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ソウル・サクリファイス-THE WoRLD of souL sAcRiFicE〜魔法使いの使命〜

作者: 酒道

この世界には人間に危害を加える魔物と呼ばれるものがいます。しかし、魔物はもともと人間でした。

欲望に翻弄され魔法の力に溺れてしまった元人間、それが魔物です。何故人間が魔物に成ってしまうのでしょうか。それには聖杯が関わっています。手にしたものの欲望を叶えてくれるという伝説の代物、聖杯。聖杯は欲深い人間の前に現れ問いかけます。お前のその欲望叶えてやろう、そのための代償を支払いさえすれば。と聖杯の声に従えば欲望を叶えることが出来ます。しかし、その引き換えに人として大切なものを失ってしまう。そう、その結果生まれるのがこの世界の魔物なのです。魔物はロムルス人達の支配する社会に現れました。ロムルス人は対抗するものの甚大な被害を受けました。

しかも魔物はもともと人間です。排除することは人殺しに他なりません。理性を重んじるロムルス人は安全に、かつ、自らの手を汚さずに社会を守る方法を考え出しました。

ロムルス人はセルト人の魔法使いに魔物の殺害を命じました。魔物を殺す見返りにセルト人には最低限の生活を保証する。ロムルス人は人殺しにならず社会は安全に保たれる。両民族の合意が生まれました。

魔物の殺害。つまり人殺しを請け負う魔法使いはこの社会の必要悪となったのです。

魔法使いは魔物を倒した時に選択を迫られます。魔物を生贄にするか、救済するかの選択です。魔物を救済すれば、また元の人間の姿に戻すことも出来ます。しかし、欲に溺れた人間は再び同じ過ちを犯します。そのため魔物を生贄にし、その魂を自らの右腕に封じる事が魔法使いの掟とされているのです。しかし、その生贄行為には大きな危険が伴います。右腕に封じ込めた魂を抑えきれなくなった魔法使いはやがて魔物となってしまうのです。そして、その魔物はまた別の魔法使いの手で生贄にされます。このように魔法使いと魔物との戦いは繰り返されるのです。

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