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ヘタレの異世界無双   作者: garaha
一章 行き倒れた男
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19話 町で会う! (ユウタ、セリア、モニカ、スール、セルフィス、ドス)

 某時刻某空間


「こいつ何回死ねば気が済むんだ? ・・・クソゲー」


「あーまた死んだ。クリア不可能じゃねこれ」


「いいかげんにしろ!」


「苛立っているみたいだね」


「なんだお前か。見ての通り俺は忙しいんだが?」


「そうかい? まあ、僕も遊ばせてもらうことにするよ。姿を見せたのはその挨拶にきたのさ」


「そうかよ好きにしろよ。これホントクソゲー!」








 俺達が、アーバインの冒険者ギルドに移動するとそこは人人人だった。


 まるでコミケのようだってのは言い過ぎだけど最初に来た頃に比べると多い。


 来たときはこんな人はいなかったんだけどなあ。


 ホテルのロビーがパーティー会場になってましたみたいな。


 クラン員の募集もしている。


 デス☆サイズ、海の家、レッドサンズ、向日葵亭、などなど・・・・


 なんでこんないっぱい人がいるのか・・・二人は目立つので一人でカウンターに移動しよう。


 とりあえずギルドカウンターに向かおうとすると、声をかけてくる人がいた。


「よう、ユウタまたあったな」


 死亡フラグのひとだった! あんた帰らんでいいのかい!


「こんにちわ、スールさん。ところでこの人達は一体?」


「あれだよ、ゴブリン退治のクエストとかだろ? お前さんも受けたらどうだい。けっこうな小遣いになると思うけどな。緊急クエストで誰でも受けられるのもポイントだぜ」


 そんな暇はない。いやあるか、忍者についても気になる。


 そして、金策に行き詰まりを感じつつあるし。


 鉱山とか薬草とか採取する必要あるよな。ぶっちゃけ村で儲けようなんて考えは捨てるべきだ。


「あー、たしかに、小遣いほしいです。それよりスールさん結婚するんじゃ?」


「まあなあ。それはそれとしてもちっと稼いでおきたいってのもあるんだ。準備は進めてるけどな」


 とりあえず式するのかわからんけど、済ませてからでいいんじゃないのか。


「おい、スール。お前まだいたのか。早く田舎に帰れよ」


「いやあこんだけ人がいたらな。ちっと商売でもしたくなるのが人ってもんだろ? セルフィス」


 イケメンだ・・・またイケメンPT来た。


 この世界であうPTどうしてイケメンイケガールばかりなのか!


「お前そんなこといってるとよ、嫁さんに逃げられるぞ? 早く田舎に帰れって」


 オールバックにした銀髪に、片手剣と盾か背中に予備なのか大剣を持っているガチムチ重戦士だ。


 重戦士x2に冒険者、魔術師、治癒師、付与術師で男3人女3人か・・硬いPTだな。


「セルフィスのほうこそ、ゴブリン狩りかよ。ランクに見合ってないだろ」


「まあそういうなって、みんなルナ様の応援にきたらもう終わってたんで、ひと暴れしようって流れになっちまったんだから」


 着ている装備は相当いい装備みたいだし、ゴブリンさん速攻で全滅か?


「それはそうとよ、スール。そっちの子紹介してくれよ」


「おっと失礼ドスさん、こいつはユウタ。俺たちのPTを助けてくれた将来有望な冒険者だぜ」


「初めましてユウタです。駆け出しの冒険者ですがよろしくお願いします」

 

 凄い貫禄のある人だ。プレッシャーを感じる。


「君がユウタくんか。俺はドスという、スールが世話になったそうじゃないか。スールを助けてくれてありがとう」


 これまた、白髪をオールバックにした渋い中年だ。厳ついメイスに豪華な盾を装備したフルプレートな重戦士だ。


 PT員を紹介してもらった。


 セルフィスさんドスさんクーさんサワオさんルイムさんナルさんか。


「セルフィス達までここにくるとはなあ。ゴブリン達もおしまいだな」


「まかせとけって。あいつらギッタギッタにしとくからよ」


「油断は禁物だぞ、武装したゴブリン達。侮っていいもんじゃあない。奴らが武装しているということをよく考えろ。特に、オーガ連中。そして、そいつらを裏で糸を引いている者がいれば苦戦もありえるぞ?」


「わかってるって、ドスさん。さっそく、スール達の借りを返しにいこうぜ」


「ならいいが・・・そろそろ準備にかかろう。ではまたな。スール、ユウタ君」


 イケメン、イケガール達は隙がなかった。ほかのPT員も装備が良さそうだ。


「ああそうだ、スール。あまり長居して森に入ろうなどと考えるなよ。見かけたらしばき倒すからな」


「わかってますよ。ドスさん、心配ありがとうございます」


 そう言って去っていった。やっぱりスールさんのこと見に来たんじゃ。死亡フラグのひとだし。


「ふう。セルフィス達は、普段ダンジョン攻略とかでこんなとこには出てこないんだけどな。多分、ルナ様が冒険者募集してるってんでみんな出てきたかんじなんだよ。片付くのが早すぎて見せ場がなかったんだろなあ。それはそうとユウタ、お前さんはクエストか何かしにきたのか?」


 忍者についてきいてみるかなあ。いきなり忍者しってますか? とかうーん。

 

 金策に何かいいものはないのか聞いてみるか? しかし、知ってたらそんなの自分でやるよな。


「それですか、クエストと情報集めにきたんですよ。けどこんなに人がいてクラン募集しているのみると

賑やかになって、いいですよね」


「そうなんだよな、人がいるから儲け話の一つでもないかって思うぜ。ギルド内で売ってないようなアイテムの売買とかなあ。冒険者同士で売り買いもあるし。仲買商人を通していろんなアイテムが飛び交うだろうしな」


 ゴルが少ないから使うに使えないな。儲け話ないんかなあ。


「その、アイテムの売り買いとか仲買商人とかどこにいけば会えるんでしょうか。紙とかパンとか売りたいんですよね」


 ほとんどパンも紙も影も形もないけど!


「へー、そうなのか。商人ギルド内にいる連中か出張しているやつを捕まえるか。アイテムを売りたいなら商人ギルドで話を通すことだな」



 手に入らないアイテムとかきついな。普通に売られていないような武器防具いいよね。


 売り買いゴメスさんに任せてしまうかなあ。全部俺がやるっていうのも無理があるし。


 2ゴルの物を3ゴルで売って1ゴル儲けをだしていくか、どーんと儲け出そうなものに手を出すか。悩みつきないな。


「話変わるのですが、忍者ってどこに行けば雇えるんですか?」


「いきなりだなあ、ユウタ。そうだなあ東方に里があるとか聞くけれど、雇うにはそもそもゴルが大量にいるからな。俺ら庶民にはあんまり関係がないんだぜ。ん、忍者がどうかしたのか?」


 ああ、いややばいスールさんに話をして巻き込むと死亡フラグが発動しちゃうじゃないか。


 どこで雇えるのかわかれば元をたどれるなんておもったけど簡単じゃないな。


「いえ、なんでもないです。忍者って危険な相手がいるんだなと」


 なんとか話を変えよう。


「そうだな、忍者は危険だが対抗するなら【見破り】【直感】【気配感知】使えば楽だぜ。大抵の忍者は基本奇襲だから、破られると弱いらしいがピンキリだろう。盗賊強盗暗殺者忍者ここらへんは大抵数で勝負だって聞くが、どうなんだろうな。忍者の強みといったら、【索敵】【隠密】【高飛び】【壁歩き】だろうなほかにもあるけど斥候としちゃ最高のスキルばっかだし、そう言う意味じゃ強いぜ。

あっカスミ」


いいこと聞けたような気がする。なんか怒られてるぞ、あんまり引き止めてすんません、スールさん。


「それじゃスールさん引き止めてすいませんでした。仲良くしてくださいね」


「おお、またなユウタ。ああっすまねえ、カスミそんなんじゃねえって!」


 すっかり尻にしかれているな、スールさん。がんばれスールさん応援してます。


 冒険者ギルドカウンターに向かう。


「クエストを受けたいのですが」


「ゴブリン退治のクエストですね。えーとお名前をよろしいでしょうか」


「ユウタ・サナダです」


「ああユウタさんですね。噂きいてますよ。ギルドのほうに登録してあります。

最下級のGランクですね。ゴブリンクエのほかにウルフクエや薬草クエなどもありますがいかがですか?」


 なんてこったいつのまに。


「えっと・・・ゴブリンクエお願いします」


 話を聞くとどうやらゴブリン、ベア、ウルフ、薬草クエは無限クエストになっているらしい。

 際限なく行われているのだとか。報酬もクエスト処理数でだんだん落ちていくらしい。

 これまたクエストで金策詰んじゃってるんじゃ。お遣いクエだけはうけないぞ!時間がもったいない。


 ・・・力がないって悲しいよな。


 クエストを受けて回りをみると相変わらず人が多いな。亜人にエルフさんもいるようだ。

 看板もって仲間募集する・・・か?


 仲間を募集しますか?

      ▽  

 はい  いいえ


 ・・・これ以上身がもたない! マジで死んじゃう戦う前にしんじゃうからね。オッサンとかこられてもねえ・・困るし。もっとこう可愛い女の子で頼む。優しさ! そう優しさのあふれているような子がいいな。まあ・・そんな子はとっくに相方捕まえてるよなあ。いきなり好感度MAXで迫ってくる女の子はどこかにいないもんか。イケメン死すべしだろ! くそっなんか悲しくなってきたわ。


 クエストも受けられたので、騎士団詰所に移動しようとすると、セリアは待機するそうなので

 またモニカと二人で待っていてもらうことになった。やはり何かあるんだろうか。

 俺は詰所前の見張り役に話をした。


「こんにちは騎士レオ様かアベル様はおられませんか、面会の取り次ぎをお願いしたいのですが」


「取り次ぎはできない。今は会議中だ、また後にされよ」


「分かりました。あのルナ様に何かあったのですか?」


「! 関係のない者に事情を話すと思うか? 帰りたまえ」


 騎士団員は一瞬引きつった表情を見せた。何かあったんだろうな。たしかに関係がない・・・でも気になるなあ。


2人と合流して領城にいってみるか。

「セリア領城に案内してもらいたいんだけど。」


「了解だご主人様。だが何しにいくのだ?」


「いやどんなところか気になるからさ。」


 まさか潜入してみたいだなんて言えないよなあ。ルナ様の様子を見に行きたいだなんて無謀すぎる。

 出来る出来ないは考えるとして取り合えず見に行こう。



 3人で領城に向かうことにした。



キューブステータス サナダ・ユウタ 16才 冒険者 

装備 鋼鉄の剣 チェインアーマー チェイングリーブ 銅のメット 硬い皮のブーツ 対魔術の盾 銅の篭手

邸宅有り  セリア 人狼 モニカ 鍛冶士

スキル テレポート PT編成

特殊能力 なし


冒険者LV30市民40村人35戦士35剣士35弓士35勇者37狩人37魔術士32

商人29薬剤士29騎兵29弓騎兵29格闘士29英雄29治癒士30料理人27魔獣使い27

付与術士22錬金術士22木こり1下忍1


所持金 33万2千弱ゴル(9万クーポン有)

閲覧・評価・ブクマありがとうございます。頑張れます。



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