噂の名湯(200文字小説)
人里離れた山の中。
噂の秘湯がそこにある。
雪に覆われたその場所に僕はようやくたどり着いた。
そこは噂に違わぬ名湯だった。
「うわあ!」
僕が湯に浸かっているとどこからともなく猿が一匹やって来た。
「さすが、名湯。猿にも分かるんだなあ」
などとほっこりしていた。
ところが、あっという間に無数の猿に囲まれた。
僕は慌てて脱衣場に逃げ込んだ。
服を着て外に出るとその建物に掲げられていた暖簾にはこう書かれていた。
『猿専用』
人里離れた山の中。
噂の秘湯がそこにある。
雪に覆われたその場所に僕はようやくたどり着いた。
そこは噂に違わぬ名湯だった。
「うわあ!」
僕が湯に浸かっているとどこからともなく猿が一匹やって来た。
「さすが、名湯。猿にも分かるんだなあ」
などとほっこりしていた。
ところが、あっという間に無数の猿に囲まれた。
僕は慌てて脱衣場に逃げ込んだ。
服を着て外に出るとその建物に掲げられていた暖簾にはこう書かれていた。
『猿専用』
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