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ヘタレの異世界無双   作者: garaha
一章 行き倒れた男
26/710

25話 王都からお見舞い! (ユウタ、セリア、モニカ、ドス、セルフィス、スール)

展開がその進んでません。

閲覧・評価・ブクマありがとうございます。励みになります。


 某日某時刻 森の中


「はあ、はあ・・・逃げ切れたか」


 ・・・パパッ! パララッ・・・。


「お・・・お前ら・・・こんなことに加担して●●●としての誇りはないのか」


「上司の命令は絶対だ」


 パンッ・・・。


「ヒュー、さすが隊長! 次いきますぜ」


「本当にどうかしているのはこっちのほうか・・・?」


「なーにいってんすか状況っすよ、状況。6時の方向に原住民来ます」


「・・・どうしてこうなった」 










 王都にあるとある閑静な住宅地の一区画に主人公達が住む邸宅はあった。

 邸宅は2階建てになっていて外観はシックなクリーム色だ。

 寝室は二階にあり、ベットは二つあって別々に別れて寝ている。

 美少女二人と一つ屋根にいながら手を出すことすらできないヘタレが目を覚ます。


 うーむ、いい朝だ・・・っていうか体があちこち痛い。そして目が覚めるのがめっちゃ早い。

 2人とも寝ているようだ。昨日は限界まで頑張ったせいで目は覚めているのに眠い。

 そうだ5日目か。今日は一日寝る日にしよう。・・・なんて訳にいかないよな。


 今日は朝から醤油作ろう、砂糖と塩はあるんだが・・胡椒があるのかなあ・・味噌も醤油もすぐには無理だ。

 台所に立つと用意を始める。

 大豆食塩小麦かあ・・・。こうじ菌って、これ出来上がるまでが大変だな。

 これまた村に置いておいて特産品にするしかないや。


 村の人達のためにうどんをつくろう。小麦にあれ・・・。えーと、食塩に水で水回ししてと。踏み踏みして、う・・・これも時間かかるな。打てるまでが相当かかりそうだ。


 ねぎに生姜がないなら悲惨なことになりそうだが。

 5kgほど作ろう仕込みだけでもここで!

 蕎麦はそば粉・・そばの実がないと無理かなラーメンはかん水さえどうにかできればいけそうだ。 

 こねこねしながら考える。


 1 装備にスキルにあたらしい金策 ☚初期装備に毛が生えたようなのと拾い物だよ!


 2 森のゴブリン皆殺し。 ☚進んでいない むしろオークとかコボルトまで出てきやがった!


 3 家の生活用品服と飯と設備充実 ☚ゴルがさらに減っている。


 4 王都の状況調査 ☚時間次第だが全く進んでない。


 5 アーバインの町の状況調査 ☚時間次第、なんか進んでない・・


 6 セリアとモニカの好感度上げ。 ☚☚好転したかもしれない。


 7 モニカの鍛冶施設開設 ☚むしろ村に窯ができた!竈もね


 8 襲撃!忍者達 ☚これ誰が送ってきているのか。首謀者探し手掛かりすらない・・謎の少年はいたが。


 9 ゴブリンクエスト発生! ☚冒険者カードとか登録とかしたけど・・・。


 10 村再生! ☚ 村人で出来る金策考える必要 パン、紙、醤油、豆腐、とかねえ。


 11 新たな仲間をゲットする ☚ アル様なのか!? 女の子だろここは! しかし迎えに来いというぅ。


 今日もどうするかねえ、うどんの麺をイベントリにぶち込むと朝ごはんの用意に取り掛かる。パンにサラダにマヨネーズで・・・ってマヨネーズがなかった。


 醤油にマヨネーズがないと卵かけコッコ(鶏)ご飯もできねえ。無念なことに柚子も唐辛子もなかった・・・。あると期待したい。まさに中世・・半端ない食生活が待っている・・のかもしれない。


 パンばっかりってどうなんだよ・・やはり日本人なら豆腐に味噌汁とご飯に漬物がいい。味噌も醤油も時間かかるし漬物もかあ、ええやはり村守るしかない気がしてきた。


 だがまたパンにステーキにウルフの肉とサラダでした。

 2人の胃袋攻略は一体いつになるんだろう。


 ・・・女の子が勝手に惚れてくれるイケメンに死を! マジでそう思わないか?

 あいつら存在するだけで勝手にハーレム帝国つくるんだぜ!? おかしいだろ。

 こっちはこの有様だよ。



 顔を洗って荷物色々整理する。

 目が覚めたようだ、二階から二人が降りてきた。テーブルに座ってもらう。


「おはよう二人共。さっ朝飯にしよう。いただきます、だ」


「おはよう御座いますご主人様」


「今日はどうするのだご主人様?」


「そうだね、セルフィスさん達の見舞いをしてから騎士団詰所いって村にも行って見よう」


 村にいって木こりとか建築とか労働人口について相談かな。

 特産品作りに売り子やら・・・色々あるな。

 ルナ様の様子とか忍者探ししないといけないしねえ。



「話は了解した。しかしアル様を放っておいていいのか?」


「アル様ね・・・あの子は・・わかってるよ迎えにいく」


 どうしたものか、昼からといっていたけど。

 本当に、王族が冒険というか戦闘してていいんだろうか。

 マジックプレートメイルにマジックソードは強力だ。

 けどセリアがいれば、何とでもなってしまうような気もする。


 もし死なれたら、死刑だよね・・・。逃げても死刑・・・どうなのこれ。

 しかも忍者とか盗賊に襲われる危険性もあるわけで、そう考えるとまた受けていいのかどうか迷うよ。


 朝食を食べながら、せめて次の食事はジャガイモ料理にしようと思った。

 主人の威厳を見せないと、そろそろ二人の反乱が起きそうだ。


 ご飯を済ませると、狩りの用意しつつ。見舞いしに行くつもりで、アーバインの冒険者ギルドに向かった。









 冒険者ギルドに到着すると、受付カウンターに行き受付嬢に尋ねる。

 周りは相変わらず熱気に包まれているが、空々しい元気でどことなく不安な様子だ。


「あの昨日怪我をされた方でセルフィスさんという方なんですがこちらに着ませんでしたか?」


「その方達でしたら救護室におられますよ。面会されるのでしたらどうぞ。えーと・・・ユウタさんですね? 職員に案内させますね」


「? ・・・ありがとうございます」

 

 何だろうこの違和感。

 一瞬なにか気がついた様子だったギルド職員の人に案内してもらうと救護室に向かう。

 元気にしているだろうか。

 ドスさんたち。

 昨日は、あれだけの傷を負っていたのでどうなっているのか心配だ。

 人なんて何が原因で死ぬのかなんてわからないわけで。

 ギルド内の薄暗い長い廊下をあるくと、その場所に到着した。


「ユウタさんこちらが救護室です。お入りください」


「ありがとうございます」


 案内してくれた職員が、手で誘導してくれる。

 ガチャッと音をさせてドアを開くと。

 そこには、スールさんPTや冒険者達で溢れていた。

 耳目が集まる。が、両脇の二人にだ。

 俺よりもセリアとモニカに注目が行くのは普通だよね。


「よーユウタ。ありがとな。よくやってくれたぜ。まさか、セルフィス達が助けられるなんてなあ。」


「うっ。・・・うるせえなスール。 でもよ本当にありがとなユウタ。この借りは必ず返すからよ」


「まあ、それより傷のほうしっかり治してくださいね。治ったようで体力の消耗とか見えないものあるでしょうし」


 呪いとか後遺症とかいろいろ検査すべきなんだろう。そのはずなんだけどなあ。みんなピンピンしてる。

 救護室なのに、むしろ祭り状態でうるさいくらいだ。相変わらずこの二人仲がいいな。

 というよりも似た者同士のような?


「それであの質問があるのですが。昨日の少年は一体何者だったのでしょうか。何かわかったことがあれば、教えていただきたいのですが」


「それですが・・・PTメンバーとも話をしていました。結論からいけば、全く未知のスキル・・・森で冒険者達がゴブリンを狩るクエストの難易度はかなり上がった、と見ていいでしょう。支部のギルドマスターとも話あった結果なのですが・・・現状は警告止まりしかできないということです。なんにしろいずれゴブリンは叩かないといけませんからね。今度は遅れを取りませんよ」


「まあ、サワオのいう。人間がモンスターを操ってるっつートンデモ妄想もありえねえってわけじゃないんだろうけどよ。びびってちゃ、始まんねーからな。そいつらごと叩き潰そうぜ」


 スールさんの意見は、ちょっと危ない。

 人間が操るモンスター達を倒さなきゃいけない展開か。

 セルフィスさんは簡単に叩けるかのようにいうけれども、武装したり罠まで張ってくるようだとそう簡単に殲滅出来るのか?

 サワオさんの話を聞くと何も有効な手を打たずに森に冒険者達を特攻させるような・・・そんな気がするのだけれども。


 ギルドマスターにも会って話を聞いてみたいけれど、こっちも何も有効な手なんてないわけで・・・数の力によるゴリ押し合戦だなあ。


「そうですか、それじゃあ皆さん元気そうで良かったです。俺はこれで失礼しますね」


「おーい、ユウタ待てよ。セルフィス達がこんなんになっちまったんだ。俺達のPTもゴブリン退治に出ることにするからよお」


「は? それは・・・やめておけスール。今すぐ田舎に帰れ」


 うわ言っちまったよドスさん。まあ、その死亡フラグ全開にしてるからねえ。

調子に乗って特攻しそうだし、危ないよね。

 ドスさんが目でこっちに訴えてる。アイコンタクトか。


「でもよ、俺らだって何かしないと格好つかないしよお。何かさせてくれよ」


「うーん、それじゃペダ村で護衛とかお願いできませんか。今、村はゴブリンやらオークやらに襲われて大変なのです。かなり命懸けの仕事になりますが、どうですか」


「おー、それだよそれを待ってました。ゴルはいいからよ。借り返させてくれよ」


「そう言うわけにもいかないですよ。前金で1500ゴル成功報酬で1500ゴル追加でいかがでしょう。」


 財布全然増えてないから結構痛いけど、きちんとしないとな。スールさん結婚すんだろ? もうしっかりしてくれよな。財布とかカスミさん、この人旦那で心配だよ夫婦で大丈夫なのかよ。


「あー、ユウタ。お前頑固なやつだなあ。いいっていってんのにな。断っても、堂々巡りなら受け取っとくぜ」


「スールさんありがとうございます。あっ。休憩所とか用意にご飯は出てくると思いますので、村の人でゴメスさんとかロクドさんに話してみてください」


 ドスさんに目をむけると、静かに頷いた。前線にだしたら、間違いなく死ぬ人だからねえ。

 ゴメスさんやロクドさんに話しないといけないな。家の増築、風呂、窯、塀いろいろできただろうか。

 パンと紙とPOTを売りに町か王都に出てきてもらう必要もあるんだよね。


「それでは今度こそ失礼します」


「また来いよな~。ありがとよ~」


 俺は現金なものだ。仲間が出来たみたいでめっちゃ嬉しくなってた。スキップしそうになりながら救護室を出ると騎士団詰所に向かうことにした。





 キューブステータス サナダ・ユウタ 16才 冒険者 

装備 鋼鉄の剣 チェインアーマー チェイングリーブ 銅のメット 硬い皮のブーツ 対魔術の盾 銅の篭手

オークの弓 オークのワンド

邸宅有り  セリア 人狼 モニカ 鍛冶士

スキル テレポート PT編成

特殊能力 なし         

固有能力( 人形使役(マリオネットハンドル)人形化 (マリオネット )

  ▽

冒険者(アドベンチャー )LV37]市民(シティズン )44村人42戦士 (ファイター )42剣士 (セイバー )42弓士 ( アーチャー)42勇者 (ブレイバー )44狩人 ( ハンター)44魔術士 ( マジシャン)40商人 ( マーチャント)37薬剤士 (パーマシー )37騎兵 (ライダー )37弓騎兵37格闘士 (グラップラー )37英雄 (ヒーロー )37治癒士 (ヒーラー )37料理人 ( コック)37魔獣使い (ビーストテイマー )36付与術士 (チャント )31錬金術士 (アルケミスト )31

木こり16下忍 (ニンジャ )16神官(プリースト)人形使い(パペットマスター)


所持金 33万2千弱ゴル(9万クーポン有)

マッタリ回が・・また続いてます。



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