第三十話 新たな能力
長らくお待たせしました。ここから新しく登場人物が増えたりします。敵もどんどん強くなっていく予定です。これからもぜひ読んでくださいね!
俺はいつも通り仕事をしている。そしてこの前ギルからある龍についての話を聞いた。
「厄災龍…?」
「あぁ…1000年以上前にいたらしい。なんでもこの地に厄災をもたらしたとか。しかも近頃復活するらしい」
「それで厄災龍か…で復活するとどうなるんだ?」
「まず復活の前兆として手下のカオスイーターと言う実態を持たない魔物達が魔物や人間に取り憑き厄災龍に復活をもたらすとこの本には書いてある」
「なるほど…それは厄介だな、阻止できないのか?」
「取り憑かれた者たちは区別できんから難しいだろう」
「そうか…なら復活はほぼ確実ってわけか」
とまぁこんな感じだ。この話を俺にしたって事は遠回しに復活したら討伐してくれって言ってるようなもんだろ。どっちにしろ避けては通れない道だから結局は戦うんだろうけど。と言うわけで俺は新しい技の開発を始めた。そして気付いたのが自分の体の色を黒以外なら何色にでも変えられると言う事だ。俺の固有能力は雷と炎だが色を変えると他の能力も使えるようになる。例えば水色では水、緑色は風と木などだ。元々の能力はそのまま使う事が出来るので能力を組み合わせる事が可能になった。雷と風を合わせると天候を操れたり、水と炎は一見相性最悪に見えるが霧の能力が使え、目眩しや自分の姿を隠す事ができる。そこで俺は全ての色を混ぜてみることにした。それを今から実験するところだ。
「さてと、今までは一色ずつだったが全色混ぜるとなると見た目がやばくなりそうだな」
「ヴェルさ〜ん、何してるんですか?」
「お!カエデか!新しい能力を試してるんだ」
「そうですか!見ていてもいいですか?」
「あぁ」
カエデに見守られながら実験を続けた。結果から言うと成功はした。だが想像と全く異なる結果だった。と言うのも色の変化はなく元の銀色だったのだが、全ての能力を使えるようになり龍神ヴェルフレアとなった。どうやら今までは完全な龍神では無かったようだ。
「さてとこんな感じかな」
「すごいですね!前よりさらに神々しくなって体も大きくなってますね!」
「確かにそうだな」
元の体は体長40mくらいだったが今は100mぐらいになっていた。
「カエデ帰るぞ」
「はい!」
〜〜???side〜〜
「ん…?ここは…?」
僕はさっきまで教室で授業を受けていたはずだ。急に周りが光ったと思えばここにいた。しかも他のクラスメイトもいる。
「ようこそ勇者の皆さんグレン王国へ」
これはまさか異世界転移か…?
「なんだよ急に!俺達を返してくれ!」
「まぁまぁそんなこと言わずにとりあえず説明を聞いて下さい。貴方達を呼んだのは他でもないこの国を守ってもらう為です。と言うのも厄災龍が復活しているのです。しかも国を築き龍神を名乗っていると聞きます。ぜひ貴方達に討伐して頂きたい」
「そんなこと急にいわれたってよ…」
「今すぐにと言う訳ではございません。貴方達の事は私達が全面的に援助させて頂きます。訓練の方もベテランの方々にお願いして鍛えて頂きます」
「チッ…」
「さぁさぁこちらに」
まぁここは大人しくついて行った方がいいよな。それにあんだけ憧れてた異世界だから楽しまないとな。




