デート公園1(青山楓)
雲一つない快晴。デート日和だ。
今日は青山さんとデート。中央公園入口で待ち合わせを
している。
美咲のことは気になったがそれは蘭に任せよう。
「お待たせしました。」
声がする方を見る。そこには白いワンピースを着こなし白い帽子をかぶった。お嬢様のような青山さんが立っていた。
両手には少し大きめなバスケット。肩からは小さいポシェト。
「か、かわいい。」
「え、え、え?あ、あありがとうごさいます。」
しばし、無言で立ち尽くす二人。
意を決し声をかけてくる青山さん。
「大橋さんも、す、す素敵です!」
言い切ると彼女はその場でしゃがんでしまった。
彼女のスマホにLINEでメッセージを送る。
『今日もスマホで行きますか?』
スマホ画面を確認したあと、立ち上がり俺に頭を下げてきた。
『それでお願いします。』
『まず、そのバスケットは僕が持ちます。何が入ってます?』
想像はついたが取り敢えず聞いてみた。
『ありがとうございます。中身はお昼を作って来ました。サンドイッチです。』
彼女よりバケットを預かる。
「では、少し歩きましょうか?」
「は、はい」
ここは声をだした。歩きスマホは無理かな。
妹レクチャーを思いだす。目的地に着くまでの移動も重要だったな。ではこのぷらぷら時間も大切だな。何話す?
「今日は天気がよくて良かったですね。」
「は、はい。」
「何処か見たい処あります?」
「は、はい。」
アレ?これって俺がいっつもやってるヤツだ。緊張しまくってダメなヤツ。
「肩抱きますよ。」
「は、はい。」
許可を貰ったので、肩に手をかけ彼女の体を引き寄せた。
「キャッ。は、離して下さい。」
「え?許可貰ったけど。」
「え?え?え?」
彼女そのまま無言になってしまった。肩を抱いたままベンチスペースに誘導した。そしてスマホを見せる。
『緊張しているようだっので強引に行きました。すいません。』
彼女は首を横に降った。
『私こそ、すいません。その、デート初めてで何すればいいのか、わからなくて。』
意外な告白だった。




