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第二話 演劇部

「席替えするぞー…んじゃくじ引いて…」



いい席だったのに…


静かな人が隣がいいなぁ…


少なくとも木山柚葉よりは…。



そう言えば高橋伊織って…


…このクラスに…


いたし…




て言うか何故にあたしたちの方がくじを引きに行かなきゃいけないの!?


…む。






…どれにしよう…



一番下の…



ドキドキと胸の鼓動が高まっていく。


ぺり…




18番…


三列目の一番左…


17番の名前は…



たっ…高橋伊織!?



…最悪


誰かに交換して、なんて…

あ、木山柚葉…



ちらっと見ると4番。

隣は…神楽雄輝…



…運命はこれしかないか…


まぁ静かな人だよね…。




「えっと美園瑠莉亜さん?だよね…?」


高橋伊織…



「うっ…うん…高橋伊織君…だよね」


「よく知ってるね、僕の名前なんか…」


だってあんた新入生代表でしょ…



「よろしく」



なんか気取ろうとしないけど心の中は分からない…

超自意識過剰かも知れないじゃない!?




…苦手だ。



「なぁー今日一緒に帰ろうよー?」


「…えー…」


「何?何か用事?」



神楽雄輝…


ウザい!!






…結局こうなるの?


ウザいコンビ2人と…!




木山柚葉・神楽雄輝。



「ねっカフェ行こうよー」

「ゲーセン行こゲーセン!!」



なんで入学式の帰りにゲーセン行かなきゃいけないの…


「…カフェで」




「瑠莉亜は部活入る?」


呼び捨てかよ…

でも部活かぁ…


「…考えてない」



「じゃ俺と一緒に演劇部入ろうよ〜!!」


「なんであたしがっ…」



演劇部



演劇部…か…



「…うー…ん」



やってみようかな…?



「やろう…かな」


「じゃあ私も入るっ…」


「ダメ。定員。」


「えー!!やだぁー」




《次の日》


「じゃあ仮じゃなくていいんですね?では入部届にサインを…」


カチっ…


美・園…瑠…莉亜…と。


「えっとじゃあ改めて紹介を。私は部長の東海林唯。よろしく。」


「は…はい」


「よろしくお願いしまーす」




「じゃあまず最初は練習だから君達は見てて」


「はーい…」



なんか知らない所だから?

無性にドキドキする…



「今は白雪姫の練習してるの。これ台本。悪い所とかあったら言って?」


「はい…」




「じゃあシーン3のBから!」


シーン3…


台本をパラパラと捲っていきシーン3のBを探した。


…あった、えーとリンゴをあの老女からもらうシーンか…



「『白雪姫さん扉を開けてくれ。』」


白雪姫…って誰が演じてるの?


キャスト…



「『はい、何かしら?あらなんて美味しそうな林檎なんでしょう!

貰ってもいいのかしら?』」



ドキっ…



すごく…綺麗な人。




顔が火照りそうなくらい笑顔に惹かれる。




白雪姫…



キャスト…













キャスト

白雪姫:高橋伊織







…は?



続く

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