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後日談

「ちょっと待って。この公園デートの相手にの人はどうしたの?」

ふい美咲に問われた。


「振られた。」

たぶんそうだ。この告白結果など関係ない。

「そう、ならいいんだけと。蘭に報告しないと。プロポーズされた。って。赤ちゃんもだけと。」

彼女は嬉し恥ずかしそうだ。

俺も付き合ってくれた3人には報告しないとダメかな。


このデートはそうそうに切り上げ、二人の実家へ向かう。



『桜木家』


まずは、美咲の実家だ。

「あら、大和君。久しぶり。今日はどうしたの。」

美咲の母親が応対してくれた。すぐにリビングに通される。

「お茶どうぞ。」


「叔父さんと叔母さんにお話がありまして。」

「なになに。ついに美咲貰ってくれる決心がついた?」

「お母さん。食いつきすぎ。」

美咲が母親をたしなめる。おじさんは不在だった。


「はい。美咲と結婚します。」

「まあ、良かったね美咲。あんた先々週帰ってきた時酷かったから。もうダメと思っていた。」

「お母さん。余計な話はいいの。」


「やっと孫の顔が見れる。頑張ってね。大和君。」

「あ、その話ですが。」

「大和、私から話す。5週目です。」

目を丸くする叔母さん。驚きを隠せないようだ。


「あんたら、やることはやっていたのね。でも、それだと承知しかねるかも。」

突然の否定。

「なぜです?」


「美咲の悩んだタイミングと赤ちゃんがリンクしている。大和君。無理やりしたの?私の大事な娘に。」

言えない。半分正解です。


「お母さん。もう大丈夫だから。安心して。私、幸せよ。」

「美咲がそう言うなら許しましょう。お父さんには適当に言っておくから。幸せになるのよ。」


なんとか許可は貰えた模様。その後、多少の雑談を交わし、彼女の家を後にした。



『大橋家』


「今度は大和の家だね。わたしが私がドキドキする番。」


大橋家に到着。普通にリビングに入った。そこには親父が座っていた。

「親父、お袋は?」

「ああ、北沢のお母さんと蘭とで式場見に行った。」

「ああ、そっちはそっちで忙しいか。」

蘭は忙しい中、俺に時間をさいていたのか。申し訳ない。


「お、美咲ちゃんじゃないか。久しぶり。蘭はちょっと今忙しくてな。いないんだ。」

親父が美咲に気がつく。

「あ、いえ。」

「親父話がある。」

「なんだあらたまって。」


「親父、俺も結婚することにした。」

「誰とだ?」

「美咲とだ。」

親父はため息をついた。


「冗談も休み休み言え。期待したじゃないか。」

「叔父さん。じゃない。お義父さん、ホントです。」

「美咲ちゃんまで、叔父さんをかついで。」

くそ親父聞く耳持ちやがれ。


「ホントです。私のお腹には、大和の子がいます。」

「え?」

「だから。俺と美咲が結婚するの。」


「ちょっちょっと待て。」

親父はいきなり立ち上がり、電話をかけ出す。大丈夫か。

しばらく電話する。


「美咲ちゃん、ちょっと電話代わって。相手は家内。」

親父は美咲に声をかける。

「はい。」


電話の終わりを待つ間、親父はソファーに腰を下ろした。

「まさか、お前が美咲ちゃんと結婚とは驚くわ。」

「俺も驚いたわ。」

「幸せにしてやるんだそ。」

「当たり前だ。」


こうして両家への報告を終えた。



『社交ダンス教室』


水曜日の定時あがりいつもの社交ダンス教室へ行く。


一華さんと次のダンス、ウィンナワルツに挑戦中。ステージがドンドンあがっていく。

練習終了後、もはや定番となった。飲み会へ誘う。


「大和から誘うって珍しい。彼氏いるから、エッチは出来ないよ。」

相変わらずストレートの物言いをする一華さん。横でうなずく立夏さん。


「報告があって誘いました。」

「何?」

「結婚する事にしました。」

「おーおめでとう。相手は青山ちゃん?」

「いえ、違います。」

「私達の知っている人?」

「知らない人です。」

「この男。何人女キープしてんのよ。」

お怒りモードの一華。


「あ、でも前に付き合っているヤツいるって言いましたよね。」

「最近、別れたとか言ってなかった。」

「そいつと結婚します。」

「元サヤ。周り巻き込んで迷惑なヤツ。」

全くその通りだ。でも俺が動かなければ何も変わらなかった気もする。


「私達はいい。青山ちゃんにしっかり話すんだよ。」

「そうします。」


「じゃ、大和の前途を祝ってカンパーイ!」



『料理教室』


楓さんは料理教室には来ていた。

「楓さん。」

「調理中です。話かけないて下さい。」

怒られた。避けられたが正解。それでも食い下がる。


「話したいことがある。」

「私はありません。先週で全て終わりました。」

「聞いて欲しいんだ。料理教室終了後、喫茶店で待つよ。」

「.........」


喫茶店でしばし待つ。待つ待つ待つ。2時間たっても彼女は現れなかった。諦めて外に出た。

外に出ると、彼女は店の入口で立っていた。


「楓さん。中に入りましょう。」

「ここでいいです。話したいことって何ですか?」

聞いてくれるだけでもありがたい。

「では、告白の結果だけ。」

彼女のがピクリと動く。

「彼女と結婚することとなりました。」

「そ、そうですか。おめでとうごさいます。では。」

彼女は立ち去ろうとする。

「待ってください。」

「もう、話すことはないです。」

彼女は涙を流していた。


「その、つわりがひどいです。何かいいレシピありませんか?」

時が止まる。一瞬の静寂。

「ははは。つわりですか。始めから私に勝ち目ないんですね。」

一転して彼女の顔は晴れやかになった。


「すいません。オムライスは食べてくれたんですが、その後がダメダメで。」

「それは、ケチャップライスが食べれるってことです。」

「ケチャップライス?」

「妊婦さんはすっぱい物を好む。聞いたことありませんか?」

「あります。」

「そういう物を作ればいいです。一緒に考えましょう。お母さんと赤ちゃんのために。」


こうして、皆に報告を終えた。



『自宅』


「美咲、しよ。」

「ダメです。赤ちゃんいます。それにこの頃眠いです。」

二人でソファーに座りイチャイチャ中。


「ピンポーン。」

「誰だ?」


「はーい。お兄様とお姉様。こんにちは。」

妹の蘭がやってきた。

「だいたい話は聞いているけど私に報告なしは、ダメなんじゃないかな?」

「あははは。」

「お前忙しいだろ。結婚準備。」


「二人の共通の知り合いで、私がくっ付けたようなもんでしょ。」

「ごめん。」

「すまん。」

二人で妹に謝る。


「良かったね。美咲。良かったねアニキ。でもあと5年前倒し出来たはずたよ。なにやっていたんだか。まずはおめでとう。」

「ありがとう蘭。」

美咲は欄に抱き付いた。

「私も頑張って同級生いとこ作ろうっと。」


こうして、報告巡りは終了した。

みんな迷惑かけてゴメン。そしてありがとう。







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― 新着の感想 ―
[良い点] よい結婚報告でしたね! 面白かったです^_^
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