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第三話 高橋伊織

しっ…



あの白雪姫が高橋伊織?!




う…嘘…



あれどう考えても女子じゃん!!しかもトップクラスの…っ!!!






…なんかだまされた気分なんだけど…。




「なぁあれ本当に男なのか?!」


小声で話しかけてくる神楽雄輝。


私も思ったわよ…




「…」


ふと右を見ると見入って目が離せない様子の木山柚葉。

…見惚れてる?





―――――――――伊織、伊織。こっちを向いて…

私の知ってる伊織…もういないじゃない…




そう言ってるような、目を潤ませながら高橋伊織の少しの動作も、

木山柚葉の目はじっと、視線は少しもずれなかった。





その悲しそうな瞳に、私も見入ってしまった。





見入ってる内に、神楽雄輝の声もだんだん聞こえなくなっていった。






「…はいっ終わり!」



はっと木山柚葉の目がいつもの目に戻った。



「あ…あはっ!楽しかった…ね?」


「…うん」


いつもの元気が感じられない。



間違いなく恋だろう。




「あ、美園さんに…柚葉?」



そっか。二人は同小だったから、少しは仲いいはずだよね。


「…やっぱ伊織は…演技だけねッッ!!」



「うるさいなぁ柚葉…」


あ、少し本気で怒ってる。


感情が顔に出やすいのね…




や、なんで高橋伊織を観察しなきゃしけないの…



「美園さん演劇部入るんだね。部でもよろしくね」


「…はぁ」


うぅ…これじゃあほぼ学校では一緒かぁ…





「…」



うわ…一回高橋伊織と話しただけで超無愛想…



どんだけ好きなの…。




なんだか面白そうな恋愛関係…






ま、でも高橋伊織と学校の大半を過ごすのは変わらないけど…。




続く


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