⑦
チェンジリング
を 観ながら
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……この生活を続けていて、凄く思うのは、……心理的に言ってはならないことが多すぎるということ
重く入り込むことをしたくとも、……感謝の気持ちを感じていても、……つい、相手の方はご迷惑なのではないかと思えてしまう
……人の体調の悪さや、感情の機微を表情から読み取ることは得意な方でも、……それを実際に指摘することは出来ない
一緒に働く方は、私が人を疑わな過ぎると指摘する
おばあちゃんやおじいちゃんが今は悪いことをするのだと指摘する
元来、何も断らないのが私の美点でもあったはずなのだけれど、集まりも断ってしまった
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正解はそこらに多くあるのかもしれないけれど、……私がどこに居ても異物であり、生きづらいのは変わらないのかもしれない
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親の元に居た頃、全ての付き合いや、人との関わりは、私自身の意思ではなく、全て親の反応から逆算した付き合いだった為、その当時からの私の性格や性質も、……今とは全く違うという事実が、歪みを大きくしているような気がする
人はその気になれば、嫌な人間にも笑いかけることが出来るし、嫌いな人間を好きなようにふるまうことも出来る
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……でも、今、私はそのようなことをする必要がない
私は私だけの人生のなかで必要な方だけと割り切っても構わないし、……逆に、独りで生きられるのなら、誰ともかかわらなくともよいという事実が
覆いかぶさるようにかかってきて
今、私は、どのようにふるまえばよいのか解らない
……誰かに搾取される人生も、誰かに支配される人生も望まないけれど
……では、どのように生きたいのか、解らない