登場魔法紹介(第五章)
『気当て』:
大量の魔力を発するとで、相手に威圧感を与える。この時、発した本人の感情を乗せることが出来る。
殺気、怒りなどで不快感を、歓喜、幸せなどで幸福感を相手に与える。
あまりにも強い不快感の場合、気を失う。
『祈り歌の毒』(追記):
■融合
特定の幻獣と特別な契りを交わすことで、幻獣と一体となり、その力を行使する。
多くの幻獣は人間とは異なる生命体である為、人間の体には多大な負荷がかかる。
■炎の魔人
祈り歌の毒から呼び出される高位の幻獣。灼熱の炎を操り、周囲を焼き尽くす。
通常の炎よりも火力が高く広範囲である為、未熟な者が呼び出すと巻き込まれ命を落とす場合がある。
■不死鳥
祈り歌の毒から呼び出される高位の幻獣。
瀕死の重傷でも即座に回復出来る炎を操り、呼び出した者を超回復する。
また幻獣のなかでも比較的温厚で、背中に人間を乗せ飛ぶこともある。
『弾む弾幕砲』:
通常放たれた砲撃は標的や障害物に当たると消えるが、この魔法は反射するように方向を変える。
いわゆる跳弾する砲撃。反射する方向は任意で変えることが出来るうえに、長時間残すことも出来る。
砲撃系の能力に加え、反射を制御する操作系、砲撃としての一定の強度を保つ強化系と
見た目以上に高難易度な砲撃魔法となっている。
『重砂装甲』:
土中の特に硬く重い金属の砂を身に纏う魔法。
強化系でも苦戦する防御力だが、非常に鈍重な動きになってしまうがことが欠点。
ただ、その鉄壁の防御力は強力な攻撃力に変えることが出来、ただ押し潰すだけでも凄まじい破壊力を生む。
『ザンガル・クラッシャー』:
一定範囲内に雷と衝撃波を与える魔法。雷と衝撃波が合わさることで高い破壊力を生み出す。
また雷は対象を逃がさない檻の役割も持っており、確実にダメージを与える事にも長けている。
『混沌の世界』:
対象の人物を任意のタイミングで生かしたまま幽閉する魔法。
生かしたままという条件のため、幽閉される前に対象が死亡すれば失敗する。
過去、幽閉された人物が脱出出来た記録は無く、幽閉されても生きているかは術者本人の口でしか語られていない。
また幽閉されたら死ぬことは許されない為、永遠に閉じ込められるとも術者本人の口から語られている。
禁止魔法であるが数百年ある記録の中で一人しか使えなかったこと、
その一人が局によって抹殺されたことが確認されている。
『デバイス』(追記):
基本的に魔道士が戦闘時に使う道具で主に武器を指す。
指輪、ネックレスなどのアクセサリー型の物もあり、複数個組み合わせる場合もある。
一般的なものは戦闘用の凶器として強化系メインの性能をしている他、
魔道士の不足している能力を補ったりと幅広く使われている。
高価な物であれば可変式と呼ばれる武器の性能を変化させるものや、
高等魔法の代替として使われている。
トウヤが作成したものは基本的にカートリッジと呼ばれてる魔力を溜める予備装置があり、
任意のタイミングでロードし大量の魔力をデバイスに送り、大きな力を発揮出来るようになっている。
どれも高性能で高価な値段で販売されているものと同等以上の性能であることは当人は知らない。
■ミラージュ
二丁一対の可変式銃型デバイスで砲撃をメインとして遠近両刀に変化する。
デフォルトはハンドガンタイプで実弾から魔法弾まで幅広く打ち出すことが出来る。
さらに二丁の組み合わせでガトリングガンやスナイパーライフル、ショットガンと変化し、
砲撃のスタイルを変化させることが出来る。
また接近戦も想定されており銃剣や双剣へと変化させる。
この時ハンドガンタイプの機能を一部引き継ぎ、剣先から砲撃を撃つことも出来る。
■妖精の幻影
熱風と冷風を操作し光の異常屈折を起こす魔法。
実像と虚像を使って狙撃手の身を隠す手助けをする他、相手の攪乱にも有効。
また景色を動かすことで砲撃の向きをわからなくさせることも出来る。
■バルディッシュ
柄が長い戦斧型のデバイス。可変式で鎌型、そして大剣型に変化する。
雷属性に特化させることで攻撃性能を大きく上げている。
戦斧型は機能を少なくすることでバランス良く全体的に能力を底上げする。
鎌型は斬撃系に特化させると同時に鎌部分の刃を飛ばすことも可能に。
大剣型は守りを捨て破壊力を極限まで高めている。
■炎の棘
通常より少し大きめの刺突剣型デバイス。かなりシンプルなデザインで炎属性と相性が良い。
細かな突起状の刃が無数にあり、細かく振動することで高い刺突性能を持つ。
刺突後、左右に回すことで属性を追加した放出系の攻撃が出来る。
■火災旋風
刺突後右に回すことで風属性を追加し、炎の破壊力を高めた魔法。
風を操作することで任意の方向を破壊することが出来る。
また風を一カ所に溜めることで爆発的な破壊力を得られる。
■熱砂
刺突後左に回すことで土属性を追加し、攻守一体の砂を生み出す魔法。
砂はかなり広範囲に生み出すことが出来るため、密集させ盾としても使える他、
高熱の砂はそのまま攻撃にも使える。
■鋼鉄の公爵
かなり頑丈だが、しなやかさも兼ね揃えた籠手型のデバイス。
炎属性、強化系と使える範囲を絞り、かつシンプルな機能でかなり尖った性能である。
そのため接近戦を想定した攻撃、防御性能が格段に高くなっている。
■超破壊烈波
一度の攻撃で深部まで到達する程の衝撃波を与え、内部から爆発を起こす魔法。
集中させた衝撃波は堅牢な壁も簡単に入り込むと同時に、
爆発の補助として亀裂を起こしやすいように波を共鳴させている。
■要
十六本で一組となる短剣型のデバイス。デフォルトで宙に浮かびながら持ち主を追う。
基本の一本を中心に組み合わせて一本の剣になる可変機能を持つ。
十六本はそれぞれ異なる能力を持っているが機能としては弱い。
だが一本にすることで、基本の能力を強化することが出来る。
この効果は最大二本まで可能で能力の違う二刀で使うこと、
一刀に二つの能力を持たせることも出来る。
■重力の剣
非常に重い漆黒の剣。かなり魔力を消費しないと持ち上げられないが、
その重さを利用することで押しつぶすように破壊する。
■高重力の拘束
剣を中心に一定範囲内に剣の重さを加算する。
範囲内に入ると体が重くなり身動きがとれなくなる。
■光の剣
光の粒子が流れるように刃を形成する剣。
粒子の流れを変えることで大きくしたり変形させたり出来る。
■光粒子の切断刃
光の粒子を放出し、対象を切断する。
細かい粒子なので、かなり鋭い切断面になる。