5、Confess
好き?意味不明。
理解すらできないょ。
翔くんは続きを話す。
「僕はずっと前から…
君が告白する前から好きだったよ。」
「でも、翔くんは…由衣が好きなんじゃ…」
「ごめん、それは…!」
翔くんが口を開こうとした瞬間
私に向かって何かが飛んできた。
『危ない!!』
分身は私に手をのばそうとするが遅く
ぶつかりそうになり、私はとっさに目をとじる
すると、
「おっと!あっぶね。」
私を抱きかかえて正面に転がる。
私の体を守ってくれるかのように包んでくれる。
その手が優しくて、ドキっとした。
「大丈夫か?」
私を助けてくれたのが誰なのか、
確かめるために目を開けると
目の前には微笑んでる翔くんがいた。
私は急に顔が赤くなり、自分でも
顔が熱くなっていくのが感じた。
「だだだ大丈夫!!あ、ありがとう。」
私は戸惑いを隠せずに
翔くんから離れようと押す。
「ちょ!はなしてよぉー!!」
力一杯押すのだがビクともしない。
絶対赤いよ。私の顔すごいくらい赤いよ!
恥ずかしくてたまんないよぉー。
「翔ぉー?何してるのぉー??」
屋上のドアから入ってきたようだ。
ツインテールで金属バッドをもった女の子?だった。
「あ、蓮!!今のボール打ったのお前だろ!」
翔くんが…あの翔くんが怒ってる。
「ごめんごめぇん。わ・ざ・と!」
ウインクをしながら言った後にハートをつけるような素振り。
「てめぇー…」
あの翔くんが本気で怒ってるよ。
翔くんがあんな怒った顔ほとんど見せないのに。
んー私の人生の中では…2度目くらいかな。
「冗談冗談。」
蓮と言う人は翔くんをもてあそんでるみたい。
からかって遊んでるように見える。
あの翔くんがね・・・
「あのなぁ!冗談でもやっていいことと悪いことが…」
「はいはい。もぉー翔の説教なんて聞き飽きたぁー
耳が死んじゃうー」
「お、おま…」
翔くんの言った事を聞き流すように
蓮という人はため息をつきながらかつ
楽しそうにしている。
なんか…変わった人だな。
読んでくださってありがとうございます。
また次回で会いましょう^^