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転生して龍になった俺は異世界で無双する  作者: ヴェルフレア
第五章 厄災龍編
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第三十一話 再会

〜〜雷人side〜〜



俺の名はらいとだ。つい先日勇者としてこの異世界に召喚された。今は用意された部屋でくつろいでいる。ぶっちゃけ此処での生活は地球よりいい。しかし、俺には行方不明になった幼馴染の翔を探さなければならない。だから早く帰りたいのだ。ただ此処にいるかも知れないと直感的に思う。いるはずがないのだが。


「雷人くぅ〜ん♡」


こいつは翔の元カノだ。しかし、俺はこいつが大嫌いだ。それは翔と付き合っていたのにも関わらず俺や他の男に手を出そうとしていたからだ。別れさすことができたのだが、今度は俺をターゲットにしたらしくいつも言い寄られている。全部無視しているが。


「今日も無視〜?」


「………」


「はぁ…もういいや、じゃあね」


機嫌を悪くして帰って行った。このまま話しかけないで欲しい。それより早く元の世界に帰る方法を探さないといけない。



〜〜ヴェルside〜〜



「よう!ルザ久しぶりだな!」


「おぉ主人殿久しぶりじゃな」


「おいおい、ヴェルと呼んでくれよ、同じ神同士なんだからさ」


「そうか、ではそうさせてもらうのじゃ」


「ヴェルく〜ん?」


「な、何だよユヅキ」


「なかなか会いに来ないと思ったら女の子と遊んでただなんて」


「それは悪かったよ、でも二人とも愛してるんだ」


「もう…しかたないんだからね!」


「ありがとう」


「そう言えばグレン王国で勇者召喚がされたみたいよ」


「勇者召喚…?」


「うん、なんでも地球の日本ってところから召喚されたんだって」


「っ!?日本だって?!」


「何?知ってるの?」


「知ってるも何も前世の俺が居たところだよ」


「えぇ!?そうだったの?!」


「言ってなかったっけ?」


「初耳だよ〜、そっかなら、お友達もいるかもね」


「そうだといいな、じゃそろそろ帰るわ」


「うん、またね!ダーリン!」


「お…おう、ルザもまたな」


「あぁまた来るのじゃ」



--------------------------------



勇者召喚か…こんな時にするって事は何かあったのか?もしかして厄災龍だったり…まぁどっちにしろ会う事になりそうだな。



「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」


「っ!?」


「どうした!」


「ヴェル様…カエデ様が勇者らしき者に連れ去られました」


「なん…だと…?」


何回目だ?こうして大切な人が奪われるのは。俺の中で何かが爆発した。すると、体はの色が変化していき、いつしか純黒へと変わり果てていた。怒りをエネルギーとし、膨大な力が湧き出てくる感じがした。そして俺はカエデの気配がする方へ全力で飛んでいった。


「あ〜あ、ヴェル様を怒らせちゃったよ、僕達じゃもう止められないからね」




〜〜雷人side〜〜



「お〜い、雷人」


「なんだよ」


「さっき厄災龍の国まで行ってきたんだけどよ、そこで良いもん見つけたんだよね、それがこいつ」


「きゃっ」


「お前は昔から女ばかりだよな」


見ていて呆れる。よくそんな事が出来るなと。こんなにか弱い女の子を攫ってくるなんて。そう思っていると物凄い力を持ったものが近づいてきている事に気づいた。


「おいおい、琢磨お前連れてきたんじゃねぇの?」


「ふん、どうせ俺達が殺すんだ、今に始まった事じゃない」



〜〜ヴェルside〜〜



数秒飛んだところで国が見えてきた。そこにカエデの気配がある。


「ここか!」


俺は構わず門の前に降り立った。


「お、おい龍だぞ!早く増援を呼べ!」


「は、はい!」


「おい、お前らカエデと言う女は知っているか?」


「カエデ?知らんな、それより何しに来たんだ」


「俺の番を取り戻しにきた」


「チッ…勇者の奴らか…余計な事しやがって」


「ハハッガチできてるじゃん、厄災龍」


「貴様か…?」


「この女の事か?」


「貴様許さんぞ!」


「俺と戦って勝てたら返してやるよ」


「召喚されて力があるからと調子に乗るのも大概にしろよ…?」


「ハッやってみ…ガハッ…」


「おい、どうした」


「クソッ…テメェ卑怯な真似しやがって」


「卑怯なのはそっちだろ」


「うるせぇお前は黙って地を這いつくばってろ!」


「とことん憐れな奴だな」


「うぉぉぉぉぉぉ」


「話にならん」


「グハッ…クッ…ガハッ…わか…グハッ…も…う…や…うっ…やめて…」


「ハハッハハハハ…所詮はその程度よ」


「ヴェルさん!」


「ごめんな…約束したのに」


「ううん、助けに来てくれた、それだけで十分」


「そうか…」


俺の体の色はだんだん元に戻って行った。それによく見たらこいつ琢磨じゃねぇか。前々からうぜぇなと思ってたから丁度よかったな。


「ハァ…ハァ…だから言わんこっちゃない」


「おっ!雷人じゃねぇか!」


「ん?貴方は…?」


「翔だよ!翔」


「っ!!本当か?!」


「あぁ会えて嬉しいよ!」


俺は姿を人間に変え雷人と抱きしめてあった。久しぶりの幼馴染との再会だ。喜ばない訳にはいかないだろ?


「ヴェルさん?この人は?」


「あ…えっと、俺の幼馴染だ」


「え?どう言う事ですか?」


俺はカエデに一から説明した。元人間だった事。ある日突然死んでこの世界に龍として生まれてきた事。全部話した。するとカエデは「そうだったんですか…」と答えた。


「良かったですね、幼馴染と会う事ができて」


「あぁ良かったよ、ところで雷人達は何を目的として召喚されたんだ?」


「そ…それが厄災龍の討伐なんだけど…お前なんだよね」


「は?」


「いや、翔が厄災龍って事になってんの」


「はぁぁぁ?馬鹿なのこの国は」


「俺に言われても…」


「そうだよな…ごめん、因みに厄災龍は俺じゃないからな」


「分かってるよ」


こうして変な疑いをかけられてはいたものの無事、カエデを取り戻す事ができたし、幼馴染にも会えたのでよしとしよう。




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