第十八話 戦闘訓練
「よし、じゃあ授業を始めるぞ」
「今日は魔物との戦闘をしてもらう」
まぁ魔物って言っても幹部と戦ってもらうだけなんだけどな。
「早く準備をして、正門に集合だ」
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「全員揃ったな?」
「はい、先生」
アルゴとタイマンをして負かしてから、アルゴは丸くなった。他の生徒達も先生として接してくれるようになった。
「先生、魔物と戦うって言っていましたけど、どこに行くんですか?」
「神龍の森だ」
「は?」
「正気ですか?先生」
「あぁ」
「確かに先生は強いかもしれませんが、あの森にはAランクの魔物がうじゃうじゃいるんですよ?」
「それがどうした?」
「もし、死者なんかが出たりしたらタダではすみませんよ」
「確かにそうだな、でも大丈夫だ」
「どうなっても知りませんよ」
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「よし、着いたな」
(ロード、そろそろ準備しといてくれ)
(御意)
「お前ら気引き締めろよ」
「はい!」
そろそろだな。
「我が名はロード、この森の支配者だ」
「おいおい、いきなり支配者かよ!?」
「先生、流石にやばいよ!」
「頑張れー」
「先生?!」
そして、生徒達とロードの戦いが始まった。と言っても、勝負になっていない。ただただ蹂躙されているだけで、手も足も出ていない様子だ。
「貴様らよくこの森に来ようと思ったな」
「うるせぇよ」
「にしてもおかしくねぇか?この魔物俺達にとどめどころか、怪我一つつけて来ないぜ?」
「確かに」
「先生、どう言うことですか?」
「お前らが弱すぎて舐められてるんじゃないのか?」
「もう!先生本当の事を教えて下さい!」
「わかったよ、ここは俺の森だ」
「冗談はやめて下さいって言いましたよね?」
「冗談じゃねぇぞ、そこのロードだって俺の配下だ」
「え?」
「おかえりなさいませ、ヴェル様」
「この通りだ、という訳でこれから毎日ロードによる特訓だ」
「先生は一体…何者なんですか?」
「人ではないとだけ言っておこう」
「人ではない…?」
「魔物なんですか?先生は」
「お前らがどう捉えようと俺には関係ない」
「まぁいいです、先生は先生ですから」
さっきから俺に対して質問してきている生徒はこのクラスの委員長的な存在のアリスだ。金髪、青眼でとんでもない美少女だ。
「余談ばっかりしてないでさっさと訓練を開始しろ」
「はーい」
こいつらが強くなるのが楽しみだな。




