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ソウルイーターの救世主  作者: fatality
異世界転移編
1/162

新たなる旅路








この世界というのは、どうしてこうも俺と言う人間に対しては絶望という二文字を送るのが好きなのだろう。


どれだけ上手く行っても、最後には「それ」が送られる。

それでもラノベっていうのは日常が非日常に変わって、自分が主人公のように過ごすことができる、それが羨ましくってそして面白い。


こんなふうに俺も主人公になれたならって、

思ったり思わなかったり...

そんな俺が、ひょんなことで始まる希望と絶望、そして世界を救う勇者として世界を隔てる仲間と共に始まり終わる、

俺と親友と仲間、そして……大事な奴の為の物語...


________________________



「んあっ!?...あ?」

よくわからんがなにかがあった。が、ただの夢なんだろう、呼吸は荒れていて汗だくだ。せっかくの休みの日にたまったもんじゃない。


まだ大学一年生のオタクの領域に片足お邪魔している一般人、彼女いない歴=年齢の…な。

バイトをして、出席数をとって、やりたいことやって寝てまた次の日。


変わりのない日常をこのままずっと過ごすのだと思ってた、ここに来るまでは...

「危ない!!」

そう聞こえて意識を戻して周りを見ようとすると、俺に車が突っ込んでくるのがわかる。

とてもゆっくりに、そして迫力をもって。

そこからは早かった。その後の意識はない。


「やぁ、僕はとある...うん、管理者って言ったらいいかな、まぁなんでもいいや。」

その一言で俺は意識を取り戻した。

状況がわからない、ここは何処か、こいつは誰か。様々な感情が交差する意思のなか、相手に俺は先手を取られた。


「このまま死ぬのと、この世界を救って生還するのとどっちがいい?」


その一言で俺は気づいた。

俺に、選択をさせる気はこいつにさらさらないのだと。


殆どの人達はここで助かる道を選ぶだろう。

俺もその1人だ、だがそれでいいのだろうか、

行った先で自分が役立たずな場合とかその辺り色々気になるところもある。

それにこいつ信用しても大丈夫な部類なのだろうか、選択させるふりをしといて結局無意味とかそんな事も考えられる。


だが奴は俺の考えを全て知っていた上でその質問をしていた。


「君が異世界にいって世界を救った上で生還したい、でも僕が信用できない。そうだろう?安心してよ、僕に人をどうこうできるような強い力はない。信用できないなら別にいてもらって構わないけど長居すると君の体がもたないよ?」


と。

その言葉を聞き、俺は決心した。

「わかった、行こう。その扉をくぐればいいんだな?」


「話が早くて助かるよ♪それじゃあ頑張ってね、救世の勇者様♪」


そうして一歩踏み出す。また一歩、また一歩。俺の新たな希望に満ち溢れんばかりの

新しい人生、俺が主人公の物語、勇者として!


「面白いモノを見せてよね」


「当たり前だ。」


俺は何故そんなことを言ったのかわからない。だが心のどこかでは楽しみたいんだろうということで解決させてその扉を開けた。

俺の物語のために、そして、世界のために。


________________________



扉を開けて入った先、黒のローブを着たゴリゴリの魔術師と言わんばかりの人がごった返していた。驚きの表情を見せるものもいれば、疲れ切って衰退しているものもいる。


だけれどもその中でまだ動けるやつは

「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!

勇者様だ!最後の勇者様の召喚に成功したぞ!!!!!」」」」


とかなんとか叫んでた、みんな大歓喜さ。

よくわからん俺を除いて。


「勇者様、お越しいただいて感謝この上ありません、ですが詳しい話は後でまずは王に拝謁していただいてください。もう他の方は集まっておられます故。」


「……わかった、案内してくれ。」


有無を言わせない集団の圧に負けた俺は大人しく王様に会うことになった。なんて呼べば良いのだろう、陛下?王?名前呼び?


そんなことを考えながらついていくと扉があり、


「この先に王がいます。どうぞ、お通りください。」

とか言われた。


どんな奴がいるんだろうとかそんなことよりもまず、俺が必要とされるか、それが一番怖かった。

でも、十分だった。


俺は、いいや俺たちは、世界を救う救世主らしいからだ。


「最後の勇者が到達した、よってこれより勇者達の名とスキルを教えてもらおう。すでにいるものにはもう話してあるが、その者はまだであろう、まず、視界の右下にあるであろう3本線のマークに手で触れてみてくれ」


言われた通りにやってみたらなんとすごい、

本当に色々出てくる出てくる、異世界に来たんだって実感がいきなり湧いてくる、そして好奇心と希望とな

って。


「よし、ではここにきた順番で頼む」

そう言い終わると順に自己紹介が始まった。


「俺の名前は水野 翔也、アビリティは私念弾、職業は勇者で大学一年生だ。」


と、聞いてもない年齢を答えたことにより年齢も答える感じに自己紹介が進んでいった。


「私の名前は葉山 凛です。アビリティは神の慈悲を持っていて大学一年生です。そして私も勇者です。」


「僕の名前は藤間 隼人、アビリティは空虚の軌跡、高三です。職業は先人と同じのようですね。」


「私の名前は神藤 玲だ。アビリティは正義の戦旗というものらしい。大一だ。職業はみんな一緒だろう、私も勇者だ。」


この玲とかいうやつ男なのか、それとも女なのか。直接聞くわけにもいかん。

こいつだな、今回一番気になった人は。


その後には特に気になるところもなく、俺のところまで順番が来た。


「俺の名前は浅谷 来基だ。アビリティは雷槍メラクナイ、大学三年生だぜ、よろしく。そして案の定俺も勇者だ。」


そしてとうとう俺の番だ、3本線3本線っと...これだな。...これは一体...⁉︎



____ ____ ____ ____ ____

名前  文也 如月 

アビリティ ソウルイーター

職業 救世主

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― 新着の感想 ―
[良い点] 最近タイトルが長い中短い上に大体がわかるところ。 後々の期待も含めてです、頑張ってください [気になる点] 文が所々悪いところもあります、その点も後々になるにつれ気にならないようにしていく…
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