2話 「輝釼戰」
登場人物
神条 姫凛 16歳 ♀
本作の主人公。優しい性格でとても明るく元気な子。
学園では敗北少女と呼ばれるほどの負けっぷりだったが
エランドに出会いその運命は変わっていく。
武装霊魂・エランド=レグルス (?) ♂
姫凛が見つけた剣、ルミナスエンペラーに宿りし霊魂。
1000年前に魔王軍を滅ぼした三英傑の1人で
その性格は穏やかで、優しく、悪を許さず。正義感に溢れている。
霊魂にとどまっていた彼の力を引き出すことのできる
姫凛と出逢い、彼女と共に戦う事を決める。
人であるときの姿はズバリ男前。
金髪にすんだ青色の瞳。整った顔立ちで身長は180手前といったところ。
既に死んでいるものの見てくれだけで言えば19歳ぐらいだろうか。
篠宮 武 (18) ♂
学園トップクラスのレートA。
100連勝を目前にして姫凛に負け、リベンジに燃えている。
冷たい態度で高圧的なものの音が悪い人間ではない。
プライドが高く、その強さの肝である。
武装霊魂・アレス (?) ♂
アレスの名を持つスペルセイバー。
神話の軍神アレスの名に恥じぬパワーを持ち、
彼自身好戦的である点もまた神話のアレスと同じである。
普段は槍の姿をしているが、人型で居る時も多々見られる。
その時の容姿はがたいの良い身長180後半の赤髪のオールバック、と言った感じ。
輝釼 戰 (17)
学園トップクラス、レートAの女の子。
「いくさはけだかくうつくしく」という言葉が学園で唱えられるようになったのは
彼女からきている様に、気高く、美しい容姿と言動が特徴的。
学園の男達から凄まじい人気があり、戰御前なんて呼ばれることも。
武装霊魂、エクスカリバーを振るい戦う。
アーサー ♀
戰の武装霊魂・エクスカリバーの人間の姿。
硬い性格で、笑顔を見せることがあまりない。
ですます、の口調が特徴的。
騎士道精神に忠実で不意打ちなどフェアでない戦いを最も嫌う。
常に甲冑を身にまとっている為、肌の露出は無いに等しいが
脱げば脱ぐほど女の子女の子していく。
金髪のショートカット。
中途 半蔵 (28) ♂
姫凛の担任の教師。
一応世界史の担当で、D年について特に詳しい。
やることなすこと中途半端で、人望も見てくれも何もかも中途半端。
だが、生徒を思いやる気持ちは中途半端ではないらしい。
??? (?) ♂
サングラスをかけた黒服の男。
何を企んでいるのか、学園から帰宅途中の武の前に現れる。
『』は心の声です
姫凛 ♀:
エランド ♂:
武 ♂:
アレス ♂:
戰 ♀:
アーサー ♀:
半蔵/??? ♂:
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(土曜日)
エランド「姫? どうした?」
姫凛「エランドの服を買いに行かないと。ほら、動きにくいでしょ?」
エランド「動きにくい…って言われてみればってぐらいだな」
姫凛「そ…そっか…」
エランド「それに、服を買うって言っても俺の為に姫のお金を使わせるのも…」
姫凛「そう、それなんだけど…。政府から物凄いお金が私の銀行に振り込まれてて…エランド、絶滅危惧種みたいな扱いされてるよ?」
エランド「絶滅も何も…俺もう死んでるんだけどな…」
(デパート)
姫凛「あ、それとか凄く似合うんじゃない?」
エランド「こ、これか…? な…なんか変じゃないか…?」
姫凛「ううん、良く似合ってるよ」
エランド「この格好が姫達の時代の普段着なのか…」
姫凛「そうだね、いまどきってやつかな?」
エランド「そ、そうか…なんか、悪いな」
姫凛「いいの、気にしないで。私の武装霊魂なんだから、良くさせてもらうのは当たり前。でしょ?」
エランド「あ…あぁ。ありがと」
姫凛「10着あればなんとかなるかな……」
エランド「随分買ったな…?」
姫凛「うん、わりと。あ、そうだ」
エランド「ん?」
姫凛「中途先生から、武装霊魂申請書を取りに来いって言われてたんだった…」
(学園)
エランド「休みの日だってのにこんなにたくさん生徒がいるんだな。姫の学校は」
姫凛「たくさんの凄い魔剣士を生み出している学園だもん、毎日生徒が特訓してるんだよ」
エランド「姫は違うのか?」
姫凛「う…わ…私は…あんまり…戦うのとか…好きじゃないから……あ、先生!」
半蔵「おお、来たか神条。エランド…! なんだその格好は…?」
エランド「…へ…変か…? 姫がこれがいま時だよ…って」
半蔵「いや、たしかに現代の格好だなという意味だ」
姫凛「あの服のままでエランドを放っておくのはって思ったので…政府からのお金を使わせていただきました…」
半蔵「元々エランドの生活費のようなものだ。ルミナスエンペラーなんて聖剣がまさかこの国にあったなんて、なんとしても護らねば。と騒いでいたと耳にしたよ」
姫凛「本当、凄いんですね…エランドって」
エランド「…なにもすごくないぞ?」
半蔵「主人とスペルセイバーで成り立つのが魔剣士だが、それが武装霊魂にもなると、武装霊魂単体でも恐ろしい戦力になる。なんならエランドを戦わせてみるか?」
姫凛「えっ? 誰と…?」
半蔵「霊魂闘技と言ってな。今まで神条には関係ない事で話すことが無かったから知らないのも無理はない。主人を抜きで、霊魂同士で戦う事をうちの学園では霊魂闘技と呼んでいる」
エランド「なるほどな…姫。戦ってもいいか?」
姫凛「え…私は…大丈夫だけど…」
半蔵「丁度レートAの生徒が何人か登校している。神条、キミは職員室に申請書を。エランドは私についてくるといい。戦闘室へ案内しよう」
姫凛「は、はい…。エランド、またあとでね」
エランド「おう、見に来てくれよな」
半蔵「戦闘が始まるころには神条も戻ってきている頃だ」
アレス「おーっと? エランド、てめぇも来てたのか」
武「エランド…なぜお前がここに」
エランド「よっ」
半蔵「彼が、武装霊魂単体としてどこまで強いのか。という話になってな」
アレス「霊魂闘技か、俺達は今訓練を終えたとこだ。残念だが相手してやる程体力は残ってねぇぞ」
エランド「ああ、またやろうぜ」
武「おい、アレス」
アレス「いいじゃねぇか、俺も消耗してんだ。大人しく見ていようぜ」
武「……誰と戦わせるんだ? 先生」
半蔵「……そうだな……」
アレス「戰のあいつはどうだ?」
武「戰か……なるほど」
アレス「あいつならさっき控室で見た、まだ特訓も始めた感じもなかったぜ」
半蔵「輝釼か、声をかけてみよう」
エランド「…いくさ?」
戰「呼んだか」
アレス「……戰…噂をすればなんとやらだな」
半蔵「輝釼、今キミの武装霊魂と…彼と戦わせるという話になってな」
戰「……ほう。……あなたか、神条姫凛の武装霊魂というのは」
武「…顔見知りか?」
エランド「いや……少なくとも俺は初対面だ…だけど。初対面の人間相手にいつでも抜刀できるよう身構えてるあたり…なにかしら警戒しているんじゃないか?」
半蔵「何…?」
戰 「…! ……何だと…どうしてわかった?」
エランド「…剣の柄に少しばかり手がかかってたからな。大丈夫、俺から急に戦いをけしかけるような真似はしない」
武「気づかなかった……」
アレス「ああ…さすがだぜ…本物の武装霊魂って奴は…」
戰「…篠宮武の連勝記録を止めた人間の武装霊魂と聞いてどんな奴かと思っていたんだ…。そうか、あなたか」
半蔵「そのくらいでいいだろう、輝釼。彼の相手を彼女にしてほしいんだ」
エランド「…え…相手は女なのか…?」
アレス「ぬかせ、エランド。てめーがどんだけ強いのか知らねぇが、女だからって甘く見てると何されるかわかんねぇぞ」
戰「…なるほど。霊魂闘技か、わかった」
武「これは見ものだな」
姫凛「はぁっ…はぁっ…始まって…る?」
武「神条か、まだ始まっていない。座れ」
姫凛「篠宮さん! アレスさんも!」
アレス「よう、小娘」
姫凛「あの女の人は…?」
武「輝釼戰、俺と同じレートAの生徒だ。あいつの武装霊魂とエランドが戦う」
アレス「こんな戦いはなかなか見られねぇぜ…!」
姫凛「そ…そうなんだ…。エランドー!」
エランド「! おう、姫ー!」
姫凛「頑張ってね!」
半蔵「…では、頼む。輝釼」
戰「うむ。……ふぅ……武装霊魂・アーサー!!!!」
エランド「……!」
武「来たか」
アーサー「…エランド様、でよろしいですか」
エランド「……ああ。エランド=レグルスだ」
アーサー「輝釼戰の武装霊魂、アーサーと申します。女だからと言って手加減は無用です、よろしくお願いします」
戰「向こうは篠宮たちを負かせた相手だ、油断をするんじゃないぞ。頑張ってくれ」
アーサー「はい!」
エランド「…よろしく頼むぜ」
半蔵「…はじめ!」
アーサー「先手必勝です…せやぁっ!!!」
武「速い…あの速度の突きをどう避ける?」
エランド「凄いな、お前…こんな速さで突きを繰り出すなんて」
戰「…避けたか…さすがだ…」
アーサー「…やりますね、これなら…どうですか! Lightlancer!!」
アレス「あれは……」
戰「無数の光の槍、アーサーの得意技だ…何ッ!?」
エランド「…っと…ととっ!? ほぉーっ!? 危ねぇ…」
武「なんて奴だ……ギリギリとはいうものの一つもかすらず避け切るとは…!」
姫凛「…す…凄い…エランド…こんなに強かったの…?」
アレス「いや、あいつの強さはこんなもんじゃねぇぞ」
姫凛「え?」
戰「素晴らしいな、彼は」
アーサー「……はぁっ…はぁっ……」
エランド「……ふぅ…」
武「…確かにエランドの強さは既に証明されている、だがアレスの言うこんなもんじゃない。とは、あいつはここまで一度も攻撃していないんだ」
戰「…アーサー一人では手に余るか」
姫凛「ほ…本当だ……でも、どうしてですか?」
アレス「簡単な話だ、エランドの本気はアーサーと釣り合わなさすぎる」
武「神条、現状ではお前はエランドの力のすべてを引き出せていない。わかりやすく言うと…お前がエランドを武装霊魂として共に戦った時と、エランドが霊魂単体で戦ったときとでは後者の方がまだ強い」
姫凛「…私がまだまだ…エランドの力を持て余してるってことですか…」
アレス「無理はねぇ。なんつっても魔討三英傑の1人だ…バケモンじみた強さなのも当たり前だぜ」
アーサー「…お見事です、エランド様」
エランド「……ははっ、お前もだよ」
アーサー「エランド様は一度も私に攻撃をしかけてきていません」
エランド「ああ…そうだな…」
アーサー「それは…私が弱いと言いたいのでしょうか…?」
戰「アーサー、考えが極端すぎる。彼は……私たちと戦いたいんだ」
半蔵「ま、まてキミ達! それだと霊魂闘技にならないじゃないか!」
武「…そうか…!」
姫凛「…どうしたんですか?」
武「探っていたんだ…アーサーの魔力を」
アレス「……どういう事だ?」
武「アーサーが輝釼の武装霊魂であるということは、輝釼の魔力の種類はアーサーと同じ。今のは前哨戦に過ぎず、エランドは輝釼と戦うのを前提に霊魂闘技を機会にアーサーを探ったんだ」
姫凛「……!」
戰「本当に面白い武装霊魂だな、あなたは」
エランド「…そうかもな……俺はお前らと戦いたい」
アーサー「……エランド様、それだと頭数的には2対1になりますが…神条様は戦われないのでしょうか?」
エランド「……姫か? 姫なら戦うさ。だけど…今じゃない」
戰「今じゃない…とは?」
エランド「姫と戦うには俺を倒してもらわないとだ。俺一人を倒せない限り、姫は倒せない」
姫凛「…私がエランドの力を借りた方が弱いからね…」
アレス「小娘、てめぇもわりと頭が硬いな?」
姫凛「えっ? どうしてですか?」
アレス「逆だ、あいつが言ってるのは。てめぇがアーサー達と戦う頃にはてめぇがもっともっと強くなってるって意味だ」
武「神条、お前はこれからさらに強くなる。そういう意味を含んでいるのがエランドの言葉だ」
姫凛「エランド……」
戰「…では…私たちは本気で行かせてもらうぞ」
半蔵「エランド、キミはそれでいいのか!」
エランド「ああ。そう簡単に俺の姫と戦えると思ったら大間違いだぜ」
姫凛「へっ、変な言い方しないでっ!」
アレス「何言ってんだこいつ?」
武「知らん」
半蔵「…どうなっても知らんぞ…! はじめ!」
戰「行くぞ、アーサー!」
アーサー「…はいっ!」
武「ついに動くぞ……輝釼戰が!」
戰「武装霊魂・エクスカリバーッッッ!!!!!!」
エランド「うぉぉっ!?」
姫凛「エランドが吹き飛ばされた!?」
アレス「魔力が爆発したんだ。あいつが吹き飛ばされるほどの威力でな」
エランド「なんて魔力だ……」
戰「…参るッ!!! はぁぁぁぁっ!!」
エランド「……ぐっ!? 痛っ!」
半蔵「これが輝釼戰……レートAにはまだまだこんな生徒がごろごろいるというのか…」
姫凛「…どうして!? 攻撃は当たってないのに…エランドがダメージを…?」
武「かまいたち…という言い方が一番近い。そもそも輝釼の攻撃は、エクスカリバーによる一撃一撃に見えがちだが実際は違う。エクスカリバーを振るうことで起こる風の刃を瞬間的に魔力で増幅させ、敵を凄まじい勢いで斬りつけていくんだ」
戰「エクスカリバーの攻撃からそう簡単に逃れられるとは思わないことだ、エランド」
エランド「あぁ…! 凄いなお前ら……!」
戰「QueenChase!!」
(大量に出現した光の騎士達)
エランド「……すー…はー…」
武「どうするつもりだ!?」
エランド「ShineSplit!!」
戰「…! ポーン達が…!?」
エランド「……そこだっ!」
戰「!?」
(戰の首元で攻撃を止めて)
半蔵「……あ……そこまで!」
エランド「……いやぁ…強いな…!」
戰「……ふっ…ふふっ。あなたもな」
半蔵「エランドの勝ちだ」
戰「ああ。私たちの負けだ」
姫凛「エランド!!」
エランド「姫、勝ったぜ」
半蔵「しかし、凄まじい強さだな。エランド」
アレス「負けてやんの」
アーサー「く、口を慎みなさい! あなたもやられたのでしょう! アレス」
アレス「俺は武と戦って負けただけだっつの」
アーサー「敗北は敗北です」
半蔵「武装霊魂同士で喧嘩しないでくれたまえ…」
姫凛「凄く強いんだね、エランド」
エランド「そんなことない、タケル、イクサに一度は勝ったかもしれない。だが次戦う時はどうかはわからないからな」
戰「次は負けるつもりはない」
武「当たり前だ」
半蔵「S戦争が楽しみになるな」
姫凛「えすせんそう…?」
半蔵「今までレートDからAまでしかなかったが、そのの中でもさらにずば抜けて強い生徒をレートSとし、それを決める戦いの事だ。レートテストを最後に行ったのは一年生が入学してきたタイミングだ、2カ月たった今なら、Dだった生徒がAになってるなんてことも十分にあり得る」
戰「間違いなく、ここの3人は戦う事になるだろうな」
武「あぁ、だろうな」
アーサー「その時、決着をつけましょうか? アレス」
アレス「上等だぜ、またやろうや」
半蔵「やれやれ…血の気の武装霊魂たちだな」
エランド「でも、そこで本当の自分の強さを知れるってことなんだよな?」
半蔵「そうだな、アイテーラ学園はわが国でもトップクラスの学校だ。ここでの一位は全国を争えると思っていい」
姫凛「…私も…戦うんですか?」
戰「お前が出ないと話にならないぞ、神条」
武「その通りだ。俺たちのほかにもレートAはいる、まだまだ想像がつかないな」
半蔵「……おっと…もうこんな時間か。そろそろ家に帰りたまえ」
エランド「…だな…俺もなんだか疲れた…ぜ」
姫凛「武装霊魂でも疲れるんだ…?」
アレス「俺達は武装霊魂ってだけで、基本姿を変えて戦える以外は普通の人間と一緒なんだぜ?」
アーサー「死ぬという概念は薄いですが、死なないわけではありません。お腹も減ればお風呂にだって入りたくなります」
アレス「風呂? なんだ、てめぇでも甲冑脱ぐことあるんだな?」
アーサー「篠宮様。つぎこのような事をアレスが口走れば、本気で斬り捨てます」
武「アレス」
アレス「へいへい」
半蔵「武装霊魂にはまだまだ解き明かせない謎が多くある。無限にあふれる魔力は何処から来ているのか、だとかな」
戰「アーサーもそうかっかするな。今日は私が背中を流してやろう」
半蔵「……まぁ、いい。帰る前に一つ注意しておきたいんだが」
姫凛「?」
半蔵「最近、スペルセイバーを強奪する犯罪組織があるらしく、うちの生徒ではないが被害に遭っている学校もある。キミ達ほどに強い能力者であれば大丈夫だとは思うが…十二分に気を付けてくれ」
アレス「で……なんでついてくんだよ」
アーサー「帰り道が一緒なのですから仕方ないでしょう」
エランド「お前ら仲いいなぁ!」
アレス「良くない!」
アーサー「良くありません!」
姫凛「仲…いいですね」
武「主人より武装霊魂同士が仲いいなんてざらな話だ」
戰「あぁ。だな」
武「スペルセイバーを強奪か。どんな犯罪組織なんだろうな」
戰「…スペルセイバーを何かに利用するつもりなのだろうか?」
姫凛「こわいですね…」
武「気を付けるしかないな。そうだ、神条」
姫凛「はい?」
武「能力タイプ診断はどうなった?」
戰「そうだな、新型か旧型かがはっきりしないのであれば国立の魔法科病院に行ってみるといい」
姫凛「びょういん…うう…いやな響き…」
戰「嫌いなのか?」
姫凛「小さいころ予防注射のたびに名前呼ばれて泣いてたのを思い出しました」
アレス「じゃあな、お前ら」
アーサー「では」
エランド「またな」
武「気を付けて帰れよ」
アレス「S戦争か、どんな奴が出てくるんだろうなぁ?」
武「さぁな、だが。必ずあいつは勝ち上がる。神条姫凛…」
アレス「むしろ勝ち上がってもらわないとな?」
武「あぁ、リベンジするには………誰だ…?」
???「あら、気づかれてしまいましたか」
アレス「…これはまた随分とたくさんの客だな? 30人はいるぜ、武」
???「すこし…お付き合いいただきたいのですが」
武「断ると言ったら?」
???「力づくでも…」
アレス「武!!!」
武「っ…チッ……武装霊魂・アレス!!!!!!」
終
2話 「輝釼戰」