異なる世の中
さて…こっちに来て、ここ最近本しか読んでいない。ここまで来ると元いた世界でラノベ漁りしていた頃となんら変わらない…なんか、折角こんな世界に来て救世主として居る事が出来るのになんだか嫌〜な感じだな。
ここにあるのはゴリゴリの歴史書みたいなそんな感じ…ラノベみたく面白いものでもないしレベルももう上がらなくなってきたから戦う意味も見出せない。それだというのにまともな戦い方をしてしまっては魔王軍だったり神や管理者にも勝てない…どう勝てばいいんだろうか。
それに俺…なんで本を読んでるんだ、そもそもこんなところに書いてあるのか?さっきから見ているがろくなもの書いてな……血痕、誰か触ったのか、これに…相当昔のものかと思ったがつい最近のものじゃないか、俺のアビリティがこれだからこそわかる、異常なまでの…戦闘があったんだとわかる。
魂が…貼り付けられている、瀕死で触れたのか、この本に…何が、書いてある…いや違う、これを喰えばいい、瀕死の人間が残してくれたもの……何かの記お…これは、雷基の一部!?
待て待て待て、なんでこんな目に…何があ………っ、どうか、してる。雷基も翔也みたくいつかに疑問に思ったのか…読めなかったらしいからわかるように…か、これは…俺なら読める。
まあ、ろくなものは書いてな……ソウルイーターの、種類?暴、過、輪、託、焉…今のところこいつらしか国は知らなかったらしい。だが雷基はこれを見ようとして、邪魔者扱いされた…ああ、クソ。
…このページ、ここだけ、ここだけが、色褪せてる。まともに読めない、なんなんだ、これ……ゼルス、見たことあるかは知らないが、記憶に留めるために喰らってみる、わかったら教えてくれ。千切るのは…少し抵抗があるけどな……ああ。
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ここは…珍しく、呼ばれたのか、二、三回目ぐらいか?一体何が………
「お前、何があった、どうして今度は…お前が泣いてる。何があったんだゼ…」
なんだ、この空間…いや、墓場、死体が積み重なって…白骨、腐肉、反吐が出そうだ…まさかこれ全部、ゼルスが殺した…壊したものか…?
そういえば、あの本に絶食のソウルイーターは書いていなかった…記されないと言う事は目撃者がいないと、つまり全員……嘘だろ、こいつ…!
「…すまない、少し感情的になった、俺の話……聞いてくれないか?」
「構わない、どうせつまらない本を読むだけだからな。」
…要約すると、全てのソウルイーターの記憶が、想いが、感情が、全てが、ゼルスの元に集まるらしい。
今までに来た全ての勇者、救世主、何もかもを見てきた…そして、転移者、転生者、その全てに加担していた、その全て、死体の山。たまには飽きての殺戮、秒で飽きたと。
仲間と築いた死体の山、その仲間は今生きてるかどうかも分からず、目の前で殺されるのを見てどうなるか試した自分に…恨みがあったらしい。明らかにそれだけじゃないのはわかりきってるが聞くのも野暮ってものだろ、な。
「で、用ってのはなんだ、それだけじゃないんだろ?」
「少し、現世が恋しくてな、今はどうなってる、Wii Xは出たのか?いやな、俺貧乏だったからいっつも一世代前の……なんだ、その顔。」
「どうして、それを知ってる、お前……俺と同じじゃあないが、お前……転生者なのか…ゼルス!」
「…頭が、おかしくなりそうなんだ。これ以上、もうただ生きるのは嫌なんだ、意味を…俺の人生に、意味を見出してくれ。そして、お前が最後の転移者になってくれ、如月文也。
まだお前がなんなのか、俺にはわからない、でもお前は…お前からは何かを感じる。同種じゃない、もっと、もっと上だ、まるで…俺たちの救世主……前も言ったか、これは。
どうやら涙でおかしくなったらしい…まあ、そんなわけだ。お前が見せてきたあの切れ端、あれは、面白いことが書いていた。
俺に関して、端から端までな。」
なんだと、一体なんなんだ、この世界は。ソウルイーターになるのか、俺は、いやそれよりも…お前が知るものは、なんなんだ…!
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…!!まて、落ち着け、さっきまで何をしていた?ゼルスと話をしていた、たった時間は何秒も…ない、なんなんだ、時間の経ち方が…違う!




