1、Sting
「好き!」
私は叫んだ。
心を込めて。
君に伝わるように。
「僕は、君の友達が好き。」
私の心は灰になるように消えていった。
その時彼の顔は笑顔で、
何考えてるのか分からなかった。
~この告白から数ヵ月後~
友達が私に話しかけてきた。
「私ね!翔君と付き合うことになったの。」
・・・。
翔とは数ヶ月前好きだった人。
精一杯の気持ちを込めて私の気持ちを伝えた人。
もちろん、今も好きだ。
諦められるわけなかった。
「…なんで?」
別に予想外のことではなかった。
あの人の好きな人は、この子なんだ。
いつかは付き合うってわかってたこと。
・・・しょうがないこと
((…違うでしょ?))
「…え?」 ぼんっ!
『嘘つきだなぁーもぉ!』
「な、ななななな…なに!?」
何この子!
男の…子?かな。
私の目の前に立っている。
そして私に向かって叫ぶ。
『本当は、付き合って欲しくないくせに、
正直になりなよ』
「いきなり何よ!あんたみたいな
ガキに言われたくないわ!」
「どうしたの?」
「へっ?見えないの?」
「…何言ってるの??」
見えてないの?私にははっきり見えるのに。
『そりゃー君しか見えないよ。
僕は君の心の中の分身だもん』
「は?」
読んでくださってありがとうございます。
よかったら感想やアドバイスなど下さると嬉しいかぎりです。
短いですが、早めに更新していくつもりなのでよろしくお願いします。
次回も楽しみにしていてくださるといいです^^