君と出逢えた奇跡。
初めまして。
今回初めて投稿する、るる姫です。
この小説は清純ストーリーです。
少しでも共感でもしてもらえたら…と思って考えた物語です。
よかったら少しだけでも読んでもらえたら嬉しいです。
-プロローグ-
ありがとう。
君と出逢わせてくれた奇跡。
君と出逢えた奇跡。
全てに感謝します―――…。
――――――――――
「…瑠莉亜、ほら前見て。桜咲いてる」
「…ん…あと何分?」
「…あと10分くらい。」
「瑠莉亜、知り合いの子いた?」
「…いない」
南湯原中等学校、行く子聞いたことないし…。
「…そう…講堂行こ」
「うん…」
つまらない。
何もかも…
「───────…」
「…ねぇ君さ、ドコから来たの?」
小声で話してきたのは偶然隣になった女の子。
「…北川小」
「あーあそこかぁ北川から来てる子少ないよね?」
「…」
ウザったい。
あたし仲良くなる気ないし…。
て言うかなりたくない。
「…あ、あの子見てよ!新入生代表のっ…」
新入生代表?
試験で一番の人って事?
『高橋伊織です…新入生を代表し──────…』
高橋伊織?
なんか女みたいな名前。
女子共に黄色い声でキャーキャー騒がれてそ。
「君の名前は?」
「…瑠莉亜。美園瑠莉亜。」
「可愛い名前ね!!私は木山柚葉。あの伊織と同小。」
別にアンタの名なんて聞いてないんだけど…。
「…これで入学式を終わります。新入生は速やかに各自教室に…」
「ねー」 「あっ知ってるー」 「でしょー!?」
多分同じ小学校の子と話してるんだろうな…
あたしの席は出席番号だから一番後ろの窓際の…
あっ式の時も出席番号だったからあの木山柚葉と隣… ま、席替えするよね。
カタン…
知らない人たち
新しい校舎
新しい机と席
頭の中がいっぱい───…
「あ…君北川の子?」
「え?」
いきなり話しかけてきたのは…男子?誰?
「俺神楽雄輝。君去年の運動会で旗上げる役やってたでしょ?」
「え…やったけどそんなのよく覚えてるね…?」
どんな記憶力だ…
「だってある意味一目惚れだったし?」
「えっ!?」
「席着けーホームルーム長いからなー」
「ははっ!!これからよろしくなー♪」
からかわれた!?
同小の子いたなんて…
う…嘘だよね!?
「あ、瑠莉亜ちゃーん!」
「…」
この中学校生活、つまらなくは…ない、かも。
続く