4、Lie? or Truth?
翔くんの手をとったら負け。
手をとったら由衣を裏切る事になるようで…。
「どうした!?また誰かに何か…。」
「え?」
「あ…いや…何でも。」
「…翔くん。」
「ん?」
彼は私の傍にいちゃいけない。
「由衣のとこ…行ってよ」
「え?どうして…」
「由衣の彼氏になったんでしょ!?
早く行ってよ!!」
『あ!違うよ!!』
「は?何が…」
「そうえばさっきからいるね。男の子」
『やっぱり君には僕が見えるんだね。』
やっぱり?意味わかんない
私にだけ見えるんじゃないの?
あれは嘘だったの…。
分身まで…嘘つくの?
『君に言い忘れてたことがあったの』
分身は私の方を見てしゃべる。
『僕はね、君が好きな人に見えるの。』
「…え?」
君が好きな人に見える?
翔くんが見えるんだよ?
もしかして翔くんが…!?
いや、そんなはず…
だって、翔くんには由衣が…
『だから翔。君は彼女が好きなんでしょ?』
「な、なんで…。だって翔くんは由衣のこと…」
翔くんが笑いながら私と分身を見て言った。
「好きだよ。」
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