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sns 3回目

おーし。アイツのためだ。


料理教室には行ってもいないから上手く出来ないかも知れないが、小籠包を作ろうと思う。


鶏がらスープを温め、ゼラチンと混ぜて、冷蔵庫で固める。

これ、豚バラ焼いたあとの油の固まりとか利用出来ないかな?


あとは、餃子の時のように、挽き肉、玉ねぎと混ぜる。

皮に包む。あれ?餃子と違って難しいぞ。上手く丸めれないや。

悪戦苦闘したが、見れるようになったな。


あとは蒸す。よーし出来た。Twitterにアップ。

皿を2つ並べて。ちょっといいワインもだすぞー


俺は調子に乗っていた。

アイツがすぐに来ると思いこんでいた。こねぇなあ。

お、Twitterに返信来た。いつものメンバー


森下さん料理教室。『おいしいそうです。前回の料理教室は定番肉じゃがでした。』

返信しておこう。『今週、教室行くので、教えてください。楽しみです。』


森下さん。社交ダンス『だいだいの手料理食べたです。』

返信『安定して上手く出来るようになったらね。』


林原さん。社交ダンス『食べ過ぎです。』

返信『運動いっぱいしますから、許してください。』


足立朱里。『二週続けて中華?』

返信『すいません。諸事情ありまして。』

ふう。返信した。


アイツまだ、来ないな。呼びに行くか。

美咲の部屋へ行く。チャイムを鳴らす。

「俺だ大和だ。美咲いるか?」

「ガチャ。」

ドアが開く

「あ、大和。」

何故か表情が暗い。


「なあ、美咲リクエストの小籠包作ったんだ、一緒に食べないか?」

「襲わない?」

「え?襲うか!」

「本当?」

「当たり前た。」

「じゃ。行く。」

ちょっと嘘ついた。俺は美咲を抱きたい。愛したいと思いっている。


美咲は俺の部屋に来た。あの時のお洒落な感じ出はなく、いつものメガネ娘だ。

変わっていたのは、彼女の小さい時からの宝物のぬいぐるみの黄色い熊を抱いていた。


「おお、小籠包すごい、」

「頑張りました。」

「では、頂きます。あぐ。ちょっと硬い。」

「え?」

俺も一口食べて見る。本当に硬い。中が固まっていた。

「あー時間たって中が固まったんだ。もう一回温める。」

「ん。待つ。」

もう一度蒸す工程を行う。


その間、彼女の横に座り雑談をすることにした。

「なあ、美咲何かあったか。元気ないけど。」

「あった。」

「俺で良けれ相談にのるぞ。」

「大丈夫。」


そして、彼女の唇を奪った。

「だ、ダメだよ。大和。私帰る。」

思わぬ拒否。だか、あの時のと同じように再び口を防いだ。


俺は美咲を沢山愛した。

小籠包はすでに冷たかった。

「ウソつき」

彼女はそう、言葉を残し部屋を出た。俺何か間違っているか?


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