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幻想冒険譚:科学世界の魔法使い  作者: 猫フクロウ
風塵遮視-サンドアウト-
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設定用語集(第四章)

・ストームギア

 風のエネルギーを使い空中を滑るように駆け抜ける科学デバイス。

 現在三種類が存在し、魔法が使えれば簡単に扱えるため一般の生活でも利用されている。

 エアーと呼ばれる風エネルギーを蓄えることができ、それを利用して加速や跳躍、妨害が出来る。

 また風の気流を生み出し、走行を補助することも出来る。

 さらに好みに合わせて性能を変化させることが出来るため、同じ見た目でもカスタムで性能が変わる。

 基本的に動力となるエンジン、操作性を左右する乗車部分をチェインブロック型という

 組み合わせが自由に変えられるシンプルな作りのため、正規品をベースに好きなパーツを組み合わせたり、

 非正規品でエンジンから自分用に造りだすほと拘る人も多い。

 ■ボードタイプ

  最も普及している基本となるストームギア。最高速、加速、操作、安定、積載全ての標準となっている。

  基本的に片足を前に出す形で乗るが、どちらの足でも対応できるように左右対称になっている場合が多い。

  魔道士でも飛行禁止区域での移動、空中での戦闘で使うため、乗れる乗れないで出来るクエストの幅は違う。

  

  (ごう)で乗ると足とボートが吸着されて起動し、自動でゆっくりと前に進むようになっている。

 

 ■スケートタイプ

  足首の固定部分を中心に左右の足でそれぞれ独立した形のストームギア。

  ボードタイプよりも加速、操作性能を上げた代わりに、最高速、積載性能が下がったギア。

  ボードタイプと違い足を固定しない為、こちらの方が操作しやすいという人も多い。

  トリックからの華麗なジャンプ、その後の爆発的な加速性能、

  ボードタイプでは出来ないようなカーブ操作から“魅せるレース”とまで言われる独特の性能をしているが、

  ボードタイプに比べてかなり小型であるため、出力やエアーの畜量は劣る。

 

 ■モービルタイプ

  輸送に特化した大型ギアでバイク型やワンボックス型など人が座って乗ることを想定されている。

  また可翔翼をつけることで長時間高所を走ることも可能。

  バイク型は定員が一人から二人でボードタイプに近い走行性能を持っている。

  ワンボックス型は二人から百数十人と多人数を運ぶことができ、

  安定性も他よりも優れているため、交通機関としても使われている。

  大型エアータンクという豊富なエアーを使い走る速度は他の追随を許さないが、燃費があまり良くない。

  また巨大な砲撃や堅牢なシールドにもエアーが使われる。

  

・タービュランス

 気流の槍と言われている強烈な風の流れ。

 ボードタイプ、スケートタイプは生み出すがモービルタイプは打ち消す。

 この風の流れに乗ると、吸引効果によって通常よりも速く走ることが出来る。

 また境目は硬い壁のようになるので、衝突による妨害にも使えるほか、

 この壁を走ることで減速を抑えながらカーブを進むことが出来る。


・バニッシュ

 ストームギアの走行中に発生する跳躍地点。地上にあるのはジャンプ台とも言われている。

 ここから飛び出すことで大きく宙を舞うことが出来る。

 

 ■トリック

 バニッシュから飛び出した時に行う回転動作。

 多く回ったり、丁寧に着地することで多くのエアーを取り込み蓄えることが出来る。

 ただ回るだけではつまらないと誰かが縦回転、横回転を組み合わせて回って観客を魅了した為、

 より多く組み合わせて回ることはかっこいいという感じにいつの間にかなっていた。

 実際難易度の高い回り方はより多くのエアーを蓄えられたため、見せ方と実用性のために熟す。

 

・ワールドグランプリ

 年に一度行われているストームギアを使ったレースの中で最も大きな大会。

 レーサーはもちろん、魔道士も参加している。

 レーサーとしての名誉の他、魔道士は自身の能力、またはチームをアピールすることで、

 一般人や大会を支える数々のスポンサーから指名クエストを得るために参加している。

 

・サンドーラ

 標高500mの高さにある砂漠地帯。

 一応岩山の山頂にあるが、広大過ぎてそのように認識されていない。

 一昔前は昼の酷暑と夜の酷寒で非常に住みづらい街だったが、

 この国を治める貴族の十歳の少年の助言により居住域を地下へ、昼に得られた熱、

 メルン河からひいた水、砂漠地帯特有の強風を使い、オアシスへと作り変えられた。

 さらに砂風呂や河を使った観光資源を生みだし一大観光街へと変貌した。


・マギアアーク

 中央にスペースコロニーArk(アーク)を結ぶチューブラインを有する機械都市。

 ストームギアを始め、魔道士が使うさまざまな機械デバイスはこの都市から生まれた、

 と言われるほど機械工学が発達している。

 魔法世界の中でも、気軽に宇宙旅行が楽しめる数少ない国でもある。

 ■スペースコロニーArk(アーク)

 マギアアークの上空にある巨大人工衛星。

 観光施設の他、要塞として様々な兵器が用意されている。

 アークや繋がっているチューブラインに魔法壁が張られているため、

 魔道士の魔法や宇宙デブリ、小さな小惑星程度では破壊できないほど堅牢である。

 

 街から飛ばしている操作魔法により一定の速度と高さを保つように操作されている。

 またこの操作魔法は他の魔法を一時的に打ち消す(正確には魔力を飛ばす)効果があることが確認された。



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