公園(桜木美咲)
青山さんと別れたあと、小さな公園で幼馴染が公園のブランコに座っているのを見つけた。
何やってるんた?アイツ。
「おう、病院どうだった。」
放置でも、よかったが声をかけた。
「あ。大和。」
体調不良のせいか何だか元気がない。
「どうした?疲れてるか?」
「ううん。なんでもない。」
「そっか。力になれることなら、いつでも相談にのるぞ。」
「ない。ない。」
笑顔で返事をする美咲だっか今日のコイツには、何か違和感があった。
帰るとのことだったので同伴することにした。
美咲は一人になりたいようだっか、どうしても違和感が気になった。
帰りながら事情聴取する。
「で、風邪か?」
「あははは。」
笑って誤魔化された。しばし無言で歩く。そして突然話だした。
「......4週。」
「え?何?」
小さい声だったので聞き取れなかった。
「全治10カ月の大怪我だったよ。」
「な、お前、靭帯とか切ってるのか?」
「......冗談でーす。ただの風邪です。」
返事に間があった。
へんな嘘つきやがって。
腫瘍とか結核とかヤバい系の病気かと思ったじゃないか。
その可能性あるのか?
俺の部屋の前に着く。
「大和。黄色くま。待ってるから持って来て。」
「一緒に来れば?」
このごろ拒否されまくったから誘ってみた。断るだろ。
「行く。」
ちょっと予想外だった。
信用された。元の関係に戻れたのか?
ソファーに偉そうに座る黄色くま。ヤツを取ろうとしたら、後ろから抱きつかれた。
「おい、美咲。」
「ゴメン少しだけ、少しだけ。」
身動きの取れない俺。俺は何もしないし聞きもしなかった。
しばらくし、美咲は満足したらしく、
「ありがとう。大和。元気貰った。さあ帰ろ、黄色くま。」
そう言い、彼女は帰っていった。
何だ?この違和感。またアイツが消えるような気がする。
この違和感を共有するため、妹に連絡した。
「わかった。後で美咲と話してみるよ。」
「頼りにしてる。」
俺に出来ることはこんなもんだろう。




