「一気に5人になったぞ」
真理子、荒子、そして幸太と一気に仲間になります
僧侶はイメージどおり。盗賊は宝箱の罠を解除したり攻撃回数がある職業。狩人は弓を使い遠距離攻撃をする職業となっています
今回はギルドを作り、その内部と一部のものが説明されます。幸太は詳しいです
…そこにいたのはロングヘアの茶髪の女の子と身長がやや低めのめがねをかけた男の子だった
海斗はすぐにわかった
「九条荒子に、佐藤幸太か?」
荒子、幸太は言われると反応する
「ええ。アタシはOFOやってるわ。職業は盗賊!」
「あ、どうも…僕は狩人です。よろしくです」
真理子が早速やってる人を集めてくれた
俺はすぐにわかった。荒子も、幸太も、学年では有名なことを
「荒子はお金持ちだし幸太は学年トップの成績じゃねえか」
そう言われると答える
「そうなの!…でもまあお金持ちと言われても制限あるお小遣いだけどね~」
「いえいえ…僕は勉強と情報収集とゲームが趣味なだけのチー牛ですよ」
そんなこと言われてもとんでもない
「でもよ…狩人は弓使うからいいとして盗賊は使えるのか?」
海斗が言う。確かにどういうのだろう
「何よ!盗賊は宝箱の罠を解除するために必要なのよ。あと、攻撃回数のある短刀や細剣が使えるからいいの!」
「荒子さんの言う通りです。盗賊は必要ですよ」
…なるほど。なら仲間にする他ないな
「わかった。じゃあ今夜集会場に集まってくれ。名前はなんて言うんだ?」
「アタシはアラミ!」
「僕はサトーです」
ようやく来た3文字の名前
「よろしくな2人とも」
荒子も幸太もニコニコしていた
~
「やべえ親と話していたら遅刻した。急いでログインしよう」
俺はちょっと遅れた。パソコンを付け、すぐにOFOの起動を
俺のアバターが出てきて最後のセーブした場所は集会場。そこに色々なキャラクターがいる中で4人の姿が見えた
「おせーぞミツ!」
「すまねえカイ、マリ、アラミ、サトー」
「いえいえ。僕は何も思っていませんよ」
…優しいサトーだ
「さてミツさん。僕らはまずギルドを作ったほうがいいと思います」
ギルド…か
「そうね。5人いれば十分な人数よ」
「私もそれ賛成。ミツがリーダーになれば一番だと思う!」
そうだな。なら早速作るとしよう
「どうすればいいの?」
「簡単ですよ。集会所の案内人に話してギルドを作りたいって言えばすぐに作成できます。その時に人数もいれば自動入会できます」
サトーはもうこんなに詳しい内容がわかっているのか
「わかった。じゃあ俺が作るよ」
「リーダーお願いね」
…まだリーダーという言葉になれてない俺だった
~
「わあ…まるで家じゃん」
ギルドを作るのは簡単だった。そして俺たち5人は早速中に入り、確認する
「まず確認したいものがありますよ」
そう言ってサトーはそこへ行く
「…なんだこの収納箱のようなやつ?」
カイは言う
「これは単純明快のアイテムボックス。いらないアイテムを収納できるものですよ。ガチャで手に入れたいらないものをここに入れるのが一番でしょう」
なるほど。これは便利かもしれない
「じゃあ装備できないアイテムをここに入れて他の人が使えばいいんだね?」
「そういうことです。でもたくさん持っていくのは止めたほうがいいです」
その通りだろう
「わかった。じゃあ個数制限と言う形にするな」
全員がOKの合図をする
「で、次にこちらなんですけど」
次に紹介したのはまるで郵便ポストみたいなものだった
「こちらは銀行のATMみたいなもの。お金を入れたり引き出したりするものですが…」
ああ。次の言葉がわかってしまう
「…もしかして勝手に出し入れできてしまう、と」
「はい。お金の貸し借りはリアルでもゲームでも危ないですよ」
うーん。俺は少し考えて言う
「これは使うのを止めておいたほうがいいな」
全員がこくりと合図する
「では使わないように全員で封印しましょう」
こうしてギルド内でのルールが決まった
「ねえサトー。例えば…課金してルームに何か置けるってあるの?」
「そうですねえ…ありますね」
アラミの質問にサトーは言う
「なら。もし必要なものがあれば私が課金するわ」
「とんでもないぜ!」
カイは言う
「でも。多分結構便利なものがあると思うわ!そうでしょう?」
「課金はしなくてもギルドのレベルが上がれば何か貰えるはずですよ」
レベル…か
「わかった。課金はともかく一応レベルをあげることを考えよう」
「…そうだな。まずここはアイテムボックスを収納するだけにしよう」
俺たちは一応そういう形でギルド内のことを終えた
「…ここで一旦ガチャしてみます?」
「あ!いいねギルド内でのガチャ!」
マリは言う。確かにここならすぐにアイテムボックスに入れることができそうだ
「俺もやるよ。もし誰かの武器が手に入ったら譲渡可能だろ?」
俺とカイとマリとアラミとサトーはいっぺんにガチャをした
結果…
「…俺はロングクロスボウっていう強めなの手に入った」
「俺は状態異常、毒と麻痺が効かない防具が出たぞ」
「僕は聖なるフレイルですね。マリさんにあげます」
「おや?私は魔法使いのネックレスなんていうの出てきた」
「…なによこの防具」
ん?アラミだけなぜか変な言葉だった
「どうした?」
「いや…SSRの防具なんだけど普通免許証って…なに?」
この世界にも免許証なんてあるんだ。…ではなくなんだそれ
「あ、それですか?免許証は各パラメーターを上げるSSRで貴重ですよ」
ふうん。なかなかのレアじゃないか
「じゃあアタシ、これを装備するわね」
「クロスボウ手に入ったからサトーにあげるな」
「ありがとうございます」
「マリさん、フレイルあげます」
「ありがとー!ようやく前線に出そう!カイには魔法使いのネックレスあげる!」
「ありがとな。これで少しは防御力増えて安心だ」
譲渡が終わり、残りのいらないアイテムは全部ボックスに入れる
「定期的に行うピックアップ装備ガチャをねらうのもいいかもしれませんね」
その通りかもしれない。だったら俺はそれをねらって渡すのが一番の役目だろう
「じゃあそろそろここを出てクエストと行くか」
「行きましょう」
俺たちはそろそろ行くことになる
俺よりも強いやつ、いるのだろうか?
続く
ここまで読んでくれてありがとうございます!
次はクエストです。実は荒子が入手した普通免許はとあるゲームから拝借したやつなんですけどね…