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ヘタレの異世界無双   作者: garaha
一章 行き倒れた男
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17話 村で相談! (ユウタ、セリア、モニカ、謎の隊員、ロクド、ゴメス)

 某日某時刻 アーバインの森の中


 目標を確認する。辺鄙な森まで来た甲斐があるってもんだぜ。


「隊長、依頼対象は少女一人なんでしょ? 楽勝ですよ」


 へへへ、殺った後が楽しみだぜ。捕獲出来たら最高なんだけどな。ほかの連中もそのつもりだろ。


「馬鹿野郎、周囲に警戒しておけ。油断は禁物だぞ、無駄口を叩かず気を引き締めろ」


 まーた硬い上司だぜ。


「へいへい」


 美しい獲物だとおもったが。とんでもない化け物だ、体が金縛りをかけられたように動かない。円陣から一斉に掛かかったが


「・・・こいつは怪物だ。」


 その後すぐ目の前が暗くなった・・・。






 午前中 ペダ村


「話はわかった。じゃが本当にうまくいくんかのう。しかし、村人達の恩人に言われては断れんがのう」


 ちょっと半信半疑のようだ。押しの弱さと将来の見通しについて不安そうに言う。


「村長、村人を助けてくれたのです。どうせなら話に乗ってみましょう。ゴルを稼ぐのに農作物では足りないのはわかるはずですよ。このままでは村人から奴隷になるものもでるでしょう。ぜひやるべきです」


 ゴメスさんは、大分やる気になってくれててありがたい。


 絶望的な表情もゴメス商会の話で消えたみたいだ。王都から帰ってきて疲れてるはずなのに元気だ。


 商会を開いてもらわなければならない商人だ。


「私も同意見です。ユウタくんを信じてやってみるべきだ」


 ロクドさんが生き返って本当によかった。アーティの親父さんでもある。


「木材の切り出しと村の家再建をしますんで、皆さんの力を貸してください」


「しかし、森に近寄ればゴブリンたちモンスターが出てくるのではないか? 村人を行かせるには危険すぎる」


 そう危険だ。だからこそやる必要があった。


 森の中をモンスターを放置していたからこそこのような事態になったのだから。


「俺たちで木をとってくるので、こちらで処理をお願いします。村人で村の家を取り合えず作りましょう。木から材料と紙を作り出す方向ですすめます。粘土と石灰は買ってきてあるので、それでセメントをつくって塀作りしましょう。モンスターのほうも、俺らでなんとかします」


 セメントが厳しいかもしれない。窯がないからな・・。


 セメントについて使い方作り方を説明する。3人でモンスターは倒すか。


 木材搬送はゴメスさんにお願いしておく。木材を運んできたら建て直しである。


「そこまでしてくれるとはのう、改めて村人一同を代表して礼をいわせてもらいたいのう。ありがとうございますじゃ、ユウタ殿」


 恐縮しているようだ。話はまとまったとおもう。


 ゲートを出してゴメスさんをPTに加えて森の入口に移動する。


「ん、森の入口であっても警戒がいるな。ご主人様、ブラウンベアか? が1近いな、グレーウルフか? 群れがいるがこちらにくるかどうか 」


「そうだね、3人で木を切り出すからセリアは出てきたら教えてくれ。ベアならモニカいけそうかな?」


「ご主人様分かりました。お任せ下さい!」


 モニカもやる気みたいだ。武器も更新したしいけるんじゃないのか。


 まあそうだなあ、いきなり大量のモンスターに囲まれるのは勘弁してほしい。


 木こりに大工に・・なんでもありだな。まさかジョブゲットしてしまうのか?


 木に借りた伐採用の斧を手したら、ユウタは木こりを獲得した! 木こりかあ。


「早いですな・・・これは森がなくなってしまいそうです。」


 一緒についてきたゴメスさんがつぶやく。それはいいすぎのような気もする。俺より二人が早すぎるから。なんてパワーだ。


「ゴメスさん、道を広げる感じでいきます」


 自身のイベントリにガンガン木材をゲットするゴメスさん。汗だくである。やはり商人には厳しいみたいだ。一緒になって入れるのを手伝う。出し入れが可能で便利ではあるけれど、結局馬車やら荷車のほうがいいのではないだろうか。入れて出すのは持ち主なのだから。死ぬと中身はどうなるのだろう。謎だ。


「ベアがくるぞ! ご主人様」


 ありがたい、警戒してくれてたようだ。ブラウンベアが出てきた。普通に熊だ。帰還用ゲートを出す。


「モニカ、ベアを頼む。ゴメスさんは村に戻って家をつくって下さい。」


「了解です、ご主人様。」


「はあはあ、わかった。ユウタくん、あまり無茶はしないでくれたまえよ。」


 木材伐採しながらモンスター狩りかあ、セリアなら楽勝なんだろうけど、モニカのLV上げってことで我慢してもらおう。


「えーい!」


 渾身の力を込めてベアを殴りつける。攻撃を盾で受け止めながら殴りまくっている。


「いい相手のようだな、ご主人様」


 モニカがメイスで危なげなく撲殺した。剥ぎ取ってベア肉x1とベア毛皮x1がゲットだ。


「ご主人様やりました!」


「やったな、モニカ」


 俺のセリフとられた! まあいいけど・・・こんだけ音させてたらどんどんモンスターくるよな。


 モンスター以外も来たりして・・・大変なことならなきゃいいけど。


「これは・・・ウルフか? 15ほど接近してくるがどうするご主人様」


 数が結構多いなあ、しかし昔の俺ではない!


「ウルフがくるタイミングと方向を教えてくれ。魔術でなんとかするから」


「分かった。ご主人様あちらの方向からだ、1分後におそらくくるかと思われる。」


 ゆったり出てくるグレーウルフの群れ。【ウィンドウォール】と【サンダー】でガッツリいただきました。


 ぞろぞろ出てきても的でしかなかった。風の壁で守りながら、先頭から出てくる順に倒していった。


 この連携。使いどころさえ間違えなければ、強力な気がする。ゴブリンにメイジがいなけりゃなあ。


 ウルフ肉x15とウルフの毛皮x15ゲットした。MP回復薬も飲んでおく。


「ふう。」


 一息つくため、一人で切り株状な椅子にテーブルを用意する。オヤツに手拭い、水やら用意した。


 二人はどんどん木を切り倒してくので、ちょっと考えないといけないな。


 これだけ派手な音をさせているので、モンスターホイホイである。とんでもないのがきたら、逃げよう。


「ちょっと二人共休憩にしよう。オヤツはあんまり期待しないでほしい。あと汗はこれで拭いてくれ」


「ご主人様ありがとうございます」


「ありがとうご主人様」


 二人とも気持ちよさそうに拭いている。


「!・・・この気配忍者だ。やっかいな相手だぞご主人様! これは・・・10、11、12か・・ご主人様とモニカは逃げろ、私はここに残る」


「セリア? 敵か?」


 セリアが逃げろって言う。そんな強敵なんだろうか。セリアが姿を消してしまった。


 追うべきか・・逃げろという。逃げるべきなのか?


 やれるだけやってテレポートで逃げるか。


 イベントリから馬をだして用意するとモニカに乗ってもらう。


「モニカ、馬にのって逃げよう」


「あのご主人様。セリアさんは・・・」


「大丈夫だと思う彼女なら。それより2人乗り大丈夫?」


 おびき寄せよう。出てくれば倒す。森の中で忍者相手とか無茶だからな。セリアが逃げろって言うんだから何かあるんだよ。


 忍者がどのくらいくるかわからないけれど。


「頑張ります!」


 いい返事してくれた。森から相手が出てこないようだとこのまま振り切ろう。


 出てくるなら狙い撃つ。相手次第だけれどこっちにくるなら好都合だ。


「うーん、モニカ。忍者来ているとおもう?」


「ご主人様わかりません」


 気配を感じられるのもセリアだからだろう。


「忍者たちが、出てくるまで森の外まで逃げよう。連中がでてこなけりゃまた考える」


「わかりました。ご主人様しっかり掴まってくださいね」


「ああ」


 逃げながら道を見ると人の影が・・・なるほど。隠れているのか?


 見破りのスキルはあったようなないような。勉強不足だ。


 【ファイアウォール】をだして火だるまにした後弓で片付けた。


「セリアの言うとおり本当にいたな」


 6人くらいか? そして爆発するってびっくりだ。


「ご主人様そうですね。やられた忍者って自爆するときいたことがあります。セリアさんが、忍者から逃げろってこういうことだったんですね」


「接近戦で自爆されてたら・・・死んでいたかもしれないな。セリアを迎えにいかないとなあ。地面の影に気を付けよう」


「ご主人様わかりました」


 武器が残っているな。つかえそうな忍者武器を拾う。忍刀x2苦無x10かイベントリに突っ込む。


 ばらまかれている苦無を集めているひまは無さそうだ。


 ユウタは忍者を獲得した!


 新しいジョブゲットだ。


 警戒しながらセリアと合流しよう。





 


 森の木々に紛れて追跡してくる忍者達は完全に包囲しているようだ。ならば。


「お前たちの狙いは私なのだろう? 出てきたらどうだ。出てこなければなければ・・・こちらからいくまでだ。」


 影たちは私を取り囲む。必殺の陣のようだ。


「ほおう自信満々だな女・・・ならば死ね」


「・・・やれ」


 7つの影と交差する。立っていたの一つだった。


「誰に頼まれた? ・・・」


 相討ち覚悟か・・いい覚悟だった。距離をとって話かける。


「馬鹿め、答えると思うか? ゴフッ。・・・・」


 倒れた忍者の言葉と同時に、忍者たちの体が爆発する。


 中忍1下忍5か、ご主人様たちには荷が重い。早く追いかけなければ。無事逃げおおせただろうか。


 逃げずに戦ったならば、最悪の展開もありえる。急がねば、ご主人様やモニカが危ない!





 キューブステータス サナダ・ユウタ 16才 冒険者 

装備 鋼鉄の剣 チェインアーマー チェイングリーブ 銅のメット 硬い皮のブーツ 対魔術の盾 銅の篭手

邸宅有り  セリア 人狼 モニカ 鍛冶士

スキル テレポート PT編成

特殊能力 なし


冒険者LV30市民40村人35戦士35剣士35弓士35勇者37狩人37魔術士32

商人29薬剤士29騎兵29弓騎兵29格闘士29英雄29治癒士30料理人27魔獣使い27

付与術士22錬金術士22木こり1下忍1


所持金 33万2千弱ゴル(9万クーポン有)

閲覧・評価・ブクマありがとうございます。頑張れます。



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