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転生したから料理男子を目指そう

はじめて自分で物語を書きました!がちのど素人です!つまんなかったり、変な箇所があったら教えてもらえると嬉しいです!褒めてもらえたら小躍りします!

 あ、あれ、ここどこだ?

 ぼんやりとだが、白い天井が見える。病院だろうか。でも俺はたしか、高校の帰りに友達の佐藤に勧められたゲームを買って、帰ってる途中で……そうだ、子供を庇って車に撥ねられたんだ。

  思い出したぞ…あの鼻垂れ小僧、礼も言わずに走り去っていきやがって、絶対ぶん殴ってやる……



 まあ、俺も無事に生きてたみたいでよかった。とりあえず、看護師さんを呼ぶか。こういう病院のベッドにはナースコールがあるはずだ。

 あれ、なんか手が全然動かない……てか、足とかも全然動かないぞ……それほど重症なのか……じゃあ大声で看護師さん呼ぶか。


「あゔぁぶぁうーーーー」


 ん?なんか声も出しにくいな……喉潰れたのか? どういうことだ? あれ? てか俺の手なんか小さくね? え、俺の元の体じゃないよね? これ俺転生ってやつしたんじゃね……?


 ……………………



 おけおけ、一旦落ち着こう。さっきから痒い背中でも掻いて落ち着くんだ……いや、だから短くて届かねえんだよ……こんなことやってる場合じゃないな。でも、仮に転生していたとしたら、前世の知り合いたちは悲しむよな……ん、あれ、俺よく考えたら両親はもう亡くなってる、友達も佐藤しかいない。悲しいのは俺の方でした。佐藤……お前は悲しんでくれるよな……頼むぜ、佐藤……



 てか、ま、まえ向きに考えれば転生なんて最高じゃないか。そうだよ、チートすんぜ!!チート!!ここが異世界なら魔法とか使えんじゃないか?? 異世界物の漫画とか読んでると小さい頃から魔法を使ってチート的なの多いしな。やるしかねえぜ!! あ……やべ、忘れてた……ここ病院ってことは普通に地球ってこと??だめじゃん……何も上手くいかねえ……



 ん?誰か近づいてきたな。服装的に看護師さんかな?

 「よかったねー!!今日からお母さんとお父さんの家に君もいけるんだよ〜」

 お、まじか!! 前世では両親は幼い頃に亡くなったからちょっとテンション上がるわ。美男美女だったらいいな。成長したら俺もイケメンになれそうだし。



 あ、なんかすげー赤ちゃん抱っこしてる真っ赤な髪の人がいんな。うわあ、恥ずかしくないのか?子供がいるような歳で赤髪って、ぷぷ……どこぞの海賊じゃないんだから。あの赤ちゃんも成長したら恥ずいだろうなぁ〜共感性羞恥はんぱねえ〜よ。



 お、なんか部屋に入ったみたいだな。ここにいるのか、俺の新しい両親は……やべえ緊張してきた……


 「お子さんすごくお元気ですよー!!」


 「そうみたい!! 元気そうでよかった〜〜!!」


 やっぱりこの人がお母さんか。めちゃくちゃ美人!! なんかほんわかしてる感じでかわいいな、でも、こういうタイプが怒ったら1番怖いんだよな……気をつけよ……


 「今回はほんとにお世話になりました!!」


 それでこれがお父さんか。イケメンではあるけど、ちょっと頭悪そうだな、なんか抜けてそう。この人とは仲良くなれそうだな。


 「いえいえ、それが私達の仕事ですから。子育て頑張ってくださいね!!」



 よしよし、俺の両親めっちゃ美男美女じゃねえか!!勝ち組だ!!ひゃっほーーーー!! しかも、ちゃんと黒髪黒目だぜ!! 転生してからはじめて何かに勝った気がする。

 お、車に乗ったな。さっそく家に行くみたいだ。



 「あら、この子すごいさっきからキョロキョロして外の景色が不思議なのね。」


 いや〜地球じゃないっていうのにちょっとまだ希望を残してたんだけどやっぱこれどう見ても地球だわ。もう諦めるしかないね。


 「はははっそりゃそうさ、はじめての外だからね。今からお前の家に行くんだぞ〜!!」


 「ちょっと、お前じゃないでしょ??この子には私達がつけた立派な名前があるんだから!!」 


 俺の名前?? かっこいい名前だと嬉しいな


 「そうだったな。ごめんなあハルト。」


 おいおい……まじかよハルトって……俺、転生前もハルトだったんだが……まあ、新生児の名前ランキング万年上位の名前だもんな。よくいじられたわ……佐藤に……まあ、この名前愛着あるからいいけどな。



 お、家着いたっぽいな。おー家も広いし、庭もあるし、いい家だな。ここからはじまるのか、俺の新しい人生。今世はいっぱい友達作ろう……前世みたいに友達もいない、死んでまで助けた子供に礼も言われず見捨てられるような人生はいやだ!!



 でも、どうやったら友達なんてできんだ? 全然わからん……まあ、小さい頃なんて足速けりゃモテんだろ。足鍛えりゃいいか。いや、待てよ足が速くてモテるのは小学生までだ。なぜなら、あの、俊足の早野くん。小さい頃から足が速くてモテまくってたのに中学生になった途端、インキャグループの仲間入りを果たした、あの早野くん。俊足の早野くんが証明してくれている!!



 どうする……どうやったらモテるんだ……そうだ!! 料理だ。なぜなら、あの、料理男子飯野くん。小さい頃は足が遅いだの、ひ弱だの言われてインキャグループにいたのに中学校、高校と上がるにつれて料理男子として持て囃されていた、あの飯野くん。料理男子飯野くんが証明してくれている!!



 よし、こうなったら小さい頃から料理の勉強をするしかない。そうすれば将来的にはモテて友達ができるのは間違いなし、ついでに前世でできなかった親孝行もできる、一石二鳥の最高の策じゃねえか…こんな策を思いつくこの頭脳が我ながら恐ろしいぜ……



 でも、あれだなこういう転生系でありがちだが幼い頃は能力を隠した方がいいな。人体実験とかされたら怖いし。言葉を喋り始めるタイミングとかちゃんと考えないとな……







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