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ヘタレの異世界無双   作者: garaha
一章 行き倒れた男
31/708

EP1・・いつかどこかで3人       読み飛ばしお薦めデス

短いです読み飛ばしお薦めです

いつかどこかの誰かのお話




殺してでも奪い取る・・・


人は何より大切なものを見つけた時、何かを捨てて何かを取る選択を迫られるんだろうか。


この世には友情なんて存在しなくて。


愛なんて嘘っぱちで、裏切りと打算だらけの世の中だったとしても。


誰も欺かず、裏切らず盗まず犯さず殺さずひたすらに善良であろうとして生きていく。


自分だけは愛と友情や絆を信じて友を裏切らず誠実に真っ直ぐに生きていきたい。


簡単に見えてそれをすることがなんて難しいんだろう。


三人はいつも一緒だった。三人がいつのまにか二人になって、そのうちの一人はひとりぼっちになった。


当然だよな、普通に出会っても別れはいつか来る。そんな三人のありふれた話だ。


生まれた時から物心ついてすぐに出会った彼女とは結ばれなかったけど、アイツはいいやつで女の子にはとにかくモテた。


けれど見つめているのはいつも彼女一人で、気がついていたのは俺だけだったろうか。


彼女は清廉でいつも笑顔が愛らしく、いつのまにか美しく成長してその美貌は評判になるほどだった。


皆の人気者だったけどそんなことを気取らず俺やアイツに接してくれたよな。


いつの間にか3人はいっしょにいてそして一緒にいられなくなった。


いつも3人は一緒だったのにな。


どうして一人ぼっちになってしまったんだろう。


愛が俺を孤独にさせたなら誠実であったことがこの結果ならなんて残酷な結末なんだ。


アイツはあんなにも爽やかで誰にでも優しく笑顔が眩しい。


彼女と一緒にいたのは俺の方が先だったんだけどな。


彼女と二人でいる間にどうして行動しなかったのかって?


自分の心に気がつくには、まだ、子供すぎたんだよな。


本当の気持ちとか、自分の感情に全然気がつかなかった。


何もかにもが遅すぎたんだ。


アイツはどこかの貴族の子息で、金も権力もいずれ握るだろう。


俺はしがないただの少年だ。とりたてて取り柄もあるわけじゃあない。


アイツは何もかも俺を上回って、優しくて爽やかで話もできて人の輪を作れるやつだ。


そんなアイツが彼女のことが好きなんだ。


もう彼女は俺の方をみちゃいない。一緒にいるけれど本当の意味で見ているのはアイツだけだ。


このまま見ているのか?


本当に?


アイツから彼女を奪う?どうやってだよ。何もかも手遅れで見ているしかなく諦められるのか?


罠にかけろよとか強姦し脅迫して寝取れとかよくある話に紋切り型にハメてやればいいだろう展開とかかな。


どんなことをしてでもアイツから奪い取る。


殺してでも奪いますか?


 ▽

いいえ  いいえ










吐き気をもようすような邪悪さだろ。それは俺にできっこない。


アイツも彼女も大事な友達だ。そう多くない友だから只の知り合いとは違う。


アイツと彼女が幸せになってくれればそれでいい。


本当に?


本当にそう思っているのか?


惨めに敗北し、戦わず、人の幸せを許せるのか?








・・・許せるとも。二人には幸せになってほしい。


間男には死、あるのみだろう。お祝いに何か用意したいな。何がいいだろう。


二人にはきっと幸せになる素敵なものがいいな。


俺にだっていつかきっといいことがあるハズだ。


短すぎる!ここまで読まれた方ご苦労様です。


どこかに繋がるお話なんですが・・果たして書ききれるのか!?


作者次第ですよね・・書き終わらずにいきなり跳ぶのもアレですよね

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