ラスタリア(星の核)になる者
はじめまして、ミクロネイア ハルです。
今回の作品は、読者を主人公に重ねやすくするためにあえて時代風景に合った主人公にしてみました。
ちなみに、テーマとしって、愛とはなにかの問題提起とし、男性が読んでも、女性の気持ちが理解しやすいように心理学を軸にして脳科学や宗教学を用いって作成しました。
もう一つ現代教育の成れの果てを描いたものでもあります。
そして、お金たくさんあったとしても、快適な暮らしができたとしても満たされぬ感情を表現してみました。
それでは、愛とは、なにか?幸いとは、なにか?探る旅へ出かけましょう。
『トォウーメリア 共に生きよう』
うつむいた私の目の前で、白く輝く太陽の光を背景にして手を差し出す、一人の男の人が立っていた。突然話しかけられたこともあり、ビックっとしてその場で歩みを止めた。
その男は、ニヤリと笑みを浮かべ、私にまた あの言葉を投げかけてきた。
「トゥーメリア」
普通であれば、その場から立ち去るか、警察を呼ぼうとするところであったが、私は。
「共に生きよう」
そう思わず、反射的に言葉を発してしまった。
「しまった!」っと心の中でつぶやき、ひんやりしたいやな感情がこみ上げてきて 後の展開が頭をよぎる。
しかし、その男は、何も言わずその場から立ち去り、まるでそこに 最初からいなかったように姿を消した。
わたしは、ただその状況に、立ちすくすことしかできなくなっていた。
数年前まで、私は、世の女性が憧れるような、裕福な家庭で過ごしてきた。
したがって、身の周りのことは、みんな、メイドや執事が行い、欲しいものは、いつも親に言えば、手に入るような、理想的な何不自由もない暮らしをしていた。
しかし、それと同時に満たされない、「やってみたい」という好奇心や「誰かの役に立ちたい必要とされたい」という願望が、私のココロの器の湖の底に沈んだ泥水のように 溜まっていた。
私の「やりたい」という思いは、言わなくとも、従者や友達、そして鈍感なパパやおにちゃんでさえ、気づけるほどだった。だけどその思いは、いつも・・・。
お母さんによって、満たすことができなかった。
「タルムートが ゴイのまねごとは、してはいけません!」
『ゴイ』とは、タルムードというユダヤ教の考え方の一つで「家畜」を意味する言葉である。
ちなみに私の家では、本来は「ゴイム」と呼ぶが発音が汚いという理由で、「ゴイ」と呼んでいる。同様に「タルムード」も「タルムート」呼んでいる。
いつもなら諦めていたが、今日は、私の誕生日だったので、思い切ってこう言い放った。
「お母さん、私だってもう18!子供じゃないんだよ!それにゴイができることを私ができないことは、よっぽど恥だと思うの!だからいろんなことをやらせて!」
この時初めてお母さんに刃向かった、だけど・・。お母さんは。
「ゴイと同じ立場に立つ方が、余程恥だからやめなさい」
キッとなって私は、椅子から立ち上がり、子供が反発するようにこう答えた。
「何でダメなの!」
お母さんは、いつもどおりの答えを出した。
「ダメなものは、ダメなの」
そう・・。よく子供を叱る時「ダメなものはダメ」という言葉をよく使う人がたくさんいるでしょう。けれど、その言葉は、子供に理由も考えさせず。ただ、その言葉さえ言えば丸く収まると勘違いをしている。
まさに、無能で無関心がまるでない。ゲームで出てくる、AIのような、言葉は、グッサリとココロの皮膚の表面だけを傷つける。見た目はただのかすり傷に見えても、実際は、ヒリヒリしてすごく痛い。
私は、こんな人には、どんな言葉を言っても通用しないのは、わかっていた。
だけど、今日は、越えてはいけない、一線を越えてしまった私は、思わず。
「パーン」お母さんの顔に思い切り、平手打ちを食らわせてしまった。
そもそも手加減など私が知るわけがない、物理的な痛い目など、受けることがなかった私にとって・・。
「こんなに簡単に人が死んでしまうなんて・・考えたことがなかった」
「申し訳ございませんでしたーーーー!」
実は・・。ケンカ後、お母さんは、頭を冷やすために外へ出て行った。足をフラフラっとさせながら。
そして、警察が追いかけていた、違反車両が横断歩道を渡るお母さんを引き。そのまま、逃走。警察官は、もちろん違反車両追うのは、やめて適切な処置を行い完璧までの病院の搬送ではあったものの。
お母さんは、帰らぬ人になった。
死因を聞いた時、私が殺したときうことがよくわかった。
「くも膜下出血・・なんですけど事故によるものでは、ようないんですよ」
パパもケンカ現場にいたから、犯人は私だとすぐに察しかばうように。
「トヨの病院嫌いがこんな結末を生む何って・・。もしあの時無理矢理にでも行かせって・・クッ」
パパは、本当の感情も混じっていたのだろうと感じたが、私には、演技にしか見えなかった。
「力至らず、すみません。奥様の名誉を守るためにも事故死として処理させていただきます」
「おまわりさん、まって!」
私は、罪悪感や後悔 辛さや苦しみがドンドンとこみ上げているというのに同時に開放された喜びが上がってきて、笑って「もし、犯人を逮捕したら、私からお母さんを殺してくれてありがとうとつたえてください」とそんな言葉が、喉でつかえって漏れかけた。
「どうかされましたか?」
「引いた車の番号教えてください」
「すみません、盗難車だったので番号の意味は・・」
「良いから教えってください」
「はい、14ー54の・・」
私はその後、笑顔で「ありがとうございます」と答えた。
周りから見れば、辛いけど笑う健気な女性として見えたであろう。でもその笑顔は、解放とざまーみろと、まるで、一人の女性を蹴落とした、喜びに浸る。 一人の女性の本性の顔であったことを・・。
この作品を作ったあと、自分で作ったのに怖いと感じるものができて、正直びっくりしました。色んな人から聞いた話をつなぎ合わせると、こんなものが作れるとわというのが本音です。
ちなみに本来は、タルムードが正しい呼び方なのですが、マスタードみたいな感じだったので、嫌だったのでタルムートにして、タルタルソースもしくは、タルトみたいにわざと可愛くしてみました。ゴイも本来ゴイムという呼び方ですが、『い』で止めることで口がブサイクになるからそうしました。
それでは、次の章で、あなたをお待ちしています




