デートLINE(青山楓)
彼女は自分のことを話てくれた。(LINE)
中高大とすべて女子校。男性との会話一切なし。社会人になり、普通の会話は出来るが恋ばななどは苦手なそうだ。
『相手もいないのに花嫁修業と称し料理教室へ通っています。』
『なるほど。』
『事故で子供を助けた大橋さんは衝撃的でした。』
『あれは偶然。その場にいればみんな同じ行動するよ。』
『それはないです。あの場にギャラリー何人いたと思ってます?動いたのは貴方だけです。私も傍観者。』
すごい誉められ方してる。歯がゆい。
『こないだの、カレーは誰ですか?』
おう、いきなり話題が変わる。しかも答え難い。でも。
『知り合いの女子高生かな?』
『妹さんですか?』
『違います。僕のTwitterでの料理ファンです。』
間違いない、料理好き女子高生。
『その子、大橋さんのお部屋に上がられたのですか?』
そっちか。返事に困る。上がってはいる。画像だけ送られて来たと嘘をつく?後者で回答。遅かった。
『上がられてカレーを作って行かれたのですね。』
確信があるぽい。
『はい。』
『大橋さんのこと信用していますからか。』
中々厳しい質問責めだった。
黙々とスマホを打ちながらベンチに座る二人。ゲームを黙々とやっているように見えるかも。
目がつかれて来たので遠くを見る。
そこには池があり家族ずれとかがボートに乗っていた。
「青山さん。ボート乗りませんか?」
スマホではなく口から話した。
「はい。の、乗ります!」
その緊張、俺より重度かも。




