料理教室
結婚相談所を後にした俺は昼食も摂らず、次の場所へ来ていた。
「はい、では白身と卵黄を分けて・・・」
料理教室へ来ていた。うわさには聞いていたが全員女性て男は俺1人。そしてほぼ既婚者。計画断念。
出会い目的ではあったが、この料理教室は俺にマッチした。
もくもくと言葉を発っせず作業するのが楽しい。
ここは婚活関係なく通うことにしよう。自分のスキルもあがるし。
「大橋さんそこ違いますよ。」
突然の横からの声。俺は異常なほどあわてた。
「あ、えか。なは。なひ」
「あわてない。ゆっくりでいいです。」
「あ、あり、が、かとう。」
声の主の方をみる。諦めた出会いがそこにあった。
が、発展させるスキルなどなくもくもくと料理を続けた。
試食の時間になりそれぞれが自分達の料理を食べる。見た目はどうであれ、下味が完璧だから旨い。これだけてきた価値があった。
後片付けをし料理教室は解散。
何事もなく帰路に付く予定だった。
それは一瞬の出来事だった。
「ママ~」
教室を出たすく前の信号の前で、の生徒だった女性に向かい4,5歳の女の子が青信号を走ってわたってきた。
それに気づかず車がもうスピードで右折。俺はとっさに横断歩道へ飛び出していた。
ああ、ダメか。転生出来るかな?
「あ、起きた。先生呼びますか。」
目を覚ますとベッドで寝ていた。転生は出来なく横には妹が座っていた。
「たく、朝から結婚相談所行って夕方車に引かれるって、何に絶望してんのさ。」
「うっせ。女の子は?」
「無事無傷。ついでにアニキもただの脳震盪。記憶は大丈夫?私わかる?」
「いとしの蘭だろ。」
「ok大丈夫そうだね。」
今日は、1日病院で様子未。明日には退院の運びとなった。