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幻想冒険譚:科学世界の魔法使い  作者: 猫フクロウ
局と魔法と原石たち
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設定用語集(第二章)

・ギルド (追記)

 現在ギルドは以下の三つが存在する。

 

 ■パースレール

 「登竜門」という意味を持つ現在最も人数が多いギルドで、一般魔道士はほぼこのギルドに所属する。

 マスターはアローニャ・E・ハーディ。

 人種も出身も問わずに受け入れるため連携がとりづらかったり、

 マスターを始めギルドを管理する面々の目が届かない部分もあったりと、さまざまな問題を抱えている。

 ただ、誰でも受け入れることで全員に研鑚の機会がある、ある程度の融通が利く、

 人数の多さによるクエスト成功率の高さ、人員の確保など、問題以上に利点がある。

 

 メンバーには亜人も所属していて、特殊なクエストまで熟せるので、

 パースレールに依頼すればだいたい達成される。

 しかし近年、高難易度クエストを達成できる人材が不足傾向にある。

 

 ■アルカナフォート

 「毅然とした魔道士」という意味を持つ名家の魔道士が所属するギルド。

 マスターはステラ・B・フレアノス。

 「貴族たる者、民のために尽くし、民の気持ちに寄り添い、民のために心を砕くのだ」

 という初代マスターの教えを基本信念とし結成されたギルドだが、

 長い年月を経て初代マスターの教えを守る穏健派と

 「貴族としての品格や地位、名声を大切にし、国の代表として民を導く」

 という信念を第一と考える革新派で内部分裂が発生している。

 

 ギルド独自の「円卓」という絶対遵守のシステムでギルドとしての方針を取り決めている。

 

 メンバーは名家出身者のみで構成され、高い実力を有する反面、非常に癖の強い面々が揃っている。

 そのため運が良ければ高難易度クエストも達成されることがある。

 

 また近年、円卓から麗王(れいおう)綺貴(きき)を排出したことでも知られる。

 

 ■エルメント・ジュエル

 「宝石の原石」という意味を持つ新設ギルド。

 マスターはポーラ・テアトリーヌ。

 現在五人と少数だが、元パースレールの実力者たちから成る少数精鋭であること、

 新人の二人が入局試験で驚異的な記録を打ち出したことで、期待している者も多い。

 なかでも特筆すべき存在は裏切りの民である地球人が所属しているということ。

 まだ子供と幼いが、既にSSランクと噂以上の実力を示している。

 今後この地球人の加入が吉と出るか凶と出るかはマスター次第である。


・入局試験

 アルカナフォートは紹介のみで受け付けてるため、実質パースレールに入るための試験。

 受験者が最低限の仕事を熟すことが出来るかを確認するためのもので、

 アカデミーを卒業したばかりの受験者でも高い合格率を誇る。

 また合格までの時間でランク付けの参考にされるため、出来るだけ早く正確に行うことが良しとされる。


・模擬戦

 時空管理局では定期的にギルドの魔道士同士による戦闘訓練が催される。

 これは局が現状の魔道士たちの実力を見ると同時に、一般公開して国民から魔道士の信頼を得て、

 クエスト受注の増加を図るものでもある。

 参加不参加は自由であるが、魔道士としてもランク上げなどの信用にかかわる物であるため、

 参加率は高く手抜きも一切しない。

 ただしあくまで模擬戦なので命に関わる行為は禁止されている。

 

 自然と人数の多いパースレールの魔道士同士の戦いが多い。

 

 通常一カ月以上前に通知され、会場は局が用意した場所でとり行われる。

 これは魔道士も観戦することができ、魔道士の調査なども行われている。


・制約

 魔法にあるルールの一つ。

 魔法に特定の条件を付けることで、その反動として高い効果が得られるというもの。

 一般的に詠唱という呪文と魔法名を正しく発言する制約を付けるが、

 中には時間、天候、場所などを条件とし大きな効果を得ることも出来る。

 

 また詠唱なしでも同じ効果を得られる場合があるが、

 これは一定回数以上使うという条件を満たしたことから得られる効果ではないかと考えられている。


・暴走

 魔力の制御が出来なくなる現象。魔力操作に不慣れかつ大量の魔力を有するときに起きる。

 基本的に魔力操作に不慣れな魔道士は魔力が少ないので起こることは無いが、

 先天的に魔力が多い、後天的に大量の魔力を手に入れたなど理由は限られる。

 また多くの場合は強い破壊衝動に駆られ破壊行為を行うが、稀に破壊行動の無い暴走も存在する。


・呪印

 命を代償とした魔法で、術者が死亡しても残る。中には家族にも発生する呪印もある。

 多くの場合は封印して無効化するが、稀に解かれる場合も存在する。

 

 シフォン家は呪印の効果を反転させ、高い能力を手に入れた数少ない事例。


・貴族

 国を管理する人々を一括りにしてそう呼ぶが、多くの場合は下級貴族のことを指す。

 主に国家の運営や法の取り決めなど、政治に関わる仕事を数十人単位で運営している。

 各家は親族や協定で派閥や徒党を組み、国の運営をやりやすくしようとしている。

 

 ■下級貴族

 主に国の運営や、アルカナフォートに所属し魔道士の仕事をする貴族を指す。

 平民から成りあがることもあれば、没落し地位を失うこともあるため、入れ替わりが存在する。

 

 なかでも魔道士を送り出している家には、大きな権力が与えられるため魔道士の育成も欠かせず、

 子をたくさん成し、政治家または魔道士にさせ、権力を手に入れることに躍起になっていることが多い。

 

 特に男性貴族は数が少ないということで大きな権力が集中してしまい、

 複数の女性を嫁にする、政略的に嫁がせるなど、男尊女卑の風潮が強い。

 

 下級貴族とその他の貴族とは絶対的な壁が存在しているため、

 貴族の中では冷遇されているが、平民よりは優遇されている。

 

 ■麗王(れいおう)

 貴族の中でも血に刻まれた特別な能力を持つ六つの家を指し、複数の国を管理する最高権力を持っている。

 家の名が花の名前と同じこと、そして六家あることから六花(りっか)とも呼ばれ、

 家の代表者を「○○の(きみ)」と呼んでいる。

 また教戒師(きょうかいし)として罪人を独断で罰することができ、その能力の一つに過去を見る能力がある。

 

 三年前に原因不明の流行病により一つの家を失い空位だったが、

 最近、下級貴族から実力のみで成り上がった者がその座に就き、再び六花(りっか)として成り立っている。

 

 ■綺貴(きき)

 麗王(れいおう)の親族から成る十六の家を指す。

 麗王(れいおう)に隷属している眷属で、麗王(れいおう)の剣、または麗王(れいおう)の盾とも言われている。

 基本的に政治的な関わりを持たない代わりに麗王(れいおう)を護衛する立場に付く。

 なかでも特に優れた七人は七剣徒(セプトレア)と呼ばれている。

 

 綺貴(きき)にも麗王(れいおう)に近い特別な能力と教戒師(きょうかいし)としての能力を持つ。

 

 数年の間、一つだけ空位があったが、新しく麗王(れいおう)になった者の親族として一人新しく加わった。


・A地区

 局が管理する自然保護区域の一つで、非常に獰猛な動物たちが多く生息している地域を指す。

 研究機関が設けられていて、生体や環境の調査が行われているが、

 局内でも常に護衛クエストが依頼されるほど動物に襲われている。

 

 一部の魔道士には修行場として人気があり、修行しながら報酬がもらえると人気がある。

 しかし動物たちの強さはA~Sランク相当と幅が大きく、生半可な気持ちで行った魔道士は返り討ちにあうこともある。

 また常駐者は歴戦の猛者として戦闘好きな魔道士から崇められている。


哇高(ワンガオ)

 広大な砂漠と草原に覆われた科学と魔法が共存する珍しい国。

 地球ほど科学は発展しておらず、メリオルほど魔法が発展しておらずの、どちらも中途半端な文化である。

 

 人間と犬の亜人が共存していて、犬に関する道具が非常に多く広まっている。

 名物は「コツコツ糖のスイーツ」と「ボーン栗」。


・ウィンダム

 メリオルよりも魔法が発展した魔法都市。

 国内で独自に作られた魔法も多く秘密主義な国民性のため、局も全ての魔法を把握しきれていない。

 この国では魔道士としての適性で左右されることが多く、適性が高い人と低い人の格差が激しい。


・精霊

 魔法世界で存在すると言われているが、姿は目撃されていない。

 生物に自身の加護を与え、見守っているとされ、

 魔法に属性が存在するのは精霊たちの加護の影響と考えられている。

 そのため魔法の属性を「ジン+精霊の名前」で言われることもある。

 

 ■ブレイズ

 戦いの精霊と言われている炎の精霊。

 他と争うことで研鑚し高め合う姿を良しとしていて、

 多くの加護を与えている影響で、魔道士に炎属性が多い理由と言われている。

 

 ■アキューラ

 恵みの精霊と言われている水の精霊。

 多くの魔道士に対して有利になるが、その加護の数は少ない。

 

 ■ザンガー

 変化の精霊と言われている雷の精霊。

 色で特徴が変化する。

 

 ■ノーア

 沈黙の精霊と言われている土の精霊。

 水と相性が良いことから、アキューラの恋人と言われている。

 

 ■ウインス

 気紛れの精霊と言われている風の精霊。

 単体でも良し他と合わせても良しの万能性を持つが、たまに合わせられなくなる。

 

 ■フリージア

 眠りの精霊と言われている氷の精霊。

 アキューラに似ているが、特徴は真逆なところが多い。

 

 ■ウィンプ

 始まりの精霊と言われている光の精霊。

 回復系魔法のほとんどが光属性になっていることから、救いの精霊とも言われている。

 

 ■ノイス

 終焉の精霊と言われている闇の精霊。

 非常に攻撃的であるが、加護には大きな力が宿っていると言われている。


・魔力光

 魔方陣に現れる光。特にどうこうという影響が無いが、個人によって色が違うし変化しない。

 この色でその魔法が誰の物かを判断できるが、同じ色の魔法士は複数人いるので個人までは特定できない。

 現段階ではトウヤは白、ポーラは黄金、セレスはオレンジに近い赤、

 ソニアは紫っぽい青、ティーナはオフホワイト。


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