連獄同冥会(れんごくどうめいかい)の弁護士
「あんな、女に二度と会いたくない」
「ということで、穏便にかつ法的手続きで加害者と被害者の面会無しで、事件があったことにしてほしと・・・可能です」
その男は、まさしく弁護士って言うような、感じでメガネをかけるところが、光の屈折で色が変わる、ところが印象的でまるで本体がメガネのような・・。
「不思議なお方でした」
「すみません、全く話がつかめないんだけど、桜井」
私は、あの二人がいない時間を見計らい私がやってしまった、「マニュアル女皿割り事件」について最も信用している。
桜井という、やってることは、ほぼストーカーの私の教育兼見張り役(私の下僕)の執事に事件について問いただした。
冒頭のような、意味がわからないことを言われ。
正直私も驚いた、「私の教育役の桜井でさえこんなに説明が下手くそになるほどの男」って何よ。
桜井は、申し訳なさそうにこう答えた。
「お嬢様のお役に立てなくて、申し訳ございません。わたくしの不得なところお許しください」
私は、桜井に指示を出す。
「まあいいわ、桜井!事件の記事があれば私に見せなさい」
「かしこまりました」
あくまで、私の予想だけど、警察も来なければ、事情の筋さえ不鮮明、そしてもしも記事さえ新聞になかったとすれば、かなり大きな組織との関わりが・・。
「お待たせしました」「どうぞ」
「はやかっ」
新聞には、言葉を失うほど,初めての感覚を芽生えさせった記事が私の目が釘付けになした。
記事 タルムート教団の令嬢がアルバイトしていた。ファミレスに変装した強盗が入ったが令嬢が、強盗犯を撃退っと新聞の一面を飾っていた。
「・・・」
内容 皿で殴られても立ち上がり強盗犯に立ち向かい、撃退
お金は一銭も取られなかったものの備品に不備が出たので一時営業中止になったと書かれていた。
「・・・なにこれ」
「普通にこんなに大大的に出したら、騒動が起きるはずじゃ」
桜井は重い口を開けた。
「お嬢様、お兄様より口止めされていたことなんすが・・」
「連獄同冥会の者たちが無償で、ハッキングし一面を飾らせ、後日誤報として報道させ、セキュリティ問題にテーマが転換してその記事がでたらめな記事になったので騒動が起きなかったむしろ・・」
私は、桜井が言おうとしていることがわかった。
「別のところに注目を向かすためのダシに使われたってことでしょ」
「さすがお嬢様、ご名答です」
私は、ふっと疑問が浮かんだ。「あれ?待てよ。なぜ、国の檻管理者である。連獄同冥会が、お金も要求せずに私をかばった」
この疑問を桜井に投げかけたが「わかりません」と答えるばかり。でも。
確かに、私のやった真実は、報道され。
セキュリティ問題という身近な仮想世界に注目を寄せたことで、現実の遠い世界の人達からすれば、対岸の火事という状態になる。私のやったことが当事者以外で「無意味」になった。
「あのマニュアル女も騒ぎたくないみたいだし」
私は、反射的にニヤリと笑ってしまった。
「どうされましたか、とても嬉しそうになさってお嬢様」
「そりゃそうよ。都合よく解決しすぎて気持ち悪いけど、何も問題なく。また、やりたいことがやれる未来が見えるのに笑わずにはいられないでしょ」
「左様でございます」
そして、桜井にあとどれくらいで、退院できるか聞いて。それから私は、退院できる日が待ちくたびれるようになったのであった。
くわえて
「連獄同冥会?って確か・・」
病室の閉じたトビラの前に偶然いた。あの女性にこの話を聞かれていたことに気づかず。
私は、悠々と未来が楽しみに心を弾ませながら、笑い続けるのであった。




