卜全の後を継いだ嫡男の氏家直昌に出陣の命が下った。


 昨日の今日だ、いくら甲賀忍び、鵜飼孫六・孫七の兄弟に秘密を知られたとはいえ、そこまで急に、出陣の決定が下される物だろうか。


 それに、西美濃三人衆は、甲斐と信濃を納める武田の最前線だ。その武田の先端、岩村城は、すでに、勇将秋山虎繁を置いて隙あらば織田領へいつでも食らい付ける状況だ。

 その最前線の緊張走る美濃から、稲葉一鉄、安藤守就、氏家直昌の兵合わせて三千ばかりを拠出するのだ。

 岐阜を納める織田信忠が五千、池田恒興、河尻秀隆はそれぞれ千。秋山虎繁のこもる岩村城は千、しかし虎繁は、西信濃の采配を任されており、その動員兵力は、信忠に匹敵するだろう。


「だのに、なぜだ?」


 噂では、一鉄たち、西美濃三人衆と入れ違いに、羽柴秀吉、明智光秀の兵が一端は越前へ向かったが、これも信長に突然呼び戻され、領国近江に帰還した。


 信長の脳裏には、常人では計り知れない計算があるのだろう。


 左近と額を付き合わせる一鉄は、渋い顔して、


「大殿は、武田とぶつかる覚悟を決めたのであろう」


「まことでござるか!」


 左近は、驚きのあまり大声をあげた。


 一鉄は、顔色も変えず。


「我等が、越前へ向かうのは、釣りじゃ。わざと隙を見せて、武田から動き出すように仕向けて居るのだ」


「と、言うことは、武田を誘い出して、地理的有利な難攻不落の岐阜城で籠城して引きつけ、数に勝る大殿の援軍を待ち、城攻めに手こずる武田本軍を背後から挟み撃ちにする算段でするか」


「決戦の場所は、そうとも言えぬが、真に武田信玄が死に、後継をあの若く血の気の多い武田勝頼が継いだとなれば、上洛を急いで計ると言うよりも、今ある駿河の支配を固めるべく三河殿(徳川家康)の治める遠江・三河へ出兵するやもしれぬな」


「一鉄殿、と言うことは、武田の狙いは、上洛ではなく徳川領の制圧だと申すので?」


「ワシが、武田信玄なら上洛を急ぐが、勝頼なら遠江・三河を獲る!」


「しかし、兵力では遙かに勝る織田に、武田がまともにぶつかるでしょうか?」


 一鉄は、顎髭を触って、


「大坂には石山本願寺も健在だし、中国の毛利元就の元へと追放された足利義昭が、またぞろ、謀略をめぐらしておるのだろうよ。まあ、ワシにわかるのはそこまでだ」


 左近は、一鉄から話しをそこまで聞くと、ハタッ! と、宗傑の願いと、土岐氏復権をもくろむ金蔵の暗躍を思い出した。


「して、稲葉様。金蔵の始末をどういたします?」


「これから戦、出陣となれば、金蔵の手立てを考える時間もあるまい。だが、武田と戦ともなれば、後方で銭で兵を雇って暴れ出さぬとも限らん何かしらの手当はしておかねばならんのう」


 左近は、膝を進めて、


「ならば、その役目、この渡辺勘兵衛にお任せ願えませぬか?」


「そうじゃのう。お主は斎藤利三が戻ってくるまでの明智からの借り物。戦に連れて行くわけにもいかぬ。ここに残って、事の処理に当たってくれるか」


「お任せください」


「だが、宗傑を京へ送ったとなっては、お主の手足となって動く人間が足りぬのう」


 一鉄は、そう言うと、「おい!」


 と、奥の間に声をかけた。


「はい、ただいま」


 女の声だ。


 襖をそっと開いて、美しい顔立ちの女が顔を出した。


「ワシの娘のりつじゃ、多少、年嵩はあって、気性の荒いところもあるが、ワシに似て田舎者ゆへ朴訥としてよい娘じゃ。おい、律。こちらがこないだ話した渡辺勘兵衛殿じゃ、こちらへ来て挨拶せぬか」


 律は、先ほどまで、台所に立っていたのか、三万石を治める領主の稲葉一鉄の姫とは思えない姿だった。それは、まるで下働きの人間が着る地味な草色の鯉口に、背中にから縛った白の鉢巻き、同じ草色の股引、すぐに動ける姿形だ。


「お初にお目にかかります~う⤴ 稲葉律でございます~う⤴」


 と、律は、まるで左近に輿入れでもするように三つ指ついて挨拶した。しかし、根っからの田舎者なのか、取り繕った言葉の語尾にはへんなアクセントがついている。


「明智家家臣、渡辺勘兵衛にござる。律殿、以後お見知りおきくだされ」


 と、左近が、取り澄ました挨拶をすると、


 律は、照れたように、口元を隠して、


「やんだぁ~、おぅ、渡辺様は男前でねぇ~か」


 一鉄は、どうだ! とも言わんばかりに自信をもって、


「ワシの目に狂いはなかろう」


「んだ、こないだお父ぅが、紹介した丸毛まるもなにがしとか名乗った田舎者とは、顔も男っぷりも雲泥の差だがね」


 一鉄は目を細めて、左近を褒める律の言葉にウンウン頷いている。


「して、稲葉様、何用で、私と律様を引き合わせるので?」


 一鉄は、身を乗り出して、


「ワシは、勘兵衛。お主を気に入って居る。聞いたぞ、先の伊勢一向一揆の戦いで見事に殿軍を務めた林通政の後見として、実際に兵を動かしたのはお主であったそうだな。その話を聞いてワシは、決めた」


「決めたと申しますと?」


「決めたのよ。お主を娘の律の婿にすることをよ」



 つづく





皆さん、こんばんは星川です。

私、星川は体力がない。いつもヘロヘロなんです。

先週、プロテインのことは書きました。も一つ、スイカも食べていると書いたと思います。

今日は、スイカの話しをします。


私、基本的にお馬鹿さんなので、体力は精力の強さだとおもっております。私も初老の四十代で髪にはチラホラ白髪も出てきました。

「負けられるか!」

バカですから、年齢にあらがおうと、精力増強のため、サプリで亜鉛と、もう一方の精力剤として有名なシトルリンの原料のスイカを毎日食べております。


確かに、年齢的には、疲れやすいのですが、亜鉛とスイカを毎日食べることで体にある変化が生まれました。


なんと、朝元気なんです!

それは、まるで中学生のよう!!

弾む心、みなぎる元気!!!


男性の皆さん、まじでっせ、まじで元気になりまっせ!

朝の元気があるって、こんなにすばらしいことなのね。


スイカおすすめです。

5、6ッキロの一玉買ったら二週間はあります。

値段も、2000円~4000円と時期によって値段に揺らぎはありますが、それくらいが相場です。

後ね、スーパーに行かなくていい!

現代は、アマゾンや楽天で送料無料で買えます。

宅配してくれる上に、スーパーの小売りと値段は変わらないんですよ。

まじで、おすすめ。


後ね、保存は冷蔵庫一杯になっちゃいますが、小分けにして一部冷凍にすれば、風味は変わっちゃいますが、暑いこの時期アイスキャンディみたいで美味しいです。


私は、ヨーグルト1パックに冷凍ブルーベリーと冷凍スイカ、冷蔵スイカを混ぜて毎日食べてます。

美味しいですよ。


男性の皆さん、もう一度、言います。スイカは、朝の元気が爆上がりしますよ。(・_・|コソコソ


では、毎度しつこくお願いしていますがブックマーク、ポイント高評価、感想、いいね よろしくお願いいたします。


最近、皆さんが応援いただけて、ポイントやPVが元気!

「?」もしかして、皆さんもスイカ食べてます?


ウフフそれでは、また、来週に。

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