表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

36/49

料理教室 6回目

次の日、朝、美咲の部屋のチャイムを押す。

彼女の様子伺いと守り神を返却するミッションのためだ。

残念ながら留守だった。

所在をLINEで連絡し確認すると病院とのこと。

お大事に。


Twitterには朱里のカレーをアップした。

可愛い友人に作って貰いましたとコメントを入れて。

もう、会うことのないであろう彼女の記念に。


振られるのは辛いけど、振るのも辛いな。でも朱里の場合は恋い焦がれって感じだろ。本物の彼氏はすぐ現れるさ。


そんなことをしたあと、いつもの料理教室へ通う。


さてさて、今日の課題はハンバーグ。餃子作ったことあるから簡単に行けるかな?


玉ねぎみじん切り。得意得意。ひき逃げと合わせてこねる。

行けるな。

アレ?こね物ばかりやってない?ま、いいか。

あとは、空気を抜く。ボールのように両手で扱う。


「楽しいですね。」

隣で同じように空気抜作業をしていた、青山さんに話かけられた。

「そ、そうですね。」

青山さんだ、いつも通りにしろ俺。

「?何だか、いつもと雰囲気違いますね?何かありました?」

見透かされている!

「え、え~と。か、彼女に、ふ、振られたか、かな?」

「す、すいません。」


彼女に謝られてしまった。

「き気にしないでく下さい。だ大丈夫ですから。」

「すぐに傷が癒える物ではありません。」


首を振りながら自己嫌悪に落ちているような彼女。だか。

「あ、あの、わ、私で良ければ、な、慰めます!」

いつに無い強い意思が感じられた。


「え、いや、え?そその?」

「あ、ち、違います。そ、そういう意味ではなく。」

言葉ならない二人の会話。


「わははは。」

「うふふ。」

最期には笑って誤魔化す始末。

「その、あ、あ後でLINEします。」

そう言うと彼女は調理へと戻っていった。

料理教室終了後。彼女からメッセージが入っていた。

『下の喫茶店でお話ししませんか。』

『いいですよ。』

『ありがとうございます。』

『では、待ってます。』


彼女に誘われ喫茶店へ向かう。

直線話してくれていいのに。

イヤ、今の俺には言葉より文章の方が上手く会話が出来るか。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] おお、これかどうなるのかドキドキです 幼馴染ちゃんは「自分の決断で主人公の手を離した」のですからね… そして主人公もそれを受け止めてしまってます。 普通ならばこのまんま新しい彼女と前へ進む…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ