結婚相談所
目が覚めると眼鏡女の顔がすぐ横にあった。
静か体をおこす。反対側には妹が転がっていた。
ああ、コイツらと飲んでそのまま、ウチで討ち死にしたか。
どうだ!今ダジャレ。面白いだろ。馬鹿馬鹿しい。
ここは俺の借りているマンションの一室。社会人になり家を出た。妹はまだ実家暮らし。何故か幼馴染は隣の部屋。
まずはやることは、
「おい美咲起きろ。お前の家は隣だ。」
彼女の頬を軽くたたく。
「う~ん。あれ?大和。」
彼女は目を覚ました状況確認。
「おやすみ。」
「おやすみじゃねえ。さっさと自分の中の家に戻れ。」
「ヤダ。」
「おい。」
二度寝されました。
もうひとり妹。
「おい。蘭。起きろ。」
「起きてるよ。」
布団をかぶりながらの声。起こすの諦めた。
「俺はこれから昨日の話した結婚相談所へ行ってくる。あとは適当に。」
「はいはい。行ってらしゃい。」
こうして、家を出て予約した結婚相談所の窓口へ来ていた。
受付に話かける。美女だ。
「ほ、本日、よよ予約した、大お橋です。よろろししく、おねががいしまさす。」
「大橋様ですね。ただいま相談員が参りますので3番テーブルにてお待ち下さい。」
3番テーブルまで行き受付でもらったアンケートを記入しながら相談員を待つ。
しばらくすると、俺より年下に見える女性相談がやって来た。
「はじめまして。大橋様の担当となります、中野です。頑張りましょう。」
「お大は橋です。」
「まず、アンケート回収します。大橋様のデータに登録いたします。どのような方がこのみですか?」
「え、えか、かわいらし、しい、こでさす。」
「そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ。あら。すごい。大橋様と出会いたい方が1万いますよ。選びほうだいです。」
そう言うと彼女は、パソコンのモニタを見せてくれた。
「もう少し条件厳しくしますか。25歳以下。減りましたね。4人います。」
「あ、あの、できれればとさしがち近いいかたたで。」
「では30歳で。100人ぐらいいますね。どうぞご確認ください。」
モニタの画面とにらめっこ。ずーと固まってしまう。
「真剣なのはわかりますが、どなたも素晴らしい方々です。大橋様の直感でよろしいと思いますよ。」
その言葉に押され1人の女性を選んだ。彼女の名は大久保莉緒。
「では、女性サイドに連絡致します。結果は後日メールにて連絡致します。本日は以上です。」
後日きた連絡は交際okで相談所を通してのやり取りをする事となった。