登場人物紹介(第五章)
●クレア・ケートフォックス
18歳の女性。
SSランク、雷属性の変化・放出系魔道士。
元パースレールのメンバーでマスター候補の一人だった。
戦闘面で非常に高い能力を発揮し、高ランククエストも一人で熟すほどだが、
一人を好み、チームで動くことが苦手だったことが問題視され、候補から除外された。
ファイゼンに好意を持っていると言う噂があった。
現にファイゼンの支援力を高く評価しており、チームを組む誘いをしていた。
釣り目とそばかすに強いコンプレックスを持っている。
●バーネット・ティーユー
31歳の男性。
S-ランク、土属性の操作・強化系魔道士。
動物の世話をする代わりに戦闘や偵察などでその動物たちを使役する魔法を使う。
野生動物はもちろん、人工生物にも効果があることが確認されている。
過去に凶暴なモンスターを使い大量虐殺をおこなったため賞金首となっている。
●ハイヤ兄弟
Sランク(二人の合計)、水属性の放出・強化系魔道士。
実験体にされた賞金首の兄弟。薬物を使い、街を裏から支配していた。
実験の影響で体が水に変化し、一つに繋がっている。
また実験の影響で子供のまま数十年生きている。
薬物の調合が趣味で捕まえた人間で薬の効果を試している。
特に女性がもがき、気がふれる姿が気に入っており、拷問も楽しんでいる。
●テルシオ・バイパー
大柄で戦闘に長けた男。30歳。マンバの相棒。
SSランク、土属性の強化系魔道士。
争い事と肉体改造をこよなく愛する戦闘狂。
豪快な性格で仕事も自分の都合で加減する癖があるが、筋を通すことを好む。
過去に賞金首として狙ってきた魔道士を数十人返り討ちにしている。
●マンバ・エラピディ
細身で鋭い目つきの男。23歳。テルシオの相棒。
Sランク、風属性の強化・操作系魔道士
超スピードによるヒットアンドアウェイを得意としている。
頭の切れる参謀タイプだが、怒りの沸点がかなり低い。
弱者は強者の言いなりになることが最も効率的で合理的だと考えている。
●フウ、ライ
12歳の双子の兄弟。フウが放出・操作系、ライが具現化・強化系で二人とも土属性。
人体実験により二人揃った時のみ変化系が使えるようになる。
ただし期間が短かったため不完全。
人体実験の経験から、強い人間は力で襲い、弱い人間は虐げられると考えており、
大人より弱い子供だったから非人道的な人体実験をされたと考えている。